株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
岐阜-群馬 他地域合同・現地研修!
※ 詳しいお話はいずれ「機関誌・THEミズホ」で紹介されるので、ダイジェストで少しだけBlogにします。
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ちょうど1週間前のお話。
8月24日、残暑の折、岐阜県は恵那市岩村地区において、
この時期には珍しい「収穫前の現地研修会」が行われました。
しかも当地に集いし生産者の顔ぶれが、これまた、珍しきかな。
・岐阜県岩村地区=3名
・群馬県高崎倉渕地区=15名
約350キロの距離を超えて、約5時間の移動距離を超えて、
「Mリン農法の、食味にこだわった美味しい米作りを学びたい」
この一念のもと、地域の垣根を越えて行われた「現地研修会」。
主催したのは、弊社ミズホスタッフ。
東海地区担当、関東地区担当はもとより、他地区担当とも連携し、手弁当で「ミズホ会」の理念のもと、この場を作りました。
「ミズホ会」とは、初めての方には聞きなれぬ単語かもしれません。
これは、ミズホが提供している、地域・部会・関係得意先の「垣根」を越えて、互いの知識・経験・技術の賜物である「篤農技術」を共有したり、情報交換をし合える、創業当初からの「生産者のための交流の場」です。
今でこそ、SNS等のデジタル「コミュニティ」「ネットワーク」が主流かもしれませんが、ミズホは40周年前からこういった「相互にメリット」がある場を提供し、日本の農家の皆さんの「農業経営の安定・向上」の一助となるべく、草の根の活動をしています。
この日は、群馬県「倉渕地区・美味米生産組合」の有志御一行の「熱いリクエスト」にお応えして、岐阜県恵那市・岩村地区の農機販売店・鈴木順治商店様のお骨折りで、3名のベテランMリンユーザー様のご協力を頂き、
群馬⇔岐阜間・片道350キロの日帰り弾丸ツアーのため、限りある時間でしたが、「どうしたら美味しい米をつくって有利販売ができるか?」という、究極であり、農家さんの一番の「関心事」に対して、参加者一人一人が、熱心に耳を傾けながら、滞在時間4時間という短い時間を有意義に過ご去れました。
※ 内容詳細は、後日の「THEミズホ11月号」にてご披露します!
ニンジンの発芽のコツ
おはようございます
連日35℃を越えて、畑の野菜たちはぐったり。
おもいきって引っこ抜き、土壌まるごと発酵を行ったら、良い具合に団粒化しました!
さて、秋冬野菜の播種、定植が始まっています。
これからの家庭菜園で特に難しいのは 『ニンジン』。
発芽率が悪いのがニンジンの難しさ!
ニンジンの種は太陽の光を浴びて発芽するので、土に浅く植えます。
気温が35℃を超えると発芽しなくなるので、酷暑が続く場合は涼しくなるのを待って種まきを行ってください。
種まきしてからの保水はしっかりと、発芽後は排水を良くするのが、ニンジン作りのコツです。
・・・とは言ったものの、夏の盛りに播種をするので、一日に何回も水をやらなければいけません。それでも乾くのが、夏
そこで、ちょっとしたコツがあります。
ニンジンを播種した上から、ぎゅっぎゅっと圧をかけると水が蒸発しにくくなるので、発芽率がアップします。つまり、種まきをしたら、上から踏むと良いのです。
ニンジンの発芽が上手くいかないという方は試してみてくださいね
台風後のイモチ病、紋枯れ病に注意!
おはようございます。
今朝は台風も過ぎ去って一段落
みなさま、大丈夫だったでしょうか?
台風が通過した後の田んぼの被害は、水没や倒伏だけではありません。
台風通過後、しばらくしてイモチ病や紋枯れ病が大発生することがありますが、この時期の対策が重要になります。
台風後に病気が発生しやすくなる理由は以下の通り。
①風で葉が傷ついて、病原菌が侵入しやすくなる。
②湿度が高く、ジメジメした環境は病原菌の繁殖が旺盛。
↑紋枯れ病
お酢やアルコール、植物エキスなどが入ったリーフアップV1:100倍液を葉面散布して、病原菌の繁殖を抑えましょう!
さらにPフォスタ:500倍液の混用で茎を固くし、病原菌の侵入を防ぎましょう!
Pフォスタは、モミの登熟を進め、増収・食味アップ効果もありますよ
夏野菜の試験栽培6
台風15号、16号が近づいています特に15号は日本列島を南からなぞっていくような気配があり、台風の影響で稲の倒伏を心配される方も多いと思います
Mリン農法稲作は、リン酸を効かせて根張りを促進し、早期落水と間断カン水でさらに根づくりを強化しますまた、出穂45~30日前の調節肥で、根張り促進と稲の根元部分の節間を太く・短くし、さらにさらに倒伏に強くなりますこれらのことを実践できたかどうか、試金石となる台風になるのではないでしょうか悪天候に強いMリンの腕の見せ所ですね
さて、終了間近の試験栽培の報告です
少し前の話です。猛暑が続いた8月上旬。人間だけでなく、ポットの野菜たちもグッタリしています。そして、弱ったところに寄って来るのが虫や病気です
猛暑で体調が崩れた野菜に取りつく赤い小さな虫、ダニひどい樹ではダニの糸が絡みついているため、ダニはダニでもハダニですねナス・トマトともにダニが付き、被害の大きい樹では、葉の黄化が急速に進行しています。特に化成肥料のみで栽培しているナスでダニの被害が甚大。もはや手に負えない段階まで進行していますダニにはリーフA液材を500倍で散布するのが効果的と社内の先輩に聞き、試そうと思った矢先……お盆休みに突入です(①)。
このお盆休みの連休で数日間ポットのお世話ができない状況です水やりは散水機でできますが、夏の猛暑で暖まったポットを冷やすため、多くの水を掛け流す設定にしています。つまり、与えた肥料分がすぐに流亡する状況です(②)
さて、この①と②の状況が重なった状況で、私は対応として「切り返し」を選択しましたただ、ダニ被害があるため、一般的な葉を2.3枚残して先を切る切り返しではなく、最も勢いのある枝を残して、他をすべて切り落とすこととしました。
さっぱりした姿のナス。とても形がいびつですが、リン酸を効かせて根が元気な状態なら、きっと復活してくれるでしょうトマトも根元付近から伸びた脇芽を残して剪定。本来なら脇芽を摘んで新たに植えたいところですが、樹の根量測定のためこのような処置としました
しかし、根圏が制限され、根が高温にさらされるポット栽培で、安易に切り返しを選択したことを後悔するのは、連休明けのことでした……つづく。