株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
今年最後?みかんのお世話
今年も残すところ一週間となりました「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、文字通りに受け取ると最後に帳尻を合わせれば良い、という感じが出てしまいますね
今年最後のみかんブログです12月中旬にみかん圃場に行きました。目的は収穫時にまいたお礼肥(MB有機肥太クン)の影響を観察するのと、虫対策をするためです
園地で確認すると、お礼肥の効果でしょう、疲れ切った樹はありませんでした。しかし小さい樹ながらも実を多く着けさせた1本が、少々疲れていました葉色が黄色がかっています(日光の色ですごい黄色く見えますね)。
せめてこれくらいの葉色にしたいところですが、理想はもっと緑が濃くて厚い葉ですみかんに限らず、おいしい果物を作るには樹勢が強くなくてはいけないと思います。強くなり過ぎた樹勢は、MリンPKやPフォスタなどを使って抑えることが出来ますからねただ、この樹勢コントロールの加減は習得中なので、来年以降の課題ですが
さて、少し疲れている樹はどうしたものかと思いましたが、幸いなことに愛知の日中はまだ暖かいです。根の動きは鈍くとも効果は確実にあるので、再度MB有機肥太クンを散布し、根と根周りを元気づけるためサンレッドも散布しました冬支度はこれで完了とし、年明けの寒の入後にまた確認したいと思います。
気になる虫の発生ですが、圃場の一番外側の樹にこんな虫がついていました
以前も圃場で見かけた「ワタフキカイガラムシ」です。写真のように白い塊になっていると、散布材への防御力がとても高くなっていますということで、テデトール(手で物理的に除去)を行いました。
その他の虫ですが、適度な降雨もあったせいか、この辺りでよく見られるダニがまだ来ていませんでした。が、乾燥と樹勢低下が重なると一気に発生しますので、念のためリーフアップバリアを散布しておきました
【おまけ】(宮川早生)
12月中旬にもかかわらず、蕾が付いています。また、実の肥大も進行中です。この樹は今年の2月に強い剪定を行い、そのダメージで弱っていた(瀕死だった)樹です。時間をかけた樹勢強化と根っこ強化で、9月頃に樹勢が戻ってきましたそうこうしているうちに収穫作業が始まり、他の樹にかまけていて、気付いたらこの状態でした。
瀕死から樹勢が戻った途端に子孫を残そうとする、逞しい自然の姿を見ることができました(もちろんこの後、すべて摘蕾・摘果しました)
そば
おはようございますm(_ _)m
今日は冬至ということで、かぼちゃとゆず湯の出番ですが、今週はあまり寒くないので実感がありません冬はくらいの方がいいなぁと個人的には思います
さて、前回の担当では「うどん」だったので、今回は「そば」です
かつては凶作や飢饉のときに救荒食として活躍した「そば」現在は低カロリーで栄養価が高いということからも注目されています
今も新そばが出ていますが、風味が一番良くなるのは収穫直後より2ヶ月ぐらい経ったものだと言われています干しそばだと風味が飛んでしまうので、生そばがいいですね。今はネットで簡単に買えるようにもなっていますし
個人的には十割そば(そば粉100%)はざらざらした食感なので、八割そば(そば粉80%、そば粉20%)の方がおいしく感じます
僕が使ったことのあるそば粉は国産と外国産が混ざったもので、機械打ちだったので何割か小麦粉を混ぜていました機械で作るのはそば粉八割が限界だと思いますだいたい五割以下だと思います
また、小麦粉を加えると、グルテンの力で繋がるので作りやすくはなりますただ、機械とグルテンに頼りすぎると、生地に水分が不十分だったり、多すぎたりしてもでも、そばっぽくできてしまうので難しいです茹でるとぶちぶち切れたり、固かったリ、粉っぽかったリしてしまいます
ということで、神田の某そば屋さんや、京都にしんそばの某店など、有名な店で食べるのが一番おいしくいただける思います年越しにラーメンを食べる地域もあるようですが、やっぱりそばがいいですね
