『Mリン農法トピックス』は株式会社ミズホのオフィシャルブログです!

株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。

他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。

このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。

ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。

更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)

生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!

> 旧ブログはこちら

「出前講習会」日本全国おでかけミズホ

連作障害とは?(厳密に)

急に冷え込んでいます。
春と秋の気持ちいい季節が、だんだんなくなっているみたいですね。
作物への影響がないと良いのですが

 

さて、先日、元農試の先生に

『ソラマメは連作障害が出やすいのですよね』

と、お伺いしたところ、

『ソラマメは連作障害はありません。それは病気です』

との回答。

『えぇ~

だって、ソラマメは連作障害が出るから5年は同じところに植えないって言うじゃん~

・・・よくよく調べてみると、言葉の使い方が悪かったみたいです

 

厳密に『連作障害』という症状は?

一部の作物では他の植物よりも優位性を保つために、根っこから有機酸やアレロパシー物質を出します。
本来はこの有機酸やアレロパシー物質は、これを分泌する植物には無害なのですが、何年も作り続けていると土に溜まってしまって自家中毒を起こしてしまいます。
この、自家中毒を起こすことを『連作障害』と言うそうです。
自家中毒を起こしてしまう作物の代表的なものが、エンドウマメやアスパラガスです。

私たちは、同じ作物を作り続けることで発生する病気やセンチュウの害も連作障害と言っていますが、厳密にはこれらは『病気』。
正確には、連作障害ではないみたいです。
でも、作り続けることによって発生するのは同じ。
輪作を心がけ、しっかりと土作りを行って有効微生物を増やすという対策には変わりありません。

言葉というのは厳密な定義があるんだなぁ、と勉強になりました。

スイカを続けて栽培すると発生しやすくなる病気対策に、ネギを混植しているところがありました

『続けて栽培すると発生しやすくなる病気』では長いので、『連作障害』と呼ばせてほしいなぁというのが本音です

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

ページの先頭に戻る

ブログ

2014年10月
« 9月 11月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031 

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリーごとに分ける

ページの先頭に戻る