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「キュウリが困った」という場面にて
先週訪問した栃木県某所のキュウリ屋さんの何軒かのハウス、
生育状態が、良いところ、そうでもないところ、「困ったところ」色々。
訪問したこの日(3月17日)は、最高気温が20℃を超え快晴。汗ばむ陽気を通り超えて暑い。日照時間は11時間。
しかし、その1週間前(3月10日)は、最高気温は6℃に届かず、最低気温はマイナス、雪も降った。日照時間はゼロ。
そしてその1週間前(3月3日)は、最高気温は16℃を超えたが、最低気温はマイナスだった。日照時間は11時間あった。
何が言いたいか?
そうです、目まぐるしく、「激しい寒暖差」です。
ハウス内の通風、温度、気温・地温ともに、朝昼はもちろん、夜の温度にも、小まめな管理が求められます。
「水をやる」、その量も、これだけの気温・日照量・そしてハウス内の湿度に大きな差があると、細心の注意を払わねばならない。
しかし、、
それが出来ていないと、こうなる。
では、ここから、どのように挽回するか?
キュウリは、乾燥を嫌いますが、排水性が悪い圃場も嫌います。
そして、良品・多収・長期獲りには、「根の活力と、健全な葉、光合成能力の維持・向上」が欠かせません。
「Mリンは使ったことないけど、Mリンさん、何とかなりますか?」
現地では
① たっぷりと水をやる。
② 換気・暖房・カーテン活用など、適正な温度管理に努める。(昼間は20~25℃、夜温は14~15℃を意識して、地温は20℃以下にしない)
③ 急激な温度変化はさせない。0.5℃~1℃ずつ改善する。
④ 並行して、養分の補給・根の活力回復・更なる障害・病気の予防
ちなみに、今回の「Mリン処方箋」としては、
<葉面散布は>
栄養補給として、微量要素を含むアクセル役の「リーフアップN」と「リーフアップV3」の各500倍液の混用散布を
<かん水時は>
バイオ根助1000倍液の混用を
緊急措置として、ご提案しました。
MリンPK液肥の素、アミビタゴールド、サンレッド等の資材の使用の前に、まずは、回復措置を。
2016.03.25|ブログ