株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
中干しと早期田干しは意味が違う!
おはようございます!
先日、田んぼを訪問した際に・・・
ガスが大量に発生していました。
ちょっとお邪魔して田んぼに入ると、ブクブクっとガスが出るわ、出るわ
集団転作により麦→大豆→飼料米 の後だそうですが、飼料米が1月まで田んぼに陣取っていたのだとか。
飼料米も多肥栽培で、肥料分が残っているのに、残さも分解できていない。
そして、気温の高さ
ガス発生の条件が勢ぞろいです。
たかがガスと侮るなかれ。
周りではせっかく田植えした苗が消えているところが多々見受けられました。
ガス発生→根腐れ→苗消滅
田んぼの半分くらいの苗が消えてしまっているところもあり、ビックリしました。
そんな中、Mリンユーザーさんは 『しっかり溝切り』『しっかり田干し』
苗がなくなることはありません!
早期田干しは、ガスの発生とガス抜きの他に、根を切って新根を出させるという目的もあります。
これから分ゲツしていこうという時期は、根が次々に出る時。
ここで干して根っこを切ると、新しい根っこが出てきて根張りが良くなります。
これに対して、分ゲツが十分に取れた後の田干し=中干しは、過剰分ゲツを減らすためのもの。
根を切って、弱い茎をなくすことが目的となります。
早期田干しをすると葉色が薄く、『大丈夫か?』と心配になりますが、水を入れると葉色が上がりますので大丈夫。
ガス湧きで困っている場合は、是非田んぼを干して下さい。
田んぼが干せない場合は光合成細菌「サンレッド」を100~200㎖/反流し込むと、ガス害対策となります!