株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
コマツ菜の花2
天気が崩れて、また回復する。その繰り返しのたびに暖かくなり、春らしくなっていくこの時期。「花は桜木、人は武士」ということわざが示すように、日本で花といったら多くの人が桜を挙げるでしょう桜ばかりに気がいきがちですが、別の花の話を一つ。
先日、古い町並みが魅力の岐阜北部の観光地で買い物をしていた際、和風小物のお店で、かわいらしい梅柄のがま口を見かけました。和物では梅柄がよくありますが、梅柄にはどんな意味があるのかと尋ねてみると、「この梅は寒梅です。新年を迎えて間もない、冬の風雪の中でも、あらゆる花に先駆けて咲く姿から、生命力の象徴として昔から縁起物とされていますヨ」と。
生命活動が見えにくい冬の中で凛と咲く梅の花、真っ白な雪景色の中の紅一点を見ていると、農作業にもやる気が湧いたのだろうなぁと想像が膨らみました桜が咲くまでは梅を意識して眺めてみようと思います
さて、前置きが長くなりました。3月2日にお伝えした会社の畑の様子ですが、少し変化がありました
こちらは3月5日のコマツナの様子。つぼみが膨らみ張っていて、開花間近という様子
その数日後……
ちなみに写真を撮った当日は、名古屋で季節外れの降雪写真の中の白い点が雪です。衣替えをしたのにまた寒くなった学生を見ているような気分になりました
さて、この種取りコマツナ1株にどのくらいのつぼみがついているか、数えてみたところ……多すぎて途中で挫折しましたつぼみの塊がざっと100以上、塊にはつぼみがおよそ20~40ほどついていました。
比較対象となるMリンを効かせていない普通のコマツナがないのが残念ですが、引き続き種の収穫まで追っていきます
さくら・サクラ・SAKURA・桜…in 三浦半島(神奈川県)
内輪事ですが、ミズホのブログ、実は「書き手」が6名います。
前回私は「ベニバナインゲン」の記事を書きましたが、その記事の頃、群馬で大雪、降り積もりました。当初の執筆予定3/11は名古屋は、3月史上稀にみるような降雪&積雪でした(笑)
そんな雪男から、「桜」の話題をご提供。
Mリン農法の話でも、技術論でも、篤農情報でもありませんが、一足先に「春」をお届けします。
Mリン農法普及の仕事で降り立った、神奈川県は三浦市。「三浦ダイコン」で有名ですが、実は写真のような「三浦ダイコン」というのは、三浦地区で生産されているダイコンのうち、ほんの1%にすぎません。
そんな希少三浦ダイコンのうち一部は焼酎になります。ほとんどが一般的な青首ダイコンです。
ダイコンにMリンを使うと「生育の揃いが良くなる」、「歩留まりが良くなる」、「糖度が上がる」、「日持ちが良くなる」、「細胞が締まり重量感が出る」、「耐病性が強化される」等、良い事沢山あります。
が、今日は「花より団子(大根)」ではなく、「大根より花見の焼酎より”花そのもの”」の写真。
この時期、「河津桜」が咲き誇ります。まだまだ寒風吹きさらす三浦の地でも、今年も桜は咲きます。
Q…桜はなぜ咲くのか?
A…1年に1度、無条件に人の心を優しくするため、精一杯、咲き誇ります。桜も全身全霊で。(今日のブログ執筆者Iの解釈です)
米作り、春夏の畑の野菜作り、農家の皆さんの仕事も本格化。ふっと桜を眺めてみませんか?
「今、必死に咲き誇る姿」を愛でて、植物の心を感じ、今年もいい収穫できるように「一所懸命」必死に田畑と作物と会話しましょう!
手作業の苦労
昨日、今日と大寒波が来ていますね
ここ名古屋も雪が降り、うっすらと積もりました
不安定な気候ですが、みなさまの地域では影響が出ていませんでしょうか??
さて、先週渥美半島の田原市へ出張してまいりました
田原市は電照菊で有名ですが、大規模に栽培を行っている農家が多いので、
出荷の際の選別や箱詰めなども集荷場で機械化されているものもあります
しかし、どの作物を栽培していても農作業の中には機械化できない作業があると思います
菊栽培の中でも人間の手作業に頼らざるを得ないものが多く、
その一つが「わき芽とり(やご掻き)」と「つぼみとり(つぼみ掻き)」です
菊の中でも輪菊は一本の茎に対して、花は一つにします。
しかし、菊はわき芽も出ますし、つぼみも複数できてしまいます
温室には数千~数万本の菊がありますが、
その一本一本のわき芽とつぼみを手で取っていきます
葉や残すつぼみを傷つけては商品価値が下がってしまうので、神経を使う作業となります
何日もかけて行う作業で、人手があったほうが早く終わるため、
田原市では菊の芽掻きのパートをしている方もたくさんいらっしゃいます
日本ではお悔やみの場面で使われることの多い輪菊ですが、
お手に取った際にはぜひ葉の付け根を見てみてください
わき芽を取った跡が分かると思います
どの作物でも機械化できない部分があり、人の手を経て出荷されていきます。
一人の消費者として、生産者様の思いを感じながら作物を購入していきたいですね
ベト病キテターー(`O´ ;
こんにちは。
昨日、名古屋はマラソンで盛り上がっていました。
気温も上がり、半そでで良いくらいでしたヨ。
そこで、心配なのが、畑の状態。
各地でタマネギのベト病が出ているとの情報をキャッチし、
自分のところは大丈夫か?と心配がつのっていたのですが・・・
やっぱりキテターー
ベト病!出てました
極早生のタマネギがやられていました。
これから気温が上がってくると、胞子を出して他の株にもうつってしまうので、早めに対策。
気温が上がると危ない!危ない!
