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ジャガイモのそうか病

おはようございます

今年はジャガイモ、タマネギの値段が高いと思いませんか?
産地の不作で、値段が上がっているようです。
値段が高いなら作ってしまおうと考えるのが、ミズホの社員。

今年は自分の畑にジャガイモを植えてみようと思います。

ジャガイモでよく出る病気が、そうか病です。

写真はそうか病と思われるジャガイモの写真です。

そうか病菌は、一般的な土壌病害菌とちょっと違います。
多くの土壌病害菌は糸状菌=カビですが、そうか病菌は『放線菌』です。
放線菌は良い菌も多いのですが、そうか病菌は悪さをする放線菌です。

放線菌は土壌のpHが中性~弱アルカリ性(pH6.5~)で活発化します。

一方で、放線菌は酸性、強アルカリ性を嫌います。

ジャガイモの土作りで生石灰をたくさんまくというお話しをよく効きますが、これは土壌pHを強アルカリ性にしてそうか病菌の活動を抑えるためと考えられます。
また、そうか病対策資材として、土壌を酸性にする資材もあります。これは土壌pHを酸性(5.0~5.2)にしてそうか病菌の活動を抑える資材です。

ここで
そうか病対策のために、両方を使ってしまうというお話しを時々聞きます。
これはNG
アルカリ性にする資材と酸性にする資材を両方使ってしまうと・・・土のpHが中性域になって、そうか病菌が活動しやすいpHとなってしまいます。
また、土を強アルカリにしてしまうと、様々な栄養分が土の中で溶けにくくなってしまいます。
栄養分は水に溶けてから植物に吸収されますので、強アルカリにしてしまうと栄養分が効きにくく生育が悪くなってしまいます。
以上から、ジャガイモを作る時は土を酸性にするのがおススメです
土を酸性にするのによく使われるのは『米ヌカ』です。
生の米ヌカだと障害を起こすことがありますので、バクヤーゼと米ヌカを一緒に混ぜると良いです

ちなみに、こちらもよく聞かれます。

そうか病になったジャガイモは食べられますか?

皮を厚く剥いてしまえば大丈夫食べても問題はありません。

ジャガイモの定植は2月から始まります。
今は土作りの時期ですが、間違った土作りをしないようにしましょう!!

2022.01.12|ブログ,畑作,病気・障害・害虫

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