ここ数日の昼間はぽかぽか陽気が続いている名古屋です寒い冬の方が好きな私にとって、この春めいた陽気はあまり好ましく感じられませんこのままあっという間に冬を抜けて暑い春が来るんじゃないかと思ってひやひやしております

さて、物価が上昇していることもありますが、お米・野菜・果物、全て高くなってますねこれまでが安すぎた一面もあるのでしょうが、ここ1～2年で急に上がってきた印象で、お財布に厳しいですこれで生産者の方々が潤ってもらえればいいのですが、生産者に話を聞くとあまり収入は変わっていないとのこと。じゃあどこが値上げ分を取っているのかというと、仲卸や小売りになるそうです。人件費や光熱費も上がっているので仕方がありませんが、みんなの食糧を作っている生産者に少しでも多く還元できるように、出来るだけ産直など生産者に近い所から購入するようにしています

話が脱線しました野菜や果物が高いのは、先ほどの面もありますが、単純に収穫量が少ないという問題があります。今、出荷されているのは昨年秋ごろから栽培が始まった野菜、昨年産の果物になりますが、残暑厳しく定植後の生育不良、定植以降の雨の過多による生育不良を今も引きずっている形ですこれだけ栽培環境が変わっているのにもかかわらず、これまで通りの栽培をしている所が多いためです。化学肥料一辺倒、暦通りの栽培方法は、現代の生産現場では通用しなくなっていますそれにいち早く気付き、有機主体に切り替えている生産者や、土作りの重要性を再認識した生産者にとって、この高い価格が追い風になっています

今年は太陽が極大期の予想ですので、今年も栽培現場は難しい舵取りを要求されるでしょう環境の変化に合わせて栽培方法や考え方を更新されている生産者にとっては、益々飛躍の年になるかと思いますし、そのような生産者を応援できるようにしたいものです