株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
今年一年お世話になりました。
おはようございます。
早いもので、今年最後のブログとなりました
今年は、2月の大雪や4月の増税、夏の日照不足、米価低迷など、
農業を巡っては悪いニュースが続きました
そういった中でも、安定した品質の農産物を、安定した収量確保している生産者がいます。
そしてそれは農業経営の安定化をもたらしています。
ミズホは、そういった生産者を増やしていくのが使命だと考えています。
ただ、それはミズホが一方的に知識や技術を押し付けるものではありません。
生産者と二人三脚で歩むものです。
それには、生産者の向上心、研究心、好奇心が必要です。
もちろん、ミズホも新しい技術や情報を皆さんに伝える努力が必要です。
農業を巡る激動の時代だからこそ、生き残るチャンスがあると思います。
一緒に頑張りませんか?
さて、弊社の年末年始の営業ですが、既にホームページでお知らせしているように、
12月27日~1月6日までお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
では皆さん、よいお年を!
メリー クリスマス!
樅の木 樅の木 いつも緑よ~
今日は、クリスマスイブ
クリスマスツリー(常緑樹)は、冬でも緑を枯らさないことから、強い生命力の象徴になっています。
ちなみに樅の木は針葉樹で、農業界ではバーク堆肥の原料にもなっています。
熟成されたバーク堆肥は、水分や肥料養分の吸収保持力などがあり土壌改良剤として有効です。
しか~し、樹の皮には、ポリフェノール系の有機成分が多く含まれていて、植物の生育に有害な作用を及ぼしかねません
なので、未熟なバーク堆肥を施肥してしまうと、かえって逆効果になってしまいます。
そこで、酵素微生物資材バクヤーゼの出番です
バクヤーゼは、高温で発酵して有機物中の有害物質を分解させ、不活性化させます。バクヤーゼを使った堆肥やボカシ肥を施肥すことで、未熟有機物の有害な作用を防止するのはもちろん、有効菌が増殖することで、土壌病害や障害を軽減できます。
ということで、クリスマスツリーを見かけたら、バクヤーゼを連想して頂けたら幸いです
では、良いクリスマスを
冬野菜栽培への道【第6話】
2014年もあと9日となりました年内のブログ更新も残す所あとわずか。栽培日記はこれが最後となります。さて今年を締めくくりとなる栽培日記はどうなるでしょうか……
カブラハバチの幼虫やアオムシにカブ・コマツナをかじられ、ハクサイも寒さでうまく生長していないことをお伝えしました()ハクサイを鉢へ植え替えした際、作物全体に追肥しました。それぞれの施肥した狙いは以下になります()
【苦土入りスーパーMリンPK】 → リン酸を効かせて光合成促進。葉が虫にかじられてしまいましたので、光合成量の増加を狙っての施肥です。また光合成促進で作物の代謝能力を上げて、健康な作物体にすることを狙いました。
【硫安】 → 作物体を作るのに必要なチッ素分の補給。MリンPKは早く効きますので、それに合わせて速効性のある硫安で補給しました。
【新ボカシ大将】 → 収穫までの長期的なチッ素補給。硫安の肥効が無くなったあとも持続的なチッ素補給を狙っています。気温が低いため少な目の施肥量です。
【サンレッド】 800倍液をカン水 → 根が弱っていたら、折角吸収しやすい形に変化しているMリンPKも吸収できません。根回りの活性と土中の微生物活性を狙います。サンレッドは2日ごとに同倍率で施肥していきます。
そして、追肥をした一週間後。様子を伺ってみると……
こちらはコマツナの様子。食害を受けながらも大きく生長していますちょっと収穫時期を逃した感がありますが、葉にツヤが見られていい印象を受けます。左側の写真にまたカブラハバチがいますね()
こちらはホウレンソウとカブです。ホウレンソウの葉が立っていますが、これはリン酸が効いて光合成をするぞっ()という体制になっている証拠ですね。
ホウレンソウ、カブそれぞれの拡大写真です。写真を撮った時間帯で少し葉色が黄色がかって見えますが、健康な色になっていますカブは一番手前の玉が割れているように見えます。これが青虫にかじられた部分です()
ところで、リン酸が効くと葉の顔色が変わります。下の写真を見てください。
どちらもカブの葉ですが、様子が全然違いますね
右側の写真は、追肥でリン酸を効かせてから生えてきた葉で、左側はちょうどリン酸が少ない時期に伸びてきた葉です。
左側の葉はのっぺりとしていて光沢も少ないですが、右側の葉は葉色が濃いですが、テカテカしていて少し凹凸があります。どちらが元気な葉かは一目瞭然ですね()
あとはこの調子で収穫まで育てるだけですこの冬野菜栽培は早めに終わらせ畑を休ませて、土壌のメンテナンスをする予定です。そちらの方もお楽しみに()
【おまけ】
晩秋にMリンPKでリン酸を効かせた結果、そこから実をつけ、12月になっても実をつけています折角なので季節外れの味覚を楽しもうと思います()
お米の行列!!
