株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
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土作りに石灰(?)
こんにちはここ、名古屋はお天気です。
現在、My畑で土作り中です。
米ぬか、発酵鶏ふん、バーク堆肥を入れて・・・
と、思ってバーク堆肥の袋を開けてみたら、堆肥とは名ばかりのほぼバーク状態。
心配なので、バクヤーゼをたっぷり入れて、週末にせっせこ耕しています。
耕していると、よく言われることが・・・
『耕す前に石灰を入れた方がいいよ』
石灰を入れろ!とはよく聞くけど、なんで?
疑問に思ったので調べてみました。
土作りの際に使用するバークや前作の残さなどは、酸性である場合が多いのだそうです。
また、日本の土壌は酸性になりやすい性質を持っているので、酸性になりすぎることも多いのだとか。
有機物の分解に働く『微生物』は主に、細菌と放線菌。
これらは、酸性よりも中性側でよく働きます。
・・・そこで、石灰でpHを上げて土作りを行うと、微生物がよく働くという理論だそうです。
そして、微生物の活動にはチッ素が必要なので、『石灰チッ素』がオススメなのだそうです。
が。
ちょっと待って
『腐食』は有機物が分解されてできます。前作の残さを分解するために微生物のチッ素が必要になりますが、有機物由来のチッ素でないと、腐食はできません。
化学性のチッ素では土作りの本来の目的は果たせないのです。
例えば、発酵鶏ふんの代わりに硫安を入れて耕したら・・・?
土は固いまま。腐食はできないのです。
石灰チッ素のチッ素は化学性。
土作りをして、腐食を高め、保水性と保肥性を改善したいという場合は、ちょっと不向きかもしれません。
家畜糞尿は弱アルカリ性です。
もちろん有機物ですし、発酵したものは微生物も沢山含んでいます。
ミズホとしては、土作りには定番の家畜糞の堆肥が良いと考えます。
土壌分析を行って、pHが極端に低い場合やカルシウムが足りなさ過ぎるという場合は石灰の出番です。
上手に使えば土壌改良材として働く石灰ですが、土作りで必須かというと・・・
どうしても入れなくてはいけないものではなさそうです