株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
またまた、でたー!飛行機も欠航
北海道便り
12月4~10日で、北海道の北は旭川、下川町から南は八雲町までを営業出張してきました。(4日と10日は移動日)
旭川からスタートして道南、八雲に南下するスケジュールです。
今期の旭川は雪の降り始めが早く、例年は降っては溶けを繰り返し徐々に積もり、12月下旬位から根雪になるのですが、今期は一発目からのドカ雪で早々に根付いてしまい、スタート時点での旭川はすでに雪国でした。(これは想定内)
途中、吹雪に見舞われながらも、順調にスケジュールをこなし最終日を迎えました。
旭川は雪国ですが、途中の千歳などはこんな感じで雪は殆どありませ~ん。
旭川から約150km南でこうも違うのです。
が、最終日の夜から札幌を含めた道央に、とうとう雪のキバをむいてきました。
高速道路は通行止め、至る所での事故、今回の出張だけで10件位の事故を発見しました。除雪車も大活躍です。
結局、札幌では9日の夜から一晩で、12月上旬としては記録的な大雪となり、またまた
新記録がでました。
今も雪が降り続けている中、江別事務所でこの記事を書いていますが、1時間ほどで外はこの様な状況になっていました。帰れるのかしら、、、、。
みかんの収穫②と、かさぶた
12月に入りましたが、名古屋では日差しが暖かく、冬が来たという雰囲気ではありません夜になればそれなりに寒く、街中はイルミネーションで着飾っていますので、なんとなく年末感はありますがと、思っていた矢先、今日から急に冷え込むようで、今年は気温が急に変わるので、体調管理に気を遣わされます
さて、ここでちらほら報告させていただいてますミカン栽培11月下旬をもって、早生温州ミカンをすべて収穫し終えました
前回のみかん収穫のブログはコチラ
前回はほどほどの収量と報告しましたが、最終結果は1本あたり80kgの収量でしたお礼肥散布も済ませ、収穫物もほとんど売れたところです。やっと一段落と息をつくのも束の間、来年につなぐための「今年の栽培の反省」をこれからやっていくところです
ところで、「収量と味は反比例する」のが一般的な意見ですが、Mリン農法では「窒素が効いた状態でリン酸も効かせると、高品質が多収穫できます」と主張しています
私が担当したみかん栽培で大まかに説明しますと、長効きのボカシ肥(バクヤーゼKなど)で、いつでも窒素を吸収できる状態にしておき、その窒素消化を促進するため、収穫直前までPフォスタ、リーフA液材、リーフアップバリアなどの葉面散布材で調整していきました。ボカシ肥を多くまいたので、なかなか酸が抜けなかったのは来年の改善点の一つです
収穫から2週間ほど経過し、ワックスをかけていないから思ったより水分の蒸発が多いなぁ、と様子を見ていたら、こんなみかんを発見しました
「みかんのかさぶた」という表現で合ってますかね?傷を中心に茶色く硬いのコルクのようなものが覆っています
拡大写真です。みかんの皮表面のつぶつぶ(油胞)が凹んでいます。また、Uの字型に皮が浮いています。外傷でしょうか。
皮をむいた写真。茶色いシミは内側まで浸透し、果肉表面の皮がはがれていることから、果肉まで達していたことが分かります。
原因は不明ですが、カメムシのような吸汁害虫にやられたか、収穫作業で傷が付いたか…なんにしても、かさぶたが出来たおかげで果実全体がダメになることはありませんでした。このようなかさぶたが出来るものが多く、昨年と比べてみかんの腐りが格段に減りました「みかんの樹は鈍い」と言われますが、コツコツとやっている葉面散布の効果を、味だけでなくここでも実感できました手をかけた分だけ、結果は出るものですね
これから本格的に寒くなってくると、みかんの樹もお休みになります。その間に来春のための準備、Mリンカリンでリン酸ボカシの自家配合を進めていこうと思います
味噌煮込みうどん
おはようございます
今日の名古屋は暖かいですが、週の中ごろから寒さが戻ってくる予報です
寒いときに名古屋人が食べたくなるものがこれです。味噌煮込みうどんですねぎ、白菜、シイタケ、油揚げ、鶏肉に卵・・・季節の野菜と好きな具材を詰め込んで食べたいです
煮込むタイプの麺は通常のうどんより煮えにくく作ってあります
通常は、小麦粉、水、塩を捏ねて生地を作ります
塩の量は「土三寒六常五杯」と言われていますが、ざっくりいうと、土用の頃の暑い時期は寒い時期より塩分を倍の量に調整しましょう、ということです
ところが、煮込むタイプの麺は塩を使いません
麺を茹でると、塩分が茹で汁に溶け出して麺に隙間ができ、そこに水分が入って柔らかくなるのですが、煮込みタイプは簡単に柔らかくなったら困るので、あえて煮えにくくしているのです
もう一つ、麺に塩分があると、茹で汁が塩辛くなってしまうということもあります
煮込み麺の作り方のコツは次の通りです
①小麦粉は中力粉(麺用粉)に2割ほど強力粉(パン用粉)を混ぜる。
②加水量は多く、小麦粉重量の50%程度に。手にくっついても大丈夫です。
③捏ねすぎてグルテンを壊さないように注意。水分を含ませて丸めれば自然に繋がります。
④打ち粉は極力少なく。使いすぎると煮汁がドロドロになってしまいます。
幸せな香り
12月に入りましたね。毎年気づくともう12月・・・1年が早いなと思うこのごろです今年の仕事は今年のうちにを目標に年の瀬まで頑張っていきたいと思います
11月下旬のある日、ミズホにはとーっても香りのよいものが届きましたこちらです
ルレクチエです
西洋ナシの一種ですが、追熟しても色の変わらないラフランスとは異なり黄変するのが特徴です
収穫時は緑色をしていますが40日ほど追熟させると、色はブライトイエローで少し弾力がある食べごろ状態になりますしかし追熟中も傷みやすいルレクチエ同じ向きで放置してしまうと接地面から傷みが広がってしまう可能性があるということで、内勤の社員で毎日せっせと優しく裏返しながら見守りましたお部屋には幸せなルレクチエの良い香りが・・・
そして試食糖度は18度超え芳醇な甘い香りと味でとても幸せなルレクチエしごとでした
ルレクチエは産地の新潟県で県下一斉出荷日が決められており、プリムールと呼んでいるそうです今年は11月20日だったとのこと。年に一度、期間限定の特別なお味ですね