株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
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生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
持ってて良かった活性剤
ここ名古屋では、例年は6月上旬に梅雨入りします。気温の上昇に伴って湿度も上がってきたように感じますしかし沖縄の梅雨入りが1週間ほど遅れましたので、名古屋も1週間遅れるかもしれません。
また、今年は台風の発生が遅れていますが、エルニーニョ現象と関係があるようですエルニーニョが発生しているときは台風が多く、その終息とともに台風発生数が減少する傾向があります。気象庁の予報では、この春から初夏でエルニーニョが終息するとされています。今年は台風の発生が遅れ、台風の数も少な目になると頭の片隅に置いておくのも良いかと思います
さて、着果過多のミカン園の様子を見に行った時のことですミカンの方はすくすくと生育ステージが進み、開花を終えて実が生り始めていました。
ただ、相変わらず着果は多いため、整理落果の様子を確認しながら、6月に入ったところで摘果をしていこうと考えています
さて、ここでもう一枚写真を。
葉っぱの上に小さな白い蛾みたいなのがいますね…生理落果するかどうか、枝を軽く揺さぶっていたら、結構な数の白い虫が舞っていました
これは「ミカンコナジラミ」。写真の姿は成虫で、幼虫も成虫も吸汁するので樹勢を弱らせます。また、幼虫の排泄物がすす病を誘発します。以前紹介したカイガラムシも、このコナジラミもすす病を誘発する原因であるため、対応が必要になります。
そこで今回のタイトル「持ってて良かった活性剤」『リーフアップバリア』の登場ですコナジラミのいる現状を見かけ、濃いめの300倍をすぐに葉面散布でたっぷりとかけました同時に樹勢強化のリーフA液材や光合成促進し固く丈夫にするPフォスタも混合しました今後も小まめに様子を伺い、樹勢低下の予防を取りたいと思います