株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
畑のにんにく
会社の駐車場のすみっこで中国出身のMさんが育てているニンニク
今年は日照不足もあり、昨年と比べると少々サイズは小さいですが、病気もなく、すくすく成長しております
日本ではニンニクは乾燥させて保存性を持たせたものも流通するのが主流ですが、中国では若取りして生で味噌をつけて頂くことも多いとのこと軸の白色部分も柔らかいので生で食べるそうです
刺激的な辛味が美味しいそうですが、胃腸に自身のない私はちょっと手が出ないです・・・
辛味が印象的なニンニクですが、実はとても糖度が高いのです若取りしたこちらのニンニクでも17.9度
通常の収穫の目安で31度以上。高いものですと40度~50度になるものもあるそうです糖度が高いニンニクのほうが旨みも強いようですよ
しかし、ニンニクがこんなに甘いイメージはないとおもいますが、なぜ糖度が高いのでしょう・・・・?
実はニンニクに含まれている糖質は「多糖類」。多糖類は麦、蕎麦、玄米などにも含まれており、味覚的には甘いと感じにくい糖質なのです逆に果物などに含まれる甘い!と感じる糖質を「単糖類」といいます
単糖類は摂取すると急激に血糖値が上がってしまいますが、多糖類は体内に吸収されるのがゆっくりなので、血糖値の急上昇は起こりません。そして、脳の栄養源として最も適しているそうです
さらに持続力もあるそうなので、これからの季節にはもってこいの作物ですね
サヤが膨らんできたコマツ菜の花4
4月も残すところ一週間ほどとなりました。ここ名古屋では、長雨・日照不足から一転、ポカポカの陽気が続いていて、日中は25℃を超す日も増えてきました天候不良の影響が目に見えて出てきている頃に、いい天気になると、今まで十分にできなかった光合成をし始めます。作物がしっかり光合成できるよう、肥培管理と根づくりを今一度見直してみてはどうでしょうか
さて、会社の畑に植えていたのびのびコマツナです花が順調に咲き誇り、アブラナ科の黄色い花を異様な背丈で咲かせていた我がコマツナ。このまま何事もなく種取りまで進むと気を抜いたのが良くなかったのでしょう
忘れもしません。嵐のような天候だった4月20日。長雨が続きコマツナも参っていたのでしょう。出社してみると……
ポッキリ折れていました元々種を取る用ではないにしても、生長を見守っていた側としては悲しい限りです。ここまで大きい株になると、風の影響が大きくなり、こういう結果につながったのでしょう。支えをしておかなかったのを反省しています。
折れた部分の拡大です。折れてパックリ割れていますが、中の維管束はまだつながっている様子。これは種取りまでなんとか保てるかと思い、病原菌にやられないよう、折れた部分に木酢液(バイオ根助)の10倍液を塗布しました
作物が物理的な被害を受けた時には濃い木酢を塗布して、殺菌と有機酸の補給をしてください
追伸:数日後様子を見に行くと……茎は折れていますが、まだコマツナは生きています。そのとき気づいたのがこちらの写真。
根元がとても太いですね大きなブロッコリーの茎と同じくらいの太さがあります。いつも食べるのは若葉とはいえ、あのコマツナがこれだけ茎が太くなる作物だったとは知らず、勉強になりました。
<現地発・キャベツ障害 対策> 失敗経験は糧に。(文末に対策記載あり)
みなさま、ごきげんよう、でございます。おい、ミズホ、どこにいる? 今日何度も電話がありました。
はい、ここにます。 千葉にいます。銚子にいます。
(下総地域のレンコン農家さん訪問アポイントまでちょっとだけ時間があったので出張先現地からblog執筆しています)
午前、出張前に電話でお問い合わせ頂いた「Mリン1年生」のおばあちゃんが率いる農家グループ様へ、「ちょっと遅め」の出前講習会。午後は「ちょっと遅め」の、キャベツの定植中の圃場へ。
ずーっと、雨続きで定植できなかった「キャベツ苗」見てみると…
「!」
こ、これは、障害苗じゃないですか!
むむむ 。
ミズホとしての診断は、一昨日も話題に上がった「べと病」。
「ムレ苗」環境に陥った・・・「密植」・「風通し悪い」・「加湿」・「曇天降雨」・「日照量不足」のフルコースが原因、ですね、と。
話が終わるや否や即座に、畑のオーナーであるおばあちゃんは、担当者に「現場管理がなっていない!」と、ご立腹。。。
すると、、
「ちょっとまって、ちょっとまって、○○さん」
この地域のミズホMリン代理店である「たねや・高岡研究所・東庄店」の武田店長さん
「確かに管理も大事だけど、これはもっと大きな原因があるよ」
これ見てごらん・・・
「黒斑細菌病もべと病に併発」との診断。
根拠は、病班から二つの障害があるとの事。
そして、原因は一昨日に吹きさらした「猛烈な風雨」だ、とも。
これによって葉面が傷つき「ケガした部分」から一気に菌が入り、元より「ムレ苗製造中」の苗場で発症し、一気に拡大したわけです。
「これは○○さん、いいお勉強になったね」と、武田店長。
この言葉に、涙目からうなずくおばあちゃん。
だれしも予期せぬ出来事に対応しきれないことがある。それが農業。次回、同じ失敗を繰り返さなければ、この苦い経験は、必ず活きます。失敗を糧にして、前向きに「事後対応」して頂きたいと思います。
「事前にMリンで対策ができていれば、「猛烈な風雨」にもなんとか耐えられる「強い苗」もできたよ。それに、Mリン資材は「事後対策」をしっかりする事で、障害の拡大を防ぐ事もできるんだよ」
「なぁ、ミズホさん」
と、武田店長。
ミズホの代理店さんは、「頼もしい」お店さんがたくさんございます。
みなさま、どしどし、「お悩み」をご相談ください。
<今回のMリン・処方せん>
・バイオ根助 =500倍液 (病原菌抑制と根の活力を取り戻す)
・Pフォスタ =500倍液 (効くリン酸が作物体内細胞の強化)
・リーフアップV1 =1000倍液 (有機酸が更なる耐病性強化)
以上を、速やかに「葉面散布」してください。苗床・移植後を問わず、様子を見て、なるべく連用してください。
また、農薬との混用使用は、少量から混用して薬剤との相性をご確認頂ければ、安心です。
タマネギ・ベト病はコワーい!
