株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
果実の裂果対策
おはようございます。
台風が去って秋晴れの月曜日です
さて、先週もお伝えしたミカンのお話。
こんな風に横方向に亀裂の入ったミカンを見つけました
主な原因としては水分不足のところへ、急にまとまった降雨などがあった場合。
水分などが一気に実内部へ流れ込み肥大するものの、
皮がその肥大に追いつかないために起こります
ミカンに限らず、糖度が要求される作物では
水分を絞って栽培する場合が多く見られます。
水分を少なくすることで、チッ素の吸収を抑えると共に、
相対的に糖の量を増やして糖度を上げるのが主な目的です。
でもデメリットは収量が犠牲になりがちなこと。
そして裂果が起こりやすいこと。
普段から水分を与えることができれば、収量も裂果の心配もありません。
そしてリン酸を効かせていれば糖度の心配もありません
とはいっても、広大な露地の果樹園で
小まめなカン水というのも限度があります
「こんなに割れたのは初めてだ」
とベテラン生産者。
調べてみると、この地域では7月から降雨が少なく、
10月中旬になって例年の5倍以上の雨が降りました。
異常気象に対して細やかなフォローができなかったことが
我々の反省点です
あと気づいた方もいるかもしれませんが、
この方の作るミカンは皮が非常に薄いです!
薄いから割れやすいってのもあるんですけどね。
皆さんも経験で知ってると思いますが、皮が薄い方が美味しいんですよ
まだ青さの残る実をちぎって糖度を計ってみたところ、なんと14度!
雨続きで糖度が低くなりがちな中でこの糖度はすごいですね。
甘さだけじゃなくて、コクもしっかりとあります。
あとミカンにはつき物の、隔年結果(実が多い年と少ない年が交互に来る)とは無縁の栽培技術!
秘訣はチッ素とリン酸のコントロールにあるようです
脇 賢さんのコメント
ミズホ様
お世話になります。
私は農家でミカンを栽培しています。
しかし、最近、新品種のミカンで裂果が多く発生しております。その対策のためご教示をお願いいたします。
なお、私は神奈川県中郡二宮町に在住です。
よろしくお願いいたします
2017/03/31 09:01:36
滝さんのコメント
やるやんけ
2019/08/31 11:49:34