株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
ジャガイモのそうか病
おはようございます
そろそろジャガイモの種イモが出回るようになってきましたね。
最近はジャガイモの品種も増え、色々な味が楽しめるようになってきました。
個人的にオススメなのは「トウヤ」と「十勝こがね」です。
両方とも芽が浅いので調理しやすいです!
トウヤは早生。一足早く収穫できます。
十勝こがねは貯蔵に優れる特徴を持っていますので、トウヤ→十勝こがねでリレーするのも良いですヨ
さて、ジャガイモ栽培につきものなのが・・・そうか病
ガッサガサで肌が汚いジャガイモだと、掘るのもイヤになりますよね
ジャガイモがガサガサになるんだけど?なぜ?というご質問もよくいただきます。
悪さをしているのはそうか病菌!
この菌は、土のpHが中性以上で多発します。
作付時に石灰をまくとジャガイモの肌が白くなる と言われていますが、pHが上がってしまうので注意しましょう。
ジャガイモは酸性にも強いので、土のpHは5.5くらいにするのが良いです。
もちろん、しっかりと土作りをするのをお忘れなく
ジャガイモを切って植える方も多いと思いますが、切り口にはMリンPK(粉)をまぶすのがオススメ。
MリンPKは発酵してあるので肥料焼けしにくく、弱酸性・生理的中性の資材なのでジャガイモにオススメです。
今春にぜひ試してみて下さい
nagataさんのコメント
ジャガイモの肌が悪いのは苦土石灰の使い過ぎだったんですね。ありがとうございました。
もう一つ質問があります。
取れたジャガイモが小粒ばかりでお店で売られているような大きさになりませんでした。肥料不足なのでしょうか? また、保存中に腐って嫌な匂いが立ちこめてます。保存方法(収穫時から)教えて頂ければ有難いです。
2020/07/13 14:46:39
株式会社ミズホさんのコメント
コメントありがとうございます。
ジャガイモが小粒との件ですが、肥大期の栄養不足と共に肥料が吸えていない、または栄養バランスの偏りが考えられます。また保存中に腐ってしまうのは、ジャガイモの中に消化されきっていない窒素が残っている証拠です。
肥培管理は、最後の土寄せ時に窒素肥料と、追肥でも効くリン酸肥料のMリンPKをして下さい。
保存方法は一般的な回答になりますが、梅雨入り前に収穫できるように作付け計画をしていただき、収穫後は手で落とせる土を落として洗わずに通気性の良い冷暗所で保管して下さい。
収穫時のキズにより途中腐ってしまうこともありますが、MリンPKによってリン酸を効かせていれば、長期保存しても腐らずにただ萎れるようになると思います。
ご参考になれば幸いです。
2020/07/13 15:08:21