株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
「ダークホース」
週末のハロウィーン騒動が終わり、街は「カボチャイエロー」から「クリスマスレッド」へと装いを変えつつありますね。
一般の人が「カボチャ」に戯れる時期は、年末に向けもう一回あります。
そうです、「冬至」です。
冬至といえば、カボチャとゆず湯。
「冬至にカボチャを食べると風邪をひかいない」なんていうこと聞いたことありませんか?
本来旬は夏ですが、長期保存が効くことから、緑黄色野菜の少ない冬に「カロチン」や「ビタミン」を多く含むカボチャを食べて冬に栄養をとって風邪の抵抗力をつけようとした、先人の知恵とも言われます。
実は、他にも「イワレ」があるんです。
「運盛り」。冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を呼びこめるというイワレ。「ニンジン、ダイコン、レンコン、ギンナン、ナンキン」
…?、ナンキン?
そうなんです。カボチャは、漢字で書くと南瓜(なんきん)。「運盛り」のひとつなんですね。
縁起をかつぐだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきろう!という先人の知恵はこう言ったところにもあるんです。
でも、実は「冬至」の頃のカボチャは「メキシコ産」はじめ輸入もんが多いそうです。
そんな中、「冬至には国内産のカボチャを!」
を合言葉に「秋収穫の、冬至カボチャ」を生産している作り手に出会いました!
先日東京西多摩地区の某農園で関東担当が見つけた、その名も「ダークホース」という品種。
表面が濃い黒緑色のハート形や栗型のカボチャ。
強粉質でホックホク。糖分も高いく、煮物、かぼちゃスープを作るのに向いています。
「ダークホース」…その名の通り、まさに「冬至の時期に予想外の活躍をして番狂わせを演じる」品種のカボチャですね。
ここで、カボチャ栽培ワンポイントレッスン。
カボチャは初期に樹が出来すぎると実が止まらないなど、弊害が発生します。
元肥重点ではなく、「小さく生んで、大きく育つ」よろしく、実肥、玉肥で、しっかりリン酸を効かせましょう!
そうです。MリンPK追肥がお勧めです!
2015.11.02|