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バナナの木の周りには厄介な虫がいっぱい。でも来年は?再来年は?
ミズホのアグリ部ではバナナを栽培しています。実をつけられる1本の他、13本の木が生育半ばです。将来、安定して販売できる量になりますように・・・。そして木の周りを観察していると可愛い奴がいました。緑色でも茶色でもなく灰色のカエルとはかなり珍しいですね。珍しくて思わず撮ってしまいました。(ピントが若干あっていないのはご愛敬)アグリ部のリーダーWさん曰く「こいつはハエなどの虫を食べてくれるから助かる」とのことです。さて、そんな可愛いカエルは残念ながら写真の一匹しか見つけられませんでした。だからなのか、たくさんのハエが黄色のテープのトラップに捕まっていました。もっとカエルが増えてハエを食べてくれないかな・・・。
こんな時に思い出すのが、イタリアの数学者ヴィト・ヴォルテラさんの話です。彼は第一次世界大戦後にアドリア海のサメがやたらと増えてしまったことに気づき、「戦争中は皆が軍艦を怖がって漁に出ず、サメの餌となる小魚を取らなかったからサメが増えたのでは?」と考えたそうです。その予想はあたりで「①小魚が増えると、小魚を餌にしてサメが増える。②そして餌の小魚が減るとサメが飢え死にして、また小魚が増える。」という繰り返しが永遠と起きることを発見したのです。
このヴォルテラさんの発見はカエルとハエでも同じことが言えます。ハエがいっぱい飛んでいたら次の年にはカエルに食べられ、少なくなると予想されるのです。ここでハエを農薬などで全滅させてしまうと、それを餌とするカエルの運命は・・・。考えただけでも恐ろしいです。(-_-;)ミズホは農薬に頼らず色々な生物とともに頑張ります!