株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
みかん新芽の様子(愛知県)
桜の開花発表があった名古屋ですが、街を眺めてみても桜色はあまり見られません。満開予想は4月6日ですがその通りになるか、花見の予定が定まらずもやもやしております桜と同様に果樹でも生育の遅れが見られます。根は動いていますので、リーフA液材などアミノ酸の葉面散布でつなぐか、じんわり長効きするバクヤーゼKや新ぼかし大将などの有機肥料を利用するかして、樹の栄養補給を進めていきたいと思います
さて、二週間ぶりにみかんのお世話に行ってきました作業内容は先ほどの話の葉面散布と、幼木(二年生)の花芽取りです。幼木は体づくりのために、なるべく早い段階で花芽を取りたい。ですが、今年は生育がのんびりなのも理解していますので、様子見も兼ねて園地に行きました。
案の定、芽は見えてはいるものの動きはなく、作業をするのはもう少し先になりそうです
こちらは成木の新芽の様子です。昨年の着果跡があります。今年は葉芽になりますかね先端が丸みを帯びているものが花芽、先端がとがっているものが葉芽、と耳学問では知っているのですが、実際に観察して確認していきます
さて、こちらの写真。下葉が黄化したり葉先から枯れているのが分かります。
①穴を掘って堆肥施用したこと → 根を切ったこと
②堆肥の熟度が足りなかった → 堆肥からのガス害
これは①の方が影響が大きいと考えます。みかんの下葉と根は特に密接に関わっていますので、断根によって不要になった葉(切った根と繋がっていた葉)が落ちているのだと思っています。
これも根が元気になるための通過儀礼だと前向きに捉え、サンレッドやキトチンキなど根作り資材を活用して、樹が今までよりいい根を作るサポートをしていこうと思います
春の訪れを感じる ~天ぷら~
おはようございます。
名古屋では昨日、桜が開花しました今年は2月から気温が低めに推移していて、今週末もやや冷え込むという予報で、4月の入学式の時期まで桜が持ちそうです
庭をちょっと見てみると、越冬したシャクヤクがニョキニョキと伸びてきました。一見天ぷらにしたらおいしそうな形ですが、食用というより芍薬の字からも分かるように薬用ですね
ということで天ぷらです。春の山菜に衣をつけてサクッと揚げるだけでごちそうの出来上がりです
サクサクの衣を作る方法はいろいろありますが、今回ご紹介するのは、小麦粉ではなく米粉で作る天ぷら。
生地を混ぜすぎたり、作ってから時間が経ったりすると、小麦粉のグルテンがくっついてサックリした衣にはなりませんが、米粉なら大丈夫揚げ油にはサラダ油2:ごま油1で風味もよくなります。
米粉は小麦粉か製菓用の売り場にあると思うので、よかったら試してみて下さい
桃のお手入れ
今年は春が来るのがゆっくりですね名古屋もなかなかソメイヨシノが開花してこない様子ですそんな中ですが、ミズホ本社の駐車場の隅っこに植わっている桃もゆっくりと芽が動き出している様子
今年こそは美味しい桃が食べたいということで素人ながらお手入れをしました
まずは枝の剪定(前回大幅な剪定は実施済みなので、今回は整える程度)と、誘引です。昨年まではそのまま育てていたのですが、駐車場の隅っこという場所の関係と、お手入れをやりやすくするために今年は誘引してみることにしました昨年までは上の方にある桃には脚立を立てても手が届きませんでしたので
一先ずビニールひもでぐいーんと引っ張ってみました本当は誘引する角度を気にしたほうが良いようなのですが、今回が実験も兼ねて作業をしやすくなることに重点をおいて誘引してみました。結果はいかに・・・
更に上向きの花芽は結実しにくいということで、全て落とします。今の時期であれば手袋をした手で枝の上を撫でるだけで花芽を落とせるのでやりやすかったです
一先ず今の時期のお手入れはこれにてひと段落
剪定と誘引の結果がどう出るか、今後が楽しみです
サトイモ作りにもリン酸が効く!
おはようございます
ジャガイモの定植が終わりました。
秋ジャガイモの感覚で種イモを買っていたら・・・
春は切って植えるということを失念
少なくとも2倍に増える種イモ・・・
おかげで畑の面積の大部分がジャガイモになってしまいました
さて、初夏に私共が田んぼに伺いますと、水田の一部を畔板で仕切ってサトイモを植えていらっしゃるかたがいらっしゃいます。
写真のように畔板で仕切ってサトイモを植えるのです。
これくらいの面積なら米の収量に影響はほとんど出ないし、自家用なら十分な量ができるので最適ですネ。
そして、このサトイモにもMリンPKのリン酸パワーは効果あり!なのです
イモの大部分はデンプンでできていますが、デンプンを作り、イモに貯めるのにリン酸とカリウムの力が必要なのです
そろそろサトイモの種イモが出回り始める頃。
畔板の向こう側にも、是非MリンPKを施肥してホクホクでトロットロのサトイモを作って下さいね
イネの試験栽培―準備①
日増しに「春が来た」様相を強めていますねミズホの駐車場に植えてあるミカンも、少しずつ芽が動き始めています(ミカン圃場管理の目安にしています)しかし、例年より立ち上がりが遅いようで、名古屋の桜の開花予測も一週間ほど遅くなっています。遅いとはいえ気温も上がってきていますので、根も動いています。このような時、ミカンでは消化の良いリーフA液材(アミノ酸)を葉面散布して、開花に向けて体調を整えることを行っています
さて、タイトルの塩水選です。イネの栽培試験のために、苗作りを開始しましたその最初の作業が「塩水選」です。一般的には比重1.13の塩水で行いますが、今年はより厳しい選別を行うため、比重1.2の塩水を用意しました(どんぶり計算なので実際には1.2より高い比重になっています)
種もみは昨年の栽培試験で作ったものを使います。容器の関係から、だいたい10g前後の種もみを4回に分けて選別しました。
一度の選別で残る種もみは数粒です…
同じ作業を4回終えて、十数粒の重い種もみを選別できました。
ここから塩の洗い流し、消毒、乾燥を行い、吸水・催芽を行います。催芽の温度を低く調整して、予定しているゴールデンウィーク前の定植に合わせていきます