株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
キュウリで成果が見えた!
おはようございます
営業担当は、現在現地指導の真っ最中!
水田も、畑もにぎやかになってきました~
今年からMリンを使い始めて下さったユーザー様のところに調子を伺いに行きました。
キュウリで比較栽培をされているところ。
左が化成肥料(普通のリン酸、カリウム肥料)、右がMリンPKです。
化成肥料のほうが茂っていてよさそうに見えるのですが・・・
上の写真は普通のリン酸、カリウム肥料を使った区画のキュウリ。
節間が長く、花の数もまあまあというところです。
Mリンを使用していただいたところでは、節間が短く、花数が多く感じられます。
実際に、Mリン区の方が「収量が多い」とのことです。
樹は小ぶりになるけど、たくさんとれる!とご評価いただきました
ところで。
写真の端々に写るネギ。
気になりますね~(笑)
実はこれ。害虫予防のために植えてあるもの。
コンパニオンプランツといって、違う種類の植物を一緒に植えて害虫を寄せにくくするという方法です。
こちらではネギとキュウリが一緒に植えられていました。
減農薬で栽培したい場合に有効です
房採りトマト
リコピンがいっぱい詰まってそうな、美味しそうなトマト~
このトマトは、『房採りトマト』と言って、
中玉サイズのトマト6~8個つけた房のまま収穫し流通する珍しいトマトなんです。
腐らせず、すべてを完熟させて収穫するのは、生産者の腕の見せ所です
が、しかし……
昨年9月の大雨で圃場が冠水
JAの職員さんや普及所職員さんからは、あきらめて植替えを示唆されたとか
周りの生産者さんたちは、植え直しをしたにもかかわらず、
こちらのミズホ会員さんは、あきらめきれず、奮闘して見事ご覧の通りに回復させ、例年以上の収量たどか
この結果にJA職員さんや普及所職員さんは、〝奇跡だ″ と感嘆されたそうですが、
いえいえ奇跡なんかではありません。
毎年きちんと『土づくり』をされる圃場管理と生産者さんの『技術力』が、功を奏した結果なのです
緑肥作物の発芽率
ほぼ平年通りで梅雨入り宣言がありましたが、雨が降ったのは梅雨入り当日だけで、それ以降は降っていません今週もほとんど晴れの予報で、梅雨入り早々ですが空梅雨になりそうな雰囲気です
さて、タイトルの緑肥作物ですが、近年はあちこちの畑で見かけるようになりましたそれだけ緑肥の効果・効能が認知されてきたのでしょう。このたび緑肥を蒔く機会に恵まれまして、セスバニアを購入してきましたセスバニアを選んだ理由は、粘土質で水はけが悪く、地力が低い畑に蒔くため、マメ科で耐湿性があり、収量も多いとされるセスバニアが適している、となりました
タネを湿らせたガーゼの上に置き、発芽試験を行ったところ…
案外発芽していません…
もう少し近くで撮ったものがこちら。
発芽率30%、と言ったところでしょうかなんとも悲しい結果になりました
実際に畑に蒔いて9日後の様子がこちらです。
写真右上の赤丸がセスバニアで、それ以外は雑草です。写真中央にある茶色い粒がセスバニアのタネですが、発芽していませんね…畑は発芽試験の環境よりも過酷ですから、予想通りではありますが
この結果を見て調べなおしたところ、セスバニアは硬実種子の割合が高く、発芽が揃わないことがよくあるそうです。そのため、種子表面を傷つけたり、70℃の温湯に10分ほど浸けて、発芽を促すことが多いようです。
今年は芽が出たものを大きく育て、バクヤーゼKで土中堆肥化し、地力の向上を図っていきます
果樹園廻りしながら。「今何する?」
果樹もいろいろ。園地もいろいろ。
日本には美味しい果樹がいっぱい。
「果物離れ」がささやかれていますが、以前、「Mリン農産物プレゼント企画」を開催した時も、果樹人気は抜群でした。
皆さんは、どんな果物がお好きなのでしょうか?
5月某日から6月某日、新潟~甲信の果樹園を回ってきました。いろんな作物を回ってきました。
今日は、こちら
はい「西洋梨の貴婦人」こと「ル・レクチェ」という新潟の洋梨です。
ラ・フランス?とか、黄色い洋ナシ?とか言われるように全国区の知名度ではないかもしれませんが、みずみずしさ、果面のつややかさ、味わい、どれをとってとびっきりの極上品なんですよ。(以前ブログでもご紹介しました)
晩秋初冬の収穫が終わると、スグに剪定、そして春になったら人の手による人工授粉(花粉つけ)、これからは袋がけの時期になります。 10月には上の写真のような「青い果実」のまま収穫、40日~50日の「追熟期間」を経て出荷されます。
では、この時期の栽培管理のポイントは?と言うと、
●新梢の停止、花芽分化、果実の肥大
●病害虫対策
摘果を終えたのちの梅雨前の時期には、「病害虫対策」として防除は勿論ですが、より光合成能力を高めるべく、「稼ぐ葉」に仕上げていくために、「MリンPK」=根系施肥、「Pフォスタ」=葉面散布施肥、を提案しています。
降雨が続くと、一般的なナシでも「胴腐れ」「輪紋病」が出ます。ル・レクチェをはじめとした西洋ナシでも、近年「セイヨウナシ褐色斑点病」なる病気が果樹園地域全体に蔓延し、贈答品の予約玉数に届かない程、大減収になったこともあります。
…というようにほとんどの方が、「地上部」に目が行きがちですが、実は西洋ナシは、この「新梢の生長」が進む時期がイチバン「新根」の生長量が増加する時期。つまり「地下部」も大事なんです。
「T/R率」に注目です。
➡「大きすぎる地上部(Top)で、小さすぎる地下部(Root)」のような行き過ぎた仮分数状態では、樹が持ちません。
地下部の充実をさせる仕事、とりわけ、毛細根量を増やす仕事は「リン酸」の役割です。「良く効くリン酸」はMリンPKです。
ミズホには、「MB動物有機」をはじめとした「ぼかし肥」シリーズによる高い次元での樹勢維持と同時に、「MリンPK」で、開花結実・花芽分化…生殖生長には不可欠な「リン酸」をキッチリ効かせらる技術があります。徒長の防止、光合成促進を目指す玉肥にも、一役買っています。
今こそ、今年の果実の為、来年以降の樹の管理のために、未来に繋がるリン酸を効かせましょう!
田植え。始まりました!
北海道の田植えは、5月のゴールデンウイークを境に下旬頃ピークを迎え、6月に入ると殆どの田んぼでは、田植え作業を終わらせます
5月は、少し不安定な天気で暑かったり寒かったり、雨が降ったり晴れたりの繰り返しの天候でしたが、田植え作業に影響が出るほどではなかったようです。
田植えが終わってから重要になるのが、苗作りの段階でいかに丈夫な苗を作っているかにかかってきます
これ位、苗も太く、根もビッシリ多いと田植え後の管理も楽になりますね
健苗な苗は活着も良く、少し位天候ではビクともしないのです
育苗のコツはと聞くと、苗上手ブレーキ(B)と仰っていました