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季節外れの開花

名古屋は8月は平均気温が観測史上最高でしたが、9月に入ってからは適度な秋雨で昨年よりは気温が低くなっていますとはいえ、5年に1度程度の高い平均気温ではありますがしかしながら、所変われば様子も変わりまして、東北地方では8月は過去最高水準の高温、9月は残暑の非常に厳しかった2012年に次ぐ高温となっています秋収穫の作物は、気温が高いと熟すのは進みますが、その分養分を必要とします。長梅雨で根が弱ったところに秋の高温は栄養不足を引き起こし、樹勢・草勢の低下とともに病害虫被害の拡大を招きます。特に今年は暖冬の影響で虫が多い年ですので、収穫まで防除をしっかり行うことが大切です。農薬の薬害軽減および養分転流の促進に、リーフアップバリア500倍液の混用もお忘れなくちなみに、混用には少量で問題がないか確認してから行って下さい。

また、こういう天候になると「土作りの差」が大きく見え始めます。土作りが出来ていないと収穫間際には根が弱り、養分補給などの対処をしても、反応が鈍かったり、まともに吸収できなかったりします吸収できないとチッ素やカリなどの養分が流亡し、環境汚染に拍車をかけてしまいます地球の環境保全のためにも、根づくりは有効なんです

さて、ミズホの試験圃場があるミカン園地では、11月下旬の収穫に向けた品質向上の葉面散布が始まりますレシピはPフォスタリーフA液材リーフアップCaまたはリーフアップバリアの各500倍液の混用です。これを10月中は隔週で、11月は毎週葉面散布します。余力があれば10月から毎週でも問題ありません。この仕上げの葉面散布によって、光合成を促進して酸を糖に転化させ、リーフA液材でコクを高めます。

そんな葉面散布作業をしているとき、季節外れに花が咲いている枝を見つけました。(水不足の葉が写っていてお恥ずかしいですが)この樹は今年の春、カミキリムシにやられていた亜主枝を切断しました。その影響で樹が乱れて秋に咲く花が出てきたんだと思います。疲れた体を季節外れの花に癒されました。そのあと、すべての花をそっと摘んでおきました

2020.10.02|ブログ,時事,果樹

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