遊休農地活用への取り組み
先週は寒い日が続きましたが、今週は暖かい日も多いとのこと。今年は安定しない冬ですね。寒い時期にはしっかりと寒くなってくれた方がいいのですが、なかなか自然はうまくはいきませんね
この土日、用事で地元愛知県田原市へ行きました。そこで見つけたこんなもの
「たはらっこ」という田原市産菜種100%の菜種油です
田原市といえば、有数の菜の花畑が見られる場所です。(最盛期には上空からみると渥美半島は黄色の割合が多くなりますよ)その菜の花畑、平成11年に農業委員会が遊休農地の解消のために始めたものですそれがきっかけとなり市やNPO法人による「田原菜の花エコプロジェクト」が始まり、今では「田原市」=「菜の花」のイメージが定着するまでになりました現在の菜の花畑は市内に約100か所、総面積は約27haほどとのことです
菜の花は訪れる人の目を楽しませるだけでなく、そのまま食べることもできますし、このように菜種油になり、あぶら粕は肥料に田原市では業者や家庭から出る植物油の廃油を回収し、バイオディーゼル燃料に精製し公用車や菜の花畑のトラクターの燃料となっています
菜の花プロジェクトは全国で行われています。薬品を使わない圧搾製法で作られている国産菜種油は、お値段は安くはありませんが、このような活動を少しでも広げていけたらとの気持ちでお手に取ってみてはいかがでしょう体にも優しいようですよ
ちなみに、田原市の菜の花。菜の花まつりは年明け1月からですが、12月19日現在、もう開花し始めているところもありましたよぜひ足を運んでみて下さい
味度値90越え!「くらぶち清流米」
群馬県高崎市、倉渕(旧倉渕村)に広がる「はざかけ」の様子。
若い方で、この風景に覚えのある人はどれだけいるでしょうか?
近年の稲刈りは、コンバインで刈り取り、人工的に乾燥させるのが主流ですが、
倉渕地域は「天日干し乾燥」を行っている田んぼが、沢山あります。
地元では、「はんでい米(まい)」と呼んでいます。
はんでい米は、刈り取り後も、太陽の光を浴び、黄金色に輝き、稲穂に栄養分が届けられ、ますます美味しいお米になります。手間ひまがかかり、重労働なので、年々このやり方は減っているので、貴重な日本のお米です。
これが倉渕の美味しいお米の要素のひとつ、「清流・烏川」。ここから国道から406号に沿って高崎の街に流れて行きます。
これが、味度値90点越え(※) の、倉渕稲作研究会のお米。
(※2016年食味コンクール記録集・参照)
先日12月11日(日)、恒例の「大反省会」開催。第3部に入り、夜20時超えても「食味向上の栽培談義」は続く。
「ふるさと納税返礼品(群馬県高崎市)」でも大人気。来年に向け、米袋も「新調」。Mリン担当者も検討会議に。。。
「倉渕地区」は、現存する「群馬県最古」の農地とか。
真田丸の「のぼり」に交じって、「くらぶち育ち清流米」の「品質本位」イエローののぼりも「旗上げ」しました。
もちろんこの時期は、反省会と同時並行で、「バクヤーゼK」で秋の土づくり をして、来年に向けて、Mリンカリンで「MリンPK自家配合」をしています。
毎年の「ルーティーン」です。
来週発刊の「機関誌THEミズホ平成29年新年号」にも、情報掲載されています。お楽しみに!
アスパラガスが紅葉中!
こんにちは!
昨日は、名古屋もものすごく寒かったです
急激な気温の変化についていくのは大変です!
さて、そんな中・・・
ここ、愛知ではアスパラガスがやっと紅葉してきています。
アスパラガスは根に養分を貯めて春芽を出します。
そこで、紅葉が重要!になるのです。
紅葉させることで、葉の養分を根に送ります。
しっかり紅葉できていないと、春芽も勢いよく出てこない
つまり収量減となってしまいます。
紅葉してきたら、枝を抜きます。
抜くのもポイント!
根元からしっかりと抜きます。
根元の茶色の部分が病気の元になるのでで、切るだけではダメなのだそうです。
後片付けをしっかりと行うことが、たくさん収穫する秘訣なのかもしれませんね