株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
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新入社員の夏野菜栽培 其の5
こんにちは。名古屋では半袖で過ごす毎日となりました。梅雨はどこへ行ったのやら…
梅雨は作物にとって悪影響を及ぼすことの方が多いようです。会社の畑も例外ではありません。先輩の経験と知恵、弊社資材、そして経験の浅い私の直感で乗り切ってみせます
さて今回は、夏野菜復活後の報告です
トマトが折れ、オクラが弱り、またトマトが折れ…先輩に助言を頂きつつ、トマトもオクラも何とか復活これでやっと安定だと思ったのは甘かった…。
この夏野菜栽培を始めるにあたり、野菜種別ごとに元肥を計算し、耕起の際に混ぜ込んでいました。しかし定植時、元気に育って欲しいとの思いが空回りし、魔が差したのでしょう
[MリンPK]を株元に少し与えるつもりが、ドバっと与えてしまいました
その結果がこの状態です。
1:リン酸が効き過ぎたミニトマト
2:リン酸が効き過ぎたナス
リン酸が効きすぎて成長が抑制されてしまいました
先輩方が「Mリンは良く効くから、使い方を間違えると大変なことになる」と言っていたのを目の当たりにしたわけです。
ミニトマトにおいては頂点で花が咲いていて、これを「かんざしを挿す」と言うそうです。Mリンでない通常の場合においては肥料切れのサインですので、このような状態にしてはいけませんよ(と、かんざしを挿した本人がのたまっております)
ただ、リン酸が効いたおかげで、節間は短く、葉は厚く、特にピーマン・ナスの葉っぱは綺麗な箱舟型をし、地面から仰角45度を向いてピンと立っています。あとは全体がもっと成長していれば理想的だったのですが…いやぁ~勉強になりますね
そんな成長を抑制してしまった夏野菜たちに硫安を施肥し、肥料切れを解消することに。先輩に「ほんの少しでいい」と教えられたことを[忠実に守り]ひとつまみ程度を施肥これで成長が進んでくれればいいのですが…。そして、葉っぱが厚いなぁと観察していたとき、ピーマンに付着したアブラムシを発見
3:ピーマンをすするアブラムシ
リン酸が効き葉が厚くなっているのもあり、苗はビクともしていない様子でした。しかし念のために手で除去。そして耐病性を高めるためリーフアップV1を散布
これで当面は大丈夫でしょう(フリじゃないです)
と、アブラムシなだけに火に油を注ぐ発言をしたところで、今回の報告は終了です。成長が抑制されたことは今後の不安となりますが、土台がしっかりしたと前向きに考えていきます。これで立派な実を生らせてみせます
前回の栽培日記はこちら
2014.06.20|