株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
適期に刈取りましょう
エルニーニョ現象の影響かは分かりませんが、11月も半ばになるのにも関わらず最高気温が20℃を超える日が多々あります昼間は長袖1枚でも少し動けば暑い、といった日和です。個人的に秋が長いのはうれしいのですが、暖かい日が長引くと露地作物の生育が前倒しになることが懸念です
秋から冬