株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
妻沼名物!おおいなり寿し
こんにちは!
今日は2月14日。
チョコレートの日です!
しかし、全国的に雪の模様・・・。
ここ、名古屋でもめったに降らない雪が降り、通勤時間はやや混乱しておりました。
めったに降らない雪に気をとられて、チョコレートを持って来るのを忘れてしまいました
さて、埼玉県熊谷市の展示会に参加していた指導員より、おいしいお弁当の報告です
熊谷市妻沼(めぬま)名物! 『聖天寿し』 =おおいなり寿し です。
これは展示会を主催している販社様から提供されたもの。
現地では有名人気店のおいなりさんで、AM9:00開店でAM10:00には完売するという、超レアものです
わざわざ並びに行って、お弁当用に用意して下さったそうです。
レアものと聞くと、よりやる気が湧いてきますよね
(販社様の作戦かもしれませんが・笑)
やる気、Mリン農法のPRにも力が入ります
今年は全国的に雪が少ない
こんにちは。
東日本では大変な積雪となっているようですね
ハウスが倒壊したなんていうニュースも入ってきています
そんな豪雪にも負けず、この週末に関東出張中の社員が一人。
実は彼が行く先々で豪雪や豪雨が巻き起こり、
社内では「嵐を呼ぶ男」と言われております
実は、週末に雪が降るまでは、全国的に
「今年は雪が少ないね~」が合言葉になっていました。
新潟や東北などの豪雪地帯でも、今年は雪が少ないんだそうです。
積雪がないのは、生活にとっては便利なのすが、
農業にとっては必ずしも良いこととは限りません。
積雪は、土壌の保湿や保温効果があります。
野ざらしの状態での低温や乾燥は、土壌中の微生物を弱らせたり、
果樹などの永年作物では根を痛めることにもなります。
このまま何もせず、例年通りの管理では失敗する可能性大です
失敗しないためにも、春先にもう一度バクヤーゼKで土作りを行い、
微生物を増やしてあげましょう
「嵐を呼ぶ男」から届いた三浦半島のダイコン畑。
近年記憶にないドカ雪なんだそうです
土作りに石灰(?)
こんにちはここ、名古屋はお天気です。
現在、My畑で土作り中です。
米ぬか、発酵鶏ふん、バーク堆肥を入れて・・・
と、思ってバーク堆肥の袋を開けてみたら、堆肥とは名ばかりのほぼバーク状態。
心配なので、バクヤーゼをたっぷり入れて、週末にせっせこ耕しています。
耕していると、よく言われることが・・・
『耕す前に石灰を入れた方がいいよ』
石灰を入れろ!とはよく聞くけど、なんで?
疑問に思ったので調べてみました。
土作りの際に使用するバークや前作の残さなどは、酸性である場合が多いのだそうです。
また、日本の土壌は酸性になりやすい性質を持っているので、酸性になりすぎることも多いのだとか。
有機物の分解に働く『微生物』は主に、細菌と放線菌。
これらは、酸性よりも中性側でよく働きます。
・・・そこで、石灰でpHを上げて土作りを行うと、微生物がよく働くという理論だそうです。
そして、微生物の活動にはチッ素が必要なので、『石灰チッ素』がオススメなのだそうです。
が。
ちょっと待って
『腐食』は有機物が分解されてできます。前作の残さを分解するために微生物のチッ素が必要になりますが、有機物由来のチッ素でないと、腐食はできません。
化学性のチッ素では土作りの本来の目的は果たせないのです。
例えば、発酵鶏ふんの代わりに硫安を入れて耕したら・・・?
土は固いまま。腐食はできないのです。
石灰チッ素のチッ素は化学性。
土作りをして、腐食を高め、保水性と保肥性を改善したいという場合は、ちょっと不向きかもしれません。
家畜糞尿は弱アルカリ性です。
もちろん有機物ですし、発酵したものは微生物も沢山含んでいます。
ミズホとしては、土作りには定番の家畜糞の堆肥が良いと考えます。
土壌分析を行って、pHが極端に低い場合やカルシウムが足りなさ過ぎるという場合は石灰の出番です。
上手に使えば土壌改良材として働く石灰ですが、土作りで必須かというと・・・
どうしても入れなくてはいけないものではなさそうです
硝酸態チッソについて
おはようございます。
本日は節分ですね。
「社内で豆まきをしよう!」と若干一名が張り切ってます
しかし、豆まきなんて小学生の時以来してないような・・・
もっぱら食べる専門です
ちなみに大豆は「畑の肉」と言われるくらい
タンパク質が豊富な作物です。
逆に、お米や芋と比べると、
炭水化物が少ないのも特徴の一つです。
作物の成分の話で、最近”硝酸態チッソ”という言葉を
耳にする機会が多くなりました。
化成、有機肥料を問わず、チッソ成分は土壌中で分解され、
硝酸態チッソの状態で作物に吸収されます。
ここまでは、農業を少し勉強した方ならご存知かと思います
この吸収された硝酸態チッソは、作物の体内で炭水化物と反応してタンパク質などになるのですが、
炭水化物が足りないと、硝酸態チッソのまま残留してしまいます。
これは、乳児への悪影響(ブルーベビー症候群)や、
一部では発がん性も指摘されていものです。
硝酸態チッソ含量が高くなる要因として、
①:チッソの過剰施肥
②:多雨
③:日照不足
などが挙げられますが、要するにチッソ過多が原因です。
今のところ農作物における日本での規制はないんですが、
ヨーロッパでは、ホウレンソウやレタスなどで
規制値が設けられています。
今後日本でもそういった方向に進む可能性が高いと思われます。
硝酸態チッソを減らすためには、炭水化物をたくさん作る
=光合成を盛んにする
ということが必要になります。
Mリン農法が一番得意とする技術です。
先日のブログでも紹介したMリンニンジンの硝酸態チッソは
とても低い結果でした
その他、硝酸態チッソは苦味の原因となったり、
鮮度が長持ちしないなどの影響もあります。
やっぱり
「美味しい野菜」=「身体にいい野菜」
なんですよね