皆様、大雪は大丈夫でしたでしょうか?名古屋でも、近年にない大雪に社員一同びっくりしておりました。
被害に遭われた方々へは謹んでお見舞い申し上げるとともに、一早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
**********************
ミズホ創業40周年ファイナル企画!農産物プレゼント
最終回のMリン米をご当選された方々、本当におめでとうございます
先日商品を発送致しましたので、早い方はもうお手元に届いたのではないでしょうか??
全国選りすぐりのMリン米のお味を堪能してくださいね
こちらは発送前のお米が並んでいる様子。
今回お米の詰め替え作業を行ったのですが、お恥ずかしながら私米袋の封をした経験がほとんどなく、インターネットで検索して試行錯誤致しました
素人技なので、プロ農家の方々にお出しするには大変心苦しいのですが…今回たくさんの米袋を縛ったので、今後は困らなさそうです
こんなにたくさんの種類のMリン米が勢揃いする機会は弊社でもなかなかないので、全て並べて大きさや重さを比較することができ、とても良い勉強になりました
1年間続いた農産物プレゼント企画、本当にたくさんの農家様にご協力いただき、心よりお礼申し上げます。
どうもありがとうございました
凍害きゃべつ。「しもふり」と「しもやけ」は全然違う。
こちら、神奈川県・三浦半島の「しもふり」のキャベツ。
このキャベツを見て、よくこの時期のTVショーでは、「葉に栄養を蓄えて、糖度が増して甘くておいしいです!」と言う演者の方もいますが、わかったようでわからない感じですね。
(この件に関しては→ミズホブログ2014/12/05をご覧下さい)
この時期「しもふり」通り過ぎ、「しもやけ」になってしまうと大変。
「しもふりキャベツ」と「しもやけキャベツ」は全然違います。
作物が「凍って」おこる「凍霜害」。作物の耐凍性以下の低温で、細胞内や細胞間隙が凍結することによって起きます。
①植物体の表面で凍結が起こる →②次いで内部に伝達され細胞間隙内で凍結が起こる →③さらに進んで細胞液の凍結して →④原形質破壊、細胞膜破裂が起こって →⑤「凍死」となる。
ちなみに 身近な話で置き換えますと、
「しもやけ」の原因=体温が低くなり、体の血の巡りが悪くなるとおきます。
☆「治す」には= 薬を塗りまくる、血行を良くする。
☆☆「予防」するには= ①体を冷やさないようにする、②基礎代謝を良くする。
☆☆☆「基礎代謝」をよくするには= バランスの良い食生活と適度な運動をする。
「作物栽培」に置き換え直すと
「リン酸」を効かせて、「光合成能力」を促進させること。
「リン酸」を効かせて、窒素コントロールをすること。
「リン酸」を効かせて、細胞を密にして耐病性を強化すること。
もちろん、「リン酸」は、「Mリン」で
寒害を受けた葉は、「腐敗菌」が入りやすくなり「腐り」の可能性が高まります。
もし、寒害にあった場合、樹勢回復を図るために「Pフォスタ」+「リーフA液材」の葉面散布がおススメです。
また、病気予防には、「リーフアップV1」+「キトチンキ」の施肥がおススメです。
チッ素過多(メタボ)だと、軽い霜害でも腐敗が進んでしまいます。
「MリンPK」で「チッ素」コントロールして、メタボ体質を改善しましょう!
MB動物有機
こんにちは。
あっというまに寒くなり、寒波が度々押し寄せています
寒さが凍みて、収穫作業が厳しくなってまいりました。
ですが、寒いときこそ『土作り!!』
シャベルで約40cmの深耕をしていたら、ポッカポカになりました
さて、先日、とある畑で、
なにやら、見覚えのある袋・・・。
な、なんと!
MB動物有機 ではありませんか
思わぬところで使った形跡が見られるのは、とっても嬉しいです
MB動物有機????
何それと思われた、そこのアナタ
MB動物有機とは、有機100%の有機質肥料。
緩やかに効きながら、パワーがあるのが特徴。
施肥をしてからじわじわと効いていくのですが、肥効が長期間続くのです。
穴を掘って埋めておき、その上に定植すると、置き肥になります。
特に、生長をしながら実をつけていく果菜類には、生り疲れ防止に置き肥がとても有効。
化成肥料では肥料分が流れていってしまいますが、有機質肥料なので肥料分が流れる心配もありません。
昨今は夏がとても暑いですから、暑い中の追肥作業を省くという意味でも有効かもしれませんね