株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
新入社員奮闘記2016 ~番外編 小麦粉について~
こんにちは。
大型連休が間近に迫ってウキウキしてきました
今日は研究室としてのネタがないので、前職で学んだ小麦の話でもしようと思います
小麦は米と違って皮がきれいにはがれません。また、小麦に水をかけると、外側の皮は強靭に、内側の胚乳は柔らかくなるという性質もあります。さらに、小麦特有のグルテンというタンパク質は、挽いた小麦に水を加えて捏ねると生地になるという性質があるため、製粉が発達しました。
小麦粉の種類は大きく分けると4つです。
◎パン用粉(強力粉):タンパク約12%
カナダの「1CW」、アメリカの「DNS」という品種を混ぜたもので、アメリカの「SH」を少量混ぜることもあります。
最近は北海道産の「ゆめちから」という高タンパクの国内産小麦も出てきて、同じ北海道産の「きたほなみ」を50%程混ぜると製パン性が良くなるということなんですが、試す機会はありませんでした。
◎中華用粉(準強力粉):タンパク約10.5%
中華用は「DNS」「SH」にオーストラリアの「ASW」という品種を混ぜていました。
国内産では福岡県産の「ラー麦」というものもありますが、使ったことがないです。
フランスパン用粉では「DNS」「SH」「ASW」に北海道産の「ホクシン」という小麦を混ぜて風味を良くしていましたが、近年は「きたほなみ」の作付に移行して、残念ながら「ホクシン」はほとんどなくなりました。
また、フランス産の小麦も風味が良く、フランスパンやクロワッサンにするととても美味しかったのです。
◎麺用粉(中力粉):タンパク約9%
「ASW」と国内産小麦を混ぜていました。愛知県産の「農林61号」「イワイノダイチ」「きぬあかり」と北海道産の「ホクシン」「きたほなみ」を試したことがあります。
「きぬあかり」はタンパクは低めですが色が透き通った麺になり、「きたほなみ」は年度によってばらつきますが、品質の良い年は「ASW」並だったと記憶しています。
◎菓子用粉(薄力粉):タンパク約7.5%
アメリカの「WW」でしたが、国内産小麦を混ぜることもありました。ただ、「WW」の薄力粉で作ると軽く柔らかい食感になるものでも、国内産小麦の薄力粉を使うとやや重い食感になりました。
国内産小麦は外国産の小麦に比べると篩い抜けが悪かったり、年度によって品質がバラバラで使いずらかったりするのですが、その分だけ付加価値が高くなるということでもありました。今後「ゆめちから」のようなパン用の国内産小麦やおいしい麺用粉が広まって食生活がさらに豊かになるといいなと思っています
また機会があれば、うどん編も書こうかなと思います。
<m(_ _)m>
ジューシーなアスパラ
「ジューシー」という言葉を聞くと、どんな食べ物を想像しますか?イチゴ、ミカン、ブドウ、サクランボ・・・・など果物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか
なんと今日ご紹介するのは「ジューシーなアスパラ」機関紙でもおなじみ愛知県の広瀬様のアスパラです
写真の左側が広瀬様のアスパラ。太くてとてもやわらかいのです右側はメキシコ産のものです。
広瀬様のオススメは「天ぷら」とのことでしたので、早速作ってみました
軽くゆでて食べるのもとても美味しいのですが、天ぷらは更にみずみずしくてジューシー甘さも感じられて最高でした事情を知らない家族が食べた瞬間に思わず「このアスパラ美味い!」と言ってしまう美味しさです
美味しさの秘密は広瀬様の数多くの工夫なのですが、その中でもやはり基本は土作り堆肥をバクヤーゼと米ぬかで更に発酵させたものを投入されているそうです
やわらかくてとてもジューシーな広瀬様のアスパラ愛知県の刈谷ハイウェイオアシスの産直市場おあしすファームで購入することができます高速道路からも一般道からも入ることができますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか
デンプン工場の生産能力向上
おはようございます。
あいさつは、笑顔で元気に気持ちを込めて。
今日も一日よろしくお願いします。
「美味しいエダマメはMリンで」がキーワードの新潟のとある種苗会社さん。
先日、そんな「笑顔で元気な」老若男女の生産者が集まり、新潟市内の種苗会社さんの直売所2階で「Mリン講習会」を行いました。
・病気が出て困る
・歩留まりが悪い
・美味しくない
・突然しおれる
・形が悪い
…いろんな「お悩み事」をお持ちとの事。
・天気が悪かった
・苗が悪かった
・肥やしが悪かった
・手をかける暇がなかった
…いろんな「言い訳」もお持ちとの事。
でも同じ条件下で、「うまくいく人」「うまくいかない人」がいます。
何故でしょう?