でも、罹患株が少なければ、葉っぱを切って様子を見ても良いそうです。
ベト病の原因は栄養過多と栄養不足。
発病するのは栄養不足であることが多いのだとか。
対策としては、リーフアップNとリーフアップV1の葉面散布。
栄養を補給しながら、カビが生えにくい環境にしてあげるのが良いそうです。
極早生で収穫間近!チッ素やるのは怖い!!
・・・という場合は、アミビタGでの栄養補給がお勧めです。
ワタクシのタマネギで、もう一つ気になる点が・・・
葉っぱが波打ってぼよぼよ~(`□´|||;
気になるのは変色はしていないということ。
調べてみると、カリウム欠乏や萎縮病が類似の症状なのだとか。
何かは分からないのですが(スミマセン)、とにかく栄養補給とカビ防止!
リーフアップNとバイオ根助の葉面散布!
アミビタゴールドとサンレッドのかん水!!
チッ素だけでは心配だからMリンPKもやりつつ
葉が元気になるようにリーフSGの葉面散布
までも行ってしまいました!!!
さて、ワタクシのタマネギは収穫できるのでしょうか?
乞うご期待
マルチ時の追肥について
おはようございます。
最近は徐々に暖かくなってきましたね
風も春らしくなってきました。
そして、ワタクシはこの時期になると、決まって鼻がムズムズします
花粉症じゃないかって?
いや、風邪です!断じて花粉症ではなーい!
晴れた日はクシャミが出やすくなるし、たまに目もかゆくなるけど、ただの風邪です!
毎年この時期になるのは、ただの偶然です
ワタクシは認めない!
えっと、とりあえず、こんな戯言は放っておいて・・・
前回のブログではタマネギのお話をしました。
(前回の記事はこちら →タマネギのべと病について)
記事の中で、マルチを張ったタマネギ畑の写真がありましたが、
「マルチを張った状態で追肥はどうするの?」
という質問を頂きました。
たしかにおっしゃる通りです
「マルチの上から肥料撒いて効果あるの?」
「いちいちマルチを剥がしてたら手間がかかりすぎてやってられないよ!」
誰もがこう考えると思います。
結論から言えば、マルチの上からやっても大丈夫です
ただし、MリンPKや硫安などの水溶性の肥料がオススメです。
マルチの上にあっても、雨で肥料成分が溶けて、マルチの穴から土へ浸み込みます。
同じリン酸肥料でも、グアノやようりん、骨粉などのク溶性肥料ではあまり効果はありません。
また、Pフォスタの葉面散布や、MリンPK液肥の素のカン水もお勧めです。
ちなみに、下は5月に撮った晩生品種の写真。
手前が慣行区、奥がMリンPK使用区です。
色の違いが分かりますか?
手前は色が濃いのに対して、奥は鮮やかな緑をしています。
同じ作物でも、栽培方法でこんなに変わるんですねー
葉色は作物の健康状態を表す鏡です。
濃い葉色はチッソの効きすぎ。
人間でいえばメタボにあたり、病気や品質低下の原因となります。
リン酸を上手く効かせて、チッソとのバランスを心がけましょう
タマネギのベト病
今日の日経新聞に、最近の冷え込みが原因で生育が鈍いため
『タマネギの卸値が前年の同時期に比べて、2割高』と
掲載記事がありました。
皆さんの野菜の生育は、順調ですか?
先日、愛知県、佐賀県のタマネギ農家さんからは、周辺地域でベト病が発生しているとの報告を頂きました。
ベト病は、糸状菌の一種で、低温で雨が多いと発生しやすくなります。
最初は、葉が黄化し、症状が進むと葉の表面のカビが黒っぽくなり、甚大な被害を及ぼすことになりかねません。
幸いにもミズホ会員の農家さんは、МリンPKで健康でガッチリしたタマネギに育てているため、『ベト病は発生していない』との嬉しいお声をいただきました。
3月は、タマネギの追肥の時期で、春以降の生育を促進する肥料になります。
病気に強いタマネギ栽培で、懐もガッチリと農家さんたちが笑顔になれるよう、ミズホもブログでつぶやいていきたいと思います。