株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
駐車場で豊作
夏季休暇も明け、帰省先(避暑地)から名古屋へ戻ってきたところ、あんなに暑くてジメジメしていた名古屋が何だか爽やかな気候お盆前は30日も熱帯夜が続く息苦しいほどの暑さでしたが、少しは空気が入れ替わったようです
さて、会社の駐車場に植わっているイチジク(たぶんバナーネ)の木。今年は根元で前年のバケツ稲の栽培残渣を堆肥化していたらぐんぐん成長栄養過多のためか栄養成長ばかり進んでしまい、手の届かない高さまで伸びてしまいました
これは困ったとMリンPKを多めに施用したところ、だんだん実が膨らみ始め、結果的には豊作になりましたお味もねっとりと甘く、濃厚ですよ
今までは干ばつ傾向でしたが、気象庁の長期予報によるとこの先1か月は全国的に降水量が増える傾向とのこと気温が高めの時期に雨が降ると、今まで施用していた分の窒素が効きすぎることも
そんなときにはMリンPK効きすぎた窒素を消化し、尚且つ作物の品質が向上しますよ
バケツ稲の経過
おはようございます ミズホは明日より15日までお盆休みに入りますので、休み前最後のブログになります
週間の天気予報を見ると徐々に気温が下がっていく予報で、暑さのピークはようやく過ぎ去ったのかなという印象です 二十四節気だと、7/23が大暑(夏の暑さが最も極まるころ)8/7が立秋(秋の気配が感じられる)、8/23が処暑(暑さがおさまるころ)ということなので暦通りですね
さて、秋の気配を感じるバケツ稲ですが、昨年と同じ日に田植えをしましたが、今年は暑かったからか出穂が少し早くなっています
こしひかり 昨年7/24出穂 今年7/23出穂(-1日)
あさひの夢 昨年8/8出穂 今年8/3出穂(-5日)
ハイブリッドとうごう3号 昨年8/14出穂 今年8/6出穂(-8日)
平均気温が2℃高いと出穂時期は1週間早まるという研究結果もあります 名古屋の場合は昨年の平均気温が5月で20.5℃、6月で22.4℃、7月で28.1℃です。今年は5月で19.8℃、6月で23.4℃、7月で29.3℃となっています 単純な比較ですが、6月以降に平均気温で1℃以上高い状態が続いたことで、出穂が早まったと言えるんじゃないでしょうか
高温すぎて白穂
おはようございます
ここ、名古屋もついに!
40℃を越しました~
40℃越え当日は、社内で拍手喝采
なぜなら、全国の猛暑地域から「今日は40℃にもなって暑かった」とご連絡をいただくのですが、40℃を越していないので名古屋は暑いと認めてもらえない雰囲気だったからです
しかし、名古屋は毎日毎日38~39℃!でした!
地味~に毎日地獄のような暑さ。
やはり、40℃の大台を超えないと暑いと認めてもらえない…
こんなに毎日暑いのに…
40℃を越して、晴れて暑い地区の仲間入りです
暑さの弊害?
もちろんあります。
出穂時期が台風12号の襲来と重なってしまったこと。
出穂期に水が切れてしまったこと。
台風以後35℃以上の高温が続いたこと。
が、原因と考えられます。
この猛暑で干ばつになっている地区も多々あるとの情報が入っています。
出穂時期の水切れは白穂の原因となりますので、絶対に避けてください。
根がしっかりと作れているほ場では、多少水がなくても元気でピンピンしています。
干ばつ時こそ、しっかりとした根作りが必要だと認識させられます。
イネの根作りは土作りから。
今年の教訓を生かして、秋の土作り微生物資材バクヤーゼ、バクヤーゼKでの土作りをお忘れなく!!
やっぱり!【北海道便り】
「命にかかわる気温」と連日、ニュースで流れています。
予想最高気温38℃、39℃なんて初めてです
今日の予想は35℃の猛暑日になるでしょう。結果的にどこそこで40℃を記録したというパターンでしたが、最初の予想気温で39℃とは、、、、
人が命にかかわるという事は作物も一緒です
食べた(補給)した栄養分を吸収し体(実)になる。理屈は一緒なのですね。
日本各地で大雨による水害や日照不足、また、別の地域では雨が降らず水不足と真逆の気象被害を味わっています。
北海道でも、6月からひと月半は、低温・多雨・日照不足でしたが、その後は高温と干ばつが続いております
まだ栽培のピークではありませんが、早くもカルシウム欠乏による尻腐れ症状がでてしまいました。
また、露地作物では生育不良が起こっています。まだ、例年の半分程の草丈です。
カルシウム欠乏には、リーフアップCaの葉面散布を、また、生育不良には消化吸収の良いアミビタゴールドやリーフA液材のカン水や散布で生育促進を行って下さい。
しかし、根本は根張りです。6月の低温や日照不足での生育遅れや光合成不足のよる発根不良が原因です。
これからの管理は、生育回復、樹勢維持はもちろんですが、同時に発根促進を重点的に行う事が重要です。
極暑
昨日の名古屋の最高気温は、39.6℃。
外に出ると息苦しく感じるほどの極暑でした
高温が続く場合、樹勢や根の活力が低下しますので、作物にも栄養補給が大切です。
MリンPK液肥の素 2㎏ と アミビタゴールド 10~20㎏ のカン水をお勧めします。(10a当り)
高温時は、消化吸収の良いアミノ酸液肥での窒素分補給が最適です。
本日も12時現在、名古屋の最高気温は38.5℃
ミズホ社屋屋上からバケツ稲をバックに撮ってみました
肌を刺す日差しの強さです
熱中症には、くれぐれもお気をつけください。
もし脱水症状を感じたら、塩分を効率よく補って下さい
ちなみに手元に経口補水液が無い場合、緊急対策として水1ℓに対して、砂糖20~40g、塩3gの分量でできます。
水やりは大切!
この夏は、豪雨・長引く猛暑・逆走する台風と、次から次に自然災害に見舞われている印象です特にミズホのある名古屋近辺では雨が降らず、台風の日でさえほんの3ミリほどの降雨で終わってしまいました前三ヶ月間の降水量は平年の110%ですが、ここ20日間は平年の5%と、雨がかなり少ない状況です。しかし全国規模で見れば、新潟や東北、北関東は名古屋よりも降水量が更に少ない状況です。このような干ばつの時は、葉の乾燥を防ぎ、蒸散を防ぐリーフSG、生育の維持・促進のためのリーフA液材やリーフアップNの葉面散布を行って下さいこういった農業県での天候不良は消費者に直接響く問題です少しでも早く雨が降ることを願っています
さて、雨が無いので頻繁に試験圃場の水やりに行っています。先日は上流の方で大量に使用していたのか、まったく水が出ず、オクラが残念なほどに萎れていました水不足になると、根に持っている養分を消耗しながら体を維持しますので、根が弱ってしまいます。バイオ根助で根張り促進を意識しながら、水やりを行おうと思います
そんな水の無い中、ソルゴーはほどほど元気に育っています。 根の作りが違うのでしょうか、それとも密植で土壌水分が逃げにくいのでしょうか
ソルゴーは有機物の生産が目的で、すき込む際の作業性から、敢えて軟弱徒長させるために尿素をまいています。しかし、雨が降らないため肥効が発揮できていません手前のシンボルソルゴー(生育の早いソルゴー)並みの葉色にするため、作業の合間にこちらも水やりをしたいと思います