株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
Mリンマンゴー
先日熊本県のお客さんから完全Mリン農法で栽培したマンゴーをいただきました。
早速試食したところ、社員全員が「美味い!」と絶賛
箱を開けたとき、香りが部屋中に充満、
皮を剥くとき、金色の濃密な果汁が垂れ、
口に入れた瞬間、甘味を感じました。
一言で表せないコク、香り、糖度は「15.0」
土づくりからしっかり管理され、糖度、着色を高める為、スーパーMリンPK、MリンPK液肥の素、MB有機肥太クン、アミビタゴールド、Pフォスタを施肥し、丹精込めて作られている農家さんです。
お中元でいただいた慣行栽培品と食べ比べてみましたが、 違いは歴然。
後日、イタリアンレストランのシェフに、このマンゴーでジェラードを作ってもらったところ、シェフ曰く「このマンゴーは、他のマンゴーと全然違う混ぜるときに変色しないし、十分甘みがあるので砂糖を入れる必要がない」と大絶賛されていました
スイカの炭疽病(たんそびょう)
今年は猛暑の予報だったのが、いつの間にやら冷夏の予想になっています
暑さがニガテな人にはいいんでしょうが、
日照不足は作物にとってはよろしくありませんよね・・・
さて、先日こんな症状に出会いました。
スイカの炭疽病です。
実は全国各地を出張して、たくさんの圃場を見せてもらうのですが、
正直、我々のお客様は腕がいいのか、こういった病気に出会うことは少ないのです。
(ホントは資材もいい)
思わず資料用にと写真を撮りまくってしまいました
実の部分にも発生しています。
こうなってしまうと商品価値がなくなってしまいます。
この方は、直前まで順調すぎるくらいだったのですが、
急に雨が降り続いた後に発生してしまったのだそう。
炭疽病などのカビの病気は、チッ素過多や過繁茂で発生しやすくなります。
チッ素過多は葉や茎を大きく柔らかくし、カビの侵入を容易にします。
また、葉が大きくなることで風通しが悪くなり(湿気が溜まる)、
カビが繁殖しやすい環境となります。
健康な葉や茎を作ると同時に、湿気をためない工夫が重要です。
この生産者の場合、密植にして過繁茂になってしまったことが反省点だったようです
過剰なチッ素を消化するためには光合成(=リン酸)の役割が重要です。
MリンPKやPフォスタでリン酸をしっかり効かせましょう
また、お酢やアルコールにはカビの繁殖を抑える効果もありますよ。(リーフアップV1)
松阪牛フン一発稲作
こんにちは。
先日、三重県を周回してきました。
空き時間ができたので、何やら散布している方にお声をかけてしまいました。
散布されていたのは、「カメムシとイモチよけの薬」。
今年はカメムシが多いのだそうです。
そしてお話を伺ううちに、ビックリなことが判明。
『牛フン一発でやってるんですよね(笑)』
な、なな、なんと 元肥に牛フンを入れただけ
『このあたりは松阪牛の地区に入ってるんで、和牛をやっている人が多いんですよ』
しかも、松阪牛の牛フンですか
ちなみに、松阪牛は松阪周辺の決められた地区でのみ飼育されています。
同じ三重県でも鈴鹿は地区から外れていますので、同じように育てても『和牛』になります。
ここの和牛は松阪牛として出荷されます
『でも、台風が来るとべたーっと倒れちゃうんですよ。倒伏防止剤を使いたいくらいです』
そういうときは、MリンPKですよ~。穂肥の時期に入れてもらえば、倒伏防止になります。
あちこち見ていますが、今年は化成の一発で栽培をしているところでは、色がさめてきていて、追肥しないととれないだろうな~という状態が多いです。
ですが、「牛フン一発」とおっしゃる田んぼでは、色はあまりさめてきていません。
牛フンを入れていて、土地が肥えているのかもしれませんね。
有機肥料の大切さを、あらためて実感させられました。
この他にも、「ホルスタインと和牛の育てやすさの違い」など、勉強になるお話をして下さいました
ただの通りすがり者の相手をしてくださって、ありがとうございました。
刈り取り前に台風が来ないことを願っています
ハチミツ採取体験
先週の3連休のことです。
実家の親から一通のメールが。
「ハチミツ採るから手伝って」
はい?
とりあえず名古屋から岐阜の実家へ。
実家の裏山にはこんな箱が。(写っているのは父親です)
木枠が4段ほど積まれています。
テレビで見るような箱とは少し違いますが、我が家ではこんな箱を利用しています。
箱の中がどうなっているかというと。。。
上からミツバチの巣がぶら下がっているような状態です。
この時期は、上から3段目くらいまで巣が大きくなっています。
人間が採取するのは一番上の箱のみ
全部採ってしまったら、蜂が死んで来年以降採れなくなりますから
一段目と二段目の箱の間に針金を通して、巣を切断します。
作業中は防護用の網をかぶっていても怖いです
顔のまわりをブンブン飛び回ります。
切断面はこんな感じ。
切り取った一段目の箱から巣を取り出し、袋に詰め込みます。
袋の下に穴をあけ、落ちてくるハチミツをガーゼで濾して、
煮沸したビンに詰め込めば出来上がり
遠心分離機があればラクなんでしょうが
ちょこっとつまみ食い
蜂の巣から直接吸ってみました。
贅沢な瞬間
鈴木順治商店様 現地研修会
おはようございます。
毎日暑いですね。
暑い中ですが、現地研修会に同行させていただきました!
今回は、なんと!!
鈴木順治商店様の現地研修会です!
軽トラがずらずら~!っと並んで各田んぼを見て周る壮観な研修会なので、社内では同行に憧れがあります
ええ、私にとっては、念願の!現地研修会でした。
軽トラが列を成して行く光景は圧巻で、なんだ!?なんだ!?と注目されます。
そしてこの研修会の面白いところは、他の人の田んぼを見て周ること。
あれこれワイワイ議論しながら、見ていきます。
川一本隔てると、イモチが出るとか出ないとか。
上は水が来ないけど、下は水が豊富に出るとか。
土質も肥持ちも全然違いますね。
そんな中、皆さんは自分の田んぼに合わせた管理をされています。
各田んぼで幼穂を見ながら、成長具合を確認。
穂肥のタイミングと量を確認します。
ところで、上の写真。
イネの葉をキレイにむいて、幼穂を出していますが。。。
やるのは、とっても難しいんです
何回も、何回も失敗して、やっと写真撮影にこぎつけました
とても勉強になり、楽しい現地研修でした