株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
田んぼに行くということ。
6月になりました。
米作りに関して言うと、ようやく田植えが済み、一段落という方も、さぁこれから田植えだ、という方もいると思います。
いずれにしても「今年も(今年こそ!)、良いコメ作るぞ!」という思いは皆同じだと思います。
でも… 「結果が違う」
では、何が違うのか?
その年の気象条件、圃場毎の土壌環境等もあるとは思いますが、数多くの作り手を見ていると、共通して言える「差」があります。
その一つは「どれだけ田んぼを観察したか?」です。 そして、その「我が子」である「稲」の「生育状態」をどれだけ観察し、その都度、適切な「手」を打ってきたか?
干ばつの時、低温の時、日照不足の時、高温多湿の時、長雨の時、「稲の状態」はどう変化しているのか?
稲は口に出してアピールできません。
「おーい、おとうさーん、今、〇〇な状態だぞー」って、言えません。
田んぼに行くということは「我が子の状態を観察する」ということ。
米作りは「水管理」が非常に大事です。
「水管理」は、「養水分供給」「保温」「雑草抑制」等の生育に影響を与えます。
水を溜めっぱなしにせず、時々落水して水を入れ替える事で、根に酸素供給と土中の有機物の分解を行うことが出来ます。
田んぼは水平ではありません。高い所、低い所があります。
高い所は水が無くなると土が見えてきます。
また、田んぼの土質によっても水の減り方は、全然違います。
1枚1枚の田んぼ、全て頭に入れておく必要があります。
人の田んぼと、自分の田んぼは違います。
人の子と、自分の子は違います。
水見する、田んぼに入る、稲に触れる、根の状態を見る、葉色を見る、分けつの数を数える、など等…。
「我が子」をビデオカメラで動画録画するように、「我が稲」も、その生育状態をよく観察し、記録し「何を欲しがっているのか」をかんがえて、「次の一手」を打ってください。
田んぼに行くということ。もう一度、よく考えて下さいね。
2015.06.01|
藤田 真平さんのコメント
6月13日 本日 岩村町鈴木農機さんでMリン講習会に参加させて頂き、ありがとうごいまいた。
ミズホの藤井様には、水田での現場説明で大変参考になりました。又 まわりの稲に比べ私の田の稲はみすぼらしい限りで、よいのか不安で講習聞きましたが、「わらを作る競争はやめて」との話から倒伏しない稲を 又自分の思う方法を信じ進めることが大切と、気づかされました、後から田へ行き、株数確認しましたが、24株で少ないかな、色は4番かな、硫安を5㎏/反、散布し 未干水のため3日後より干し始めます。
2015/06/13 21:40:33
株式会社ミズホさんのコメント
ホームページおよびブログにまで足を運んでいただき、ありがとうございます。
標準の植え方で、現時点で分ケツが24本あれば十分です。
水田は良くも悪くも周りが見えてしまいますので、遅れてしまうと心配になってしまいますね。
梅雨に入っていますので、焦って窒素を入れてしまうと効き過ぎてしまいます。
気温もありますので、例年より窒素は控えめにするのがお勧めです。
今のうちに干しておくと、水が出し入れしやすい田んぼになりますので、7月に入る前にしっかりと干してください。
2015/06/16 13:25:22