株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
田植えから一カ月以内に干す!
先日、四国地方へ水稲の現地研修に行ってきました
お邪魔した地区では追肥の時期。
「え?もう?」
と思う方もいるかもしれませんが、この地区では4月上旬から田植えが始まり、お盆の時期に稲刈りを行います。
日本の平均的な栽培暦と比較すると、ちょうど一カ月早いといったところでしょうか。
この時期の現地研修では、生育の確認や追肥の量などを判断するのですが、もう一つ重要なチェックポイントがあります
それは、「田干しができているかどうか?」
場所によっては分ケツが終わったくらいに干すよう指導しているところもあるようですが、ミズホではなるべく早期の田干しをオススメしています。
稲の根にダメージを与えるメタンガスなどは、田植えから一カ月もしないうちに湧いてきます。
ためしに田んぼの底の泥を手ですくって匂いを嗅いでみてください。
ドブの匂いがします
ちなみに、下の写真は4月23日田植え。
撮影日は5月24日。
右が田干しをした稲。左が水を溜めっ放しの稲です。
根量が違うのがはっきりわかりますね。
根がしっかりできていないと、美味しい米がとれないのはもちろん、倒伏やイモチ病などの原因にもなってしまいます。
また、早めにしっかり干しておくことで、稲刈り時に機械が入りやすくなりますよー