理由は、知っている事を、「やったか、やらなかったか」
「当たりのことだ!」「そんなこと知っているよ!」と言われている「光合成」。
「解りやすく」説明しました。
植物は光合成をします。
これを「デンプン製造工場」に例えるとこうなります。
「窒素」=工場の「材料」「原料」
「リン酸」=工場の「職人」
「カリ」=工場の「運び屋」
「マグネシウム」=工場の「機械」
「カルシウム」=工場の「建材」
そもそも、原料(=タンパク質の原料)が無ければ「製品(=デンプン)」は作れません。
もちろん、作る人(=ATP原料)がいなければ「製品」は作れません。
そうして、供給原料や出来上がった「製品」を根っこへ実へ運ぶ人(体内移動運搬役)も必要です。
それから、生産効率を上げる機械(葉緑素:クロロフィル)がないと生産力は上がりません
さいごに、生産能力を円滑促進する副材(植物細胞の接着、酸の中和)も必要です。
以下の2枚の写真(新潟イチゴハウス:越後姫)の、光の差!
でも、2枚目がMリン使用区です。比べると、品質◎、収量◎です。
主要3+2要素をバランスよく「効かせる」事が大事。
定説上、リン酸は一番効きにくいと言われる。
その「リン酸」を一般資材以上に飛躍的に「効かせる」技術がMリンにはあります。
だから、Mリンは長く愛され重宝されています。
「きっかけ」をお伝えし「問題解決」して頂くべくミズホ指導員は日々日本全国行脚しています。
あとは、自分で納得して、「選択」をしてください。
タマネギのトウ立ち
こんにちは。
先日、玉ねぎの産地に行ってきました。
今年の玉ねぎは豊作傾向。
ですが、すでにトウ立ちしてしまっているものも多数みられました。
↓の写真は5月に収穫予定の品種。
花芽が上がってきています。
トウ立ちは、後半に窒素をやりすぎていることが原因だとよく言われますが、
『老化苗』を植えることが最大の原因。
苗の段階で肥料切れにしてしまったり、定植が遅れてしまったりするとトウ立ちしやすくなります。
よく、『トウ立ちするから4月以降は肥料はやらない!』というお話を伺いますが、遅い施肥がトウ立ちの原因となっているわけではないのです。
玉の肥大期である今、MリンPKを効かせるととっても甘い玉ねぎになるので雨が降る前にぜひ施肥してみて下さい
トウ立ちした玉ねぎも美味しく食べられるのですが、市場には出荷できないそうで・・・
畑のまわりには出荷できない玉ねぎが山になっていました
よく苗半作と言われますが、玉ねぎにおいても健全苗づくりが秀品の収量に大きく影響を与えるようです。
新商品 『リーフアップ バリア』
熊本地震の報に触れ、被災地の皆さまへは、心よりお見舞い申し上げます。
テレビニュースを見るたびに地震の恐ろしさを痛感し、防災意識を常に高く持っていなければと考えさせられました。
とり急ぎ、今の私にできることといえば、募金と熊本県産農産物の購入と・・・、本当に本当に一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
ミズホでは本日、『リーフアップ バリア』の新商品を発売いたしました。作物の耐病性や耐虫性が向上し、高濃度の有機酸の効果で植物の代謝を促進することで、農産物の品質を向上させます。
詳しくはこちらをご覧ください
☞『リーフアップバリア』