株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
硝酸態チッソについて
おはようございます。
本日は節分ですね。
「社内で豆まきをしよう!」と若干一名が張り切ってます
しかし、豆まきなんて小学生の時以来してないような・・・
もっぱら食べる専門です
ちなみに大豆は「畑の肉」と言われるくらい
タンパク質が豊富な作物です。
逆に、お米や芋と比べると、
炭水化物が少ないのも特徴の一つです。
作物の成分の話で、最近”硝酸態チッソ”という言葉を
耳にする機会が多くなりました。
化成、有機肥料を問わず、チッソ成分は土壌中で分解され、
硝酸態チッソの状態で作物に吸収されます。
ここまでは、農業を少し勉強した方ならご存知かと思います
この吸収された硝酸態チッソは、作物の体内で炭水化物と反応してタンパク質などになるのですが、
炭水化物が足りないと、硝酸態チッソのまま残留してしまいます。
これは、乳児への悪影響(ブルーベビー症候群)や、
一部では発がん性も指摘されていものです。
硝酸態チッソ含量が高くなる要因として、
①:チッソの過剰施肥
②:多雨
③:日照不足
などが挙げられますが、要するにチッソ過多が原因です。
今のところ農作物における日本での規制はないんですが、
ヨーロッパでは、ホウレンソウやレタスなどで
規制値が設けられています。
今後日本でもそういった方向に進む可能性が高いと思われます。
硝酸態チッソを減らすためには、炭水化物をたくさん作る
=光合成を盛んにする
ということが必要になります。
Mリン農法が一番得意とする技術です。
先日のブログでも紹介したMリンニンジンの硝酸態チッソは
とても低い結果でした
その他、硝酸態チッソは苦味の原因となったり、
鮮度が長持ちしないなどの影響もあります。
やっぱり
「美味しい野菜」=「身体にいい野菜」
なんですよね