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新入社員の夏野菜栽培 其の9
名古屋では8月25日あたりから雨天曇天が多く、急に涼しく秋らしい日々となっています農業関係者にとって、秋と言えば収穫の秋、しかし今年は月見も大きなイベントとなるようです9月8日は中秋の名月、9月9日は今年三回目のスーパームーン当日晴れていたら夜は空を眺めて、優雅に過ごしてみたいと思います
さて、前回食用ホオズキの収穫まで追った栽培日記ですが、今回はナスの更新剪定後について書いていきます。
更新剪定後、ナスが新葉を芽吹かせていたのはよかったのですが・・・パプリカにも青枯れが発生しました毎年のこととは言え悲しい限りです・・・菌がいるのが分かっていても対応できないふがいなさを感じました・・・。
こちらはパプリカの茎で青枯れ菌を確認した写真です。
青枯れ菌は、感染した作物茎の根に近い部分を切り取って水につけると確認できます。写真に白いもやのようなものが見えるでしょうか。それが青枯れ菌です以前、トマトが青枯れ病でダメになったときにも同じ確認作業をしたのですが、写真撮影には失敗しました。今回は記録に残し、来年も同じことの繰り返しにならぬよう、しっかりと対応を考えていきたいと思います
日照不足や雨の多い時は虫や病気が増えるもので・・・オクラに水を遣っていたら、なんだか葉の形がヘンテコなことに気付きました
あれーオクラの葉ってこんなにスリムだったかしらんいえ、そんな訳はありません。これはハマキムシ(ワタノメイガ)の仕業です。葉が筒状に巻かれるのが特徴的で、被害が出たらすぐに分かります。
別アングルからもう一枚。巻かれた葉の中に糸状のものが張り巡らされ、そこに幼虫のフンとおぼしき黒い粒粒があるのが見えます
発生が多いときはほとんどの葉がこの状態になり、葉が食べ尽くされてしまいます。露地栽培では比較的多くみられる虫害で、出来るだけ発生初期に防除を行うのがポイントです。ハマキムシによって葉の面積が減り、光合成能力が低下したことで、鉢植えのオクラの生育がピタッと止まってしまいました
今は物理的に除去し、新しい葉のため硫安と苦土入りMリンPKを施肥して様子見ですが、そろそろ夏野菜栽培の引き際を考えなければ、と思う今日この頃でした
前回の栽培日記はこちら
2014.09.08|新入社員奮闘記