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暖地普通作の穂肥前診断

学生が夏休みに入りましたね出勤時の電車の込み具合もだいぶマシになりました。とは言え、まだまだ込み込みで座れませんが

さて、暖地早期作、中間地早期作、中間地普通作、寒冷地、中山間地、暖地普通作と田植えが進んでいきまして、今は6月中下旬植えの暖地普通作の穂肥診断の時期となってきていますイネの生育は早いもので、あっという間に分げつや展葉が進みますので頼もしいものです

こちらは九州北部の6月15日頃田植えのイネで、35日ほど経過したところです。きれいな開帳型で浅植えを意識されているのが分かりますね間もなく中干しに入るとのことですが、定植からここまでで田面にヒビが入る程度の軽い干しを2回もされているそうです(ヒビ割れが見えますね)。

調査のために引き抜いた株です。諸事情で荒く引き抜いたため細根が切れてしまっていますが、きれいな白い根や新しい旺盛な分げつ根が見えますね有効分げつ数を数えたら26本あり、坪茎数も十分に確保できています。あとは中干で無効分げつを無くし、茎揃いを進めていくことになりますね

 

この方は順調に栽培されていますが、天候や思ったように肥効が出ずに順調でない方もいらっしゃいます。が、まだ間に合います出穂前または出穂後のMリンPKで粒数や粒張り向上させ増収・食味向上を狙えます。倒伏が危ぶまれる株も、硬くなり、倒伏しても起き上がってくる事例がたくさんあります。

またここ数年で使用者が急増した「出穂前後のPフォスタ葉面散布」もまだ間に合います粒張り向上、登熟促進に効果大で、効果が良いため多くの方に広がってきました。最後のひと手間を掛けられる方はぜひお試しくださいポイントは2回散布です。1回の散布では天気や環境に左右されて目的の効果が見えにくい場合がありますので

真夏の暑い時期です、くれぐれも体調に気を付けながら作業を進めて下さいね

 

2022.07.29|ブログ,時事,稲作

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