株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
第19回米・食味分析コンクール国際大会に出展しました
こんにちは。
去る11月25~26日に山形県真室川町にて第19回米・食味分析コンクール国際大会が開催されました!
私共も大会の企業ブースに初出展!
もっと良い米づくりをしたいという方の応援がしたい!とPRしてきました。
出発前に、
真室川は雪が深いぞー!!
めちゃくちゃ積もるぞー!
・・・などと言われておりましたが、『さすがに冗談でしょ』と甘くみていました。
ですが、
リアルに大雪
さすがに11月にこれほど降るのは珍しいそうなのですが。
普段現地研修で使用している長靴が大活躍でした
さて、この食味分析コンクール。
米の食味値と整粒値を測定するのが1次審査。
1次審査を通過すると2次審査で味度メーターで味度値を測定。
ちなみに味度メーターは炊飯した米のおねば(米の周りにできるねばねば)の量を測定した値だそうです。
1次審査と2次審査の合計点が高かった人が決勝に進出するという仕組みだそうです。
決勝では食味鑑定士が実食。
投票によって金賞受賞者が決定します。
金賞か否かは、オリンピックでメダルをとるか否かと同じくらいの違い。
それくらい大きな差がある金賞は、今年は1票差で決まる大接戦でした。
食味コンクールの会場に足を運んでいる方は、多くが『更においしいお米を作りたい』という方々。
私共の『よく効くリン酸=MリンPK』のお話も、多くの方に立ち止まって聞いていただきました。
来年は高山での開催。
地元(ちょっと距離がありますが)開催なので、来年もぜひ参加したいです
恒例の餅投げ
昨日、山口県の古くからの代理店さんで恒例のミズホ大会が行われました
50名以上参加したベテランの生産者さんたちを前に、『長雨と日照不足の対策』について講習会を開催
その後の懇親会では、代理店さんがMリンPKとMB動物有機ペレットを施肥して作ったお米をおにぎりにして、カボチャのコロッケや石焼き芋、ぜんざいなどをいただきながら、今作を振り返り、話題は尽きません
そして、締めくくりは、にフォークリフトを利用した『餅投げ』
この地域では、イベントの締めといえば、『餅投げ』に決まっているらしく、今回も盛り上がって幕を閉じました。
来作も豊作を期待しております
第一回、みかん収穫
急に冬らしい気温になってきましたまだ自宅のコタツは出していませんが、そろそろ準備しないといけないな!と言うくらい、冬の様相を深めていますね
ところで、コタツと言えば?
そう、ミカンです11月中旬に今年一回目のみかんの収穫をしてきました今年は「裏年」で生りが少なく、無摘果ですがどうしても大玉化してしまいました。ですが、昨年休ませた生りの多い樹もありまして、一回目の収穫は1本あたり平均56kgとなりましたまだ未収穫の樹もありますが、樹勢が強いのでこのまま樹生り完熟まで持って行こうと思います
収量はいいとして、その品質は…?
10個ほど糖酸度を測定した結果、平均糖度11.1、平均酸度0.97。まずまずの数値となり、ほっと一息と言ったところですしかし、実際に食べてみると、水っぽく感じます…いわゆる「コクが足りない」という事でしょうか。ちなみに写真は比較的良い数値のものです
昨年は表年で、生りが多いための品質低下を気にして、収穫一ヶ月半前からリーフA液材を主体とした葉面散布を週一回、収穫二週間前からは週二回行っていました。今年は生りも少なく、少々気が緩んでしまい、収穫一ヶ月前から葉面散布を始め、週一回ペースで実施しました。
コクが足りないと感じるのはこれが原因でしょう。やっぱり作物は手を掛けた分だけ応えてくれますね。そして改めてリーフA液材の効果を実感しました
B品のイモは
先週の芋掘りでたくさんのサツマイモがとれました
良いイモはキュアリングへ
B品のイモはお試しで干し芋にすることにしました
干し芋を作るのは小学生ぶりでしたので、懐かしい気分に浸りつつ茹でイモの皮むきを。準備ができたイモは会社にあったザルに並べて上にペーパータオルをかけた状態で1日半くらい天日干し
それでも少し乾き不足だったので、今度はオーブンの低温で焼いてみました
出来上がりがこちら
茹でが少し足りなかったのか、見た目はちょっと市販品には遠い感じですが、試食してみると干し芋らしい食感に大分近い感じ
試作品としてはまずまずの出来栄えでした
せっかく大切に育てたサツマイモなので、B品まで美味しく頂けるのはうれしいです
サツマイモの収穫&キュアリング
遅い時間の更新となりました。
何をしていたかといいますと・・・
サツマイモの収穫を行っていました。
長雨とまあまあ高い気温のため、なかなか葉色が落ちず・・・
11月に入ってもこのように青々としていました。
これでは掘れないので、Pフォスタの葉面散布&MリンPKを(手荒くも)葉の上にバラマキ!
2回雨が降りMリンが効いたのか、それとも気温も下がってきたためか、10日後に
何とか葉色が落ちました。ヤッター
そして急に寒波がやってくるそうなので、あわてて芋ほりを行った次第です。
そこそこの収穫が出来、一安心。
ところで、青果物の多くは収穫直後が新鮮でおいしい!のですが、サツマイモは別。
デンプンを糖に変える熟成が必要なのです。
そのために行うのが、「キュアリング」。
このキュアリング。
32~34℃に保って湿度を100%にし、無風状態にして5日ほど保管する。
という、何とも難しい条件にしなければならないのです
家庭では発泡スチロールに入れて冷蔵庫の上に置いておく、地面に穴を掘ってワラをしいて埋めておくといった方法で行うこともあるそうなのですが、失敗して腐ってしまうことも。
・・・そんなワタクシもキュアリングをしようとして多くのサツマイモを犠牲にしてきました。。。
しかし、ここは研究室を擁する会社!
温度を保つ機械はある!
と、いうことで研究室の孵卵器をかりてキュアリングにチャレンジ!
湿度は濡れ新聞で確保! できるのか?!
心配をよそに、案外、温度と湿度を保つことができました
掘りたてのイモを食べたときの反応は(←なんだかイマイチ)
キュアリング後のイモを食べたときの反応は(←甘くなった)
どうやら成功したようです
キュアリングはイモの傷をコルク化してふさぐためにも行います。
甘くなって保存性も良くなるので、サツマイモ産地では欠かせない技術です。
キュアリング技術を獲得したミズホ!
サツマイモ作りにも力が入ります