株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
イチゴの石灰欠乏
先週、関東地区の某所、イチゴ園にて。
一般的に言われている「暖冬」の影響で、「非・Mリン区」のイチゴは、徒長気味に生育中。
「花梗枝」も細いですね。
「味のり」「糖度」も今一つとの事。
もっと、果実のシマっている、糖度だけではなく、味の乗りが良いイチゴにしたいという生産者。
「MリンPK液肥の素」のカン水をし始めました。目的は窒素過多の解消です。
歩みを進めると、おやおや…
窒素過剰および、カリ過剰と若干似ていますが、石灰欠乏では新葉が淡色化するので見分けられます。
ちなみに…
<石灰欠乏が発生しやすい条件>は
(1)窒素過多や、カリ過剰で、石灰吸収が抑制される時。
(2)過乾燥条件になった時
(3)根の活力低下の時
です。
こんな時は、
リーフアップCa + Pフォスタ(各500倍液)の葉面散布をお勧めします。
速効的に、石灰の補給、窒素過多解消を行います。
そして、
状態を見て、リーフA液材(500倍液)の葉面散布をしましょう。
目的は、栄養補給とダニ対策にも効果があります。
それでは、今日は、さらっと失礼します。ごきげんよう。
2016.03.02|