株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
アブラナ科-葉の黄色い斑点の正体
毎日、朝晩は寒い!昼は暑い!
・・・を繰り返しています。
もう、服は何を着たら良いのでしょう
今の気候では、こんな病気が出やすくなります。
アブラナ科の大敵!
白サビ病
初めは葉に黄色い斑点ができ、その後白いサビのようなものが出てきます。
病気のところを拡大したのが下の写真。
菌糸っぽいものが出ています
これは、秋から春にかけて発生する病気。特に、暖冬で雨が多い時に多発します。
アブラナ科の連作をした時に発生しやすくなります。
・・・と、いうのも、『小松菜、ハクサイ、チンゲンサイ、水菜で発生する病原菌が同じ』だから。
この病気の原因はカビ。
活動温度は0~25℃、発芽最適温度が10℃という、今ぐらいの気候が好きなカビです。
水滴上で発芽するので、水はけが悪い場所や風通しが悪い場所で多発します。
対策としては、①密植をしない ②排水をよくする ③アブラナ科を続けて栽培しない ④窒素過多にしない
と、いうことが上げられます。
また、病気が発生した株は畑に残らないようにします。持ち出しが出来ない場合は、地中深くに埋めて下さい。
正確には『連作障害』ではないですが、連作すると多発する病気です。
秋冬野菜ではホウレンソウ(アカザ科)、タマネギ(ユリ科)、レタス(キク科)、ニンジン(セリ科)などがアブラナ科ではない野菜です。