雨、雨、雨!
もう、雨はいらん
というくらい、雨が降っています。
雨が多いときこそリン酸!効かせて下さい!
多雨によって、タマネギの産地ではベト病が発生しています。
慣行栽培のところはこんな有様
ベト病大発生!!
写真を見て…
『タマネギはできてるじゃん!
可食部は無事じゃん!』
と、思ったそこのアナタ!
マルチの下はこんなことになっているのです
カビが生えて腐ってしまっています。
これでは出荷はもちろん、自家用にもなりません。
これに対して、雨が多いので雨が降る度にMリンPKを施肥していたというお客様の畑は・・・
青々として元気いっぱい
リン酸を効かせて締まった葉を作ると、病気も入りにくくなります。
こちらの畑では、タマネギの収穫も順調です!
リアルねこあつめ?
先週末のこと。
朝起きて部屋のカーテンを開けたところ・・・
目が合いました
思わず「うおぉっ!」って声が出てしまいましたよ。
資源ゴミの袋に入れておいたツナ缶も散乱しています・・・
ねこあつめ(スマホゲーム)かな?
野良猫なのか近所の飼い猫かはわかりませんが、くつろぎすぎ(笑)
先日、千葉県の高校で、教師が生まれたばかりの子猫を生き埋めにするというニュースが流れました。
高校の農業用ハウス内で生まれた子猫だったそうですが、本人は「田舎ではやっていた」と答えたそうです。
それに対して批判が集まっていますが、よくよく考えると、30年ほど前はウチの田舎でも、祖母が子犬や子猫を目が開かないうちに川やダムに捨てていた記憶があります・・・
当時はペットの避妊などはなかったし、放し飼い状態だったので、放っておいたらどんどん増えていってしまいます。
今から思えば非常識かもしれませんが、当時はそれが常識でした。
もちろん今はそんなことはしませんが。
農家にとって、昔から猫はネズミを捕ってくれる「益獣」でもある反面、作物に糞尿したり、苗の上で寝たりと「害獣」扱いされる場合があります。
シカ、イノシシ、アライグマなどは、はっきりと「獣害」として駆除の対象になる動物ですが、猫は愛玩動物として広く認識されているので難しいところです
人と動物との共生は解決策のない永遠の問題かもしれませんが、少なくとも犬猫に関しては、ペットとして飼う人のモラル次第ですよね。
長雨対策
今日も、朝から雨
ここ名古屋では、4月に入ってから、雨が降らなかった日は、4日しかありません
作物は、日照不足や多雨によって、窒素過多で軟弱生育になってしまったり、肥料分の流亡と低温で生育不良になってしまいます
結果、軟弱徒長で病虫害の発生が多くなったり、
多雨によって根腐れ、根の活力低下が予想されます。
ですから早めの対策が必要です
窒素過多も生育不良も、リン酸を効かせ根の活性を高めることがポイントになります
< 果 樹 > (10a当たり)
●日照不足対策(開花前)
MリンPK 30~40kg、Pフォスタ 500倍、
リーフアップV3 300倍またはリーフアップV1 300倍
※ 樹勢の弱い樹は リーフA液材 800倍 を混用
< 稲 作 > (10a当たり)
●苗の徒長抑制(苗箱1枚当たり)
苗上手ブレーキB 200倍 (500ml/箱 施用)
●発根促進、日照不足対策
(元肥) MリンPK 15~20kg (元肥のチッ素量に応じて加減)
または苦土入りスーパーMリンPK 10~15kg
<促成・抑制栽培の 野 菜 >(10a当たり)
●多雨・日照不足による軟弱生育対策 および 病気対策
苦土入りスーパーMリンPK 15~30kg
リーフアップV1 500倍
(樹勢低下時)リーフアップN 500倍
または
(軟弱徒長時)Pフォスタ 500倍
※ 病気発生時、リーフアップV1は200倍で使用
< 夏 秋 野 菜 >(10a当たり)
●苗の徒長抑制
苗上手ブレーキB 400倍
または Pフォスタ 1000倍
●発根促進、日照不足対策
(元肥) MリンPK 30~50kg (元肥のチッ素量に応じて加減)
(定植時) バイオ根助 1000倍、キトチンキ 1000倍
(定植後) リーフアップN 500倍、リーフアップV1 1000倍