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イチゴ屋さんが話す、イチゴの光合成 のナゾなど
3月月末某日、群馬県のコンニャクイモ栽培の大農家御一行が、奈良県・三重県を経て、早朝の伊勢湾の海をフェリーで越え、愛知県渥美半島においでになりました。
関東甲信越&静岡県の地区担当のワタクシですが、この日は「愛知のこだわりイチゴ屋さん」・安田農園さんをご案内いたしました。
安田さんは、このブログでも、また弊社「機関誌」でも何度もご登場頂いている「イチゴ篤農家」と言われるお方。
一方の群馬県昭和村のコンニャク大農家「U」社長もまた、栽培技術に関しては長けておられるのですが、実はなんと数十年前は「イチゴ農家」もやっていたことが判明(驚)!
御一行お三方が「いちご狩り」を楽しむどころか、即席「イチゴ栽培技術 & Mリン資材等の 情報交換会」になりました。
もう、ここで安田農園さんのご紹介話は(何度もされてきましたので)割愛させていただきますが、何度話してもよいのは、「美味しいイチゴ」の話。
むろん、高栄養状態の樹勢バランス、高い炭素率レベル、根の活力、リン酸の効かせ方は言うまでもなく、午前中に一番活発に行われる「光合成」の話にも話題が及んだところで…
安田さんから
「イチゴが美味しい状態って知ってるよね」
(ワラワラ群がる他の沢山のお客様)
「この「ガク」が上がっているイチゴ!」
(知ってる知ってる)
「美味しいイチゴは、赤くなる前から、「ガク」が上にあがっているからね!」
「赤くなるまでに、まだまだ栄養を溜められるんだよ、だから甘い!」
(ウンウン、そうそう)
「じゃぁ、なんでか知ってる?」
(ん? んん? んんん????? それは栄養分が…汗)
「実はね、この「ガクの裏」で「も」、光合成しているんだよ」
「単に果実を守っているだけじゃなくって、この「ガクの裏」の光合成機能を働かすことで、更に糖度を乗せられる」
「だから、美味しいイチゴ・甘いイチゴは、ガクの表より裏のほうが葉色(の緑)が濃いでしょ」
(へぇぇ~~!!! )
主の声のもとに集まってきたお客様一同、驚!
「このイチゴを作るには、ミズホさんのMリン葉面散布資材・Pフォスタが必要なんです!」
(一同、キョトン)
☚ 急に肥料会社名と資材名が出たからね。。。
イチゴ栽培の教本や、どこかの偉い様が書いた「論文」にもない、「イチゴ屋さん」の生の声。
伊達に糖度30度越えのイチゴを作らない御仁ですね。
食べたらやっぱり違う、↑ の2枚目の写真のイチゴの味度と糖度。
その場に居合わせたお客様が、Memoしていたのは言うまでもありません。現場第一主義。これからも生の声をお届けしつつ、しっかり技術論も紹介していきます。
<おまけのくいず>
Q 読めますか?
① 「萼」
② 「蔕」