株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
春支度
ここ数日少し春の空気を感じるようになってきましたねと、いうのも私は花粉を感じる体質なので自分の目がかゆくなってきたことと、天気予報の花粉情報が「少ない」→「多い」に変わってきていることで春を感じているのですが・・・
さて、会社の駐車場の木々達も続々と春支度中です先週はイチジクを柿を剪定しました
柿はあまりお世話をしておらず、伸び放題で、木も大きくなりすぎて上の方は収穫できない状態になってしまっていたので、思い切って上3分の1を切り落としてみましたもしかしたら今年は実をつけなくなってしまうかもしれませんが、柿の木はもう1本あるので問題なさそうです。
イチジクはいつも通り、2芽~3芽残して切り戻しました前年は別の場所のイチジクの木の根元で堆肥を仕込んでいたらいつもより甘いイチジクに育ったので、今年は写真のイチジクの根元で堆肥を仕込み中です美味しいイチジクになりますように
発酵熱で厳冬も関係なし!
おはようございます
ちょっと寒さが緩んだかと思ったら、また寒い日がやってきております。
今回の寒波を乗り越えれば暖かくなるようですので、春はもうすぐそこといったところでしょうか。
さて、先日愛知県のアスパラ生産者様を訪問しました。
例年1月中旬頃から10月までアスパラガスを連続出荷されています。
今年は特別に寒かったので影響はなかったですか?とお伺いしたところ…
「寒さの影響?全然ないよ」
というお答え。
実際に1月20日ごろから出荷を始め、訪問した2月初旬には連日100束のアスパラガスを出荷できているとのことでした。
寒さの影響が全然ない理由
それは、びっしりと敷き詰められるバクヤーゼで発酵された堆肥。
今年度は、くん炭と堆肥をサンドイッチ状にしてまいてあるそうです。
微生物の発酵熱のおかげか、厳冬期にもアスパラガスがニョキニョキとでていました。
しかも、太くて立派!
これは秋の紅葉を十分におこなって根に栄養を貯めた結果ですね
こちらのアスパラガスは太くても軟らかくて甘いのが特徴です。
ちなみに
堆肥は畝間にもビッシリ敷き詰められています。
根は畝間にも来ていますので、畝間も手抜かりがありません。
発酵熱のおかげか、無加温だそうです。
燃料代もかからなくて◎ですね
大特免許研修(農耕車限定)
二十四節気では、立春を過ぎて雨水に入り、ここ名古屋では日中に初春の暖かさを感じる日も出てきましたそんな暖かい日の夜は、春の匂いも感じることができます会社の駐車場の桃もつぼみが徐々に動き出しているのが見られます。大雪の地域も雨水の文字通り、雨が降って次第に雪が減っていくのではないでしょうか
さて、先日、愛知県の農業大学校で大特免許(農耕車限定)研修を受けてきました
この免許を取得すれば、どんな大きさのトラクターでも公道を運転できるようになります
研修では50馬力のトラクターを操作し、安全に公道を走るための技術を学んできました。自家用車と違うところは、視点が高いこと、死角が多いこと、大型車両に共通の左側巻き込みに特に注意が必要なこと、でしょうかコースは片側2車線の4車線道路になっていて、最初はトラクターで太い道路を走行することに違和感がありましたが、人間慣れるものですね。作業機はついていないので、自家用車とそんなに変わりなく運転することができました
研修時間の大半が運転操作に費やされ、5台のトラクターを順番に乗り回しました。比較的新しいものもあれば、中にはこんな珍しい機種も
今では製造していないシバウラのトラクターアワーメーターは約4000時間となっていました作業機としては難しいかもしれませんが、教習車としてはまだまだ動きそうな様子でした
今回のブログは古いトラクター紹介みたいになってしまいましたねこれから春の定植作業に向けて、何かと運転することが増えると思いますが、安全第一で作業をこなしていきたいものです
梅の開花
おはようございますオリンピック真っ只中ですね熱戦を繰り広げている日本選手の今後の活躍に期待したいと思います
前回は気象庁のデータから気温を見てみましたが、今回も気象庁のホームページの各種データ・資料からうめの開花日を見ていきます
今年一番は那覇、松山、松江の1月4日ですちなみに昨年一番はその前年の12月20日の高松です
今年に戻って、次いで12日高松、15日石垣島、16日銚子、19日静岡、東京、23日鹿児島、26日大分、28日横浜、30日神戸となります
2月に入って1日高知、2日長崎、7日宮崎、8日名古屋、10日奈良、下関、熊谷、11日福岡、12日徳島、15日宇都宮となっています
こうしてみると、開花の時期や場所に結構バラツキがあることが分かりますちなみに、昨年の桜の開花は沖縄こそ1月後半ですが、3月後半に南から咲き始め、5月前半に北まで咲くという皆様ご存知のパターンになっています
桜のソメイヨシノは遺伝子がすべてクローンなので、気候に合わせて南から北に順番に咲いていきますが、梅は多様性が保たれているので、地域によって開花時期がバラバラということですね桜のようにみんな同じだと世の中の変化に脆くなるので、梅のように多様性を保つバランス感覚を身に着けたいと思います
かつては桜の下は幽霊が出るといわれていて、梅の方が日本人に好まれていたのですが、近年では桜が主役になってしまったので、今回は梅を取り上げてみました