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ミカンの着色ムラ

シルバーウィークもどきがあった9月4週と、その前の9月3週の二週間。ミズホがある名古屋では秋雨前線の影響で曇りと雨が続き、気温がぐっと下がりました朝晩は20℃まで下がり、半袖では肌寒いと感じたほどです。内心では、今年の秋は長いのかなと喜んでいましたがところがどっこい、9月5週になり天気に恵まれると、温度急上昇一気に5℃も上がる中、晴れた日を見計らってミカン園のお手入れに行ってきました

ミカン園地に行って、見て、気付いたことが、樹によって着色にバラつきがあります

 

ミカンは気温が低くなると着色を始め、愛知県では一般的に9月上旬から着色期に入ります。また、「成熟期(10~12月)まで樹体の窒素成分が高い状態だと、クロロフィル(葉緑素)の分解が進みにくい」という特徴があります。つまり、樹勢が強いと着色が遅くなるということです。

問題の窒素成分ですが、8月上旬にバクヤーゼKをまいています。また、バクヤーゼKの窒素消化をスムーズにするために、苦土入りスーパーMリンPKを8月上旬と下旬に施肥していますが、9月中下旬の予想外の日照不足で、窒素消化が滞ったこともあり、樹体の窒素が高い状態(樹勢が強い状態)にあることは確かです。

これらより、着色ムラが起こった理由は、同じように施肥していても樹の年齢や状態、根の状態によって吸収量や消化量が異なるため、と考えます。これを今後の施肥量調整や根作りに活かしていこうと思います

2016.09.28|果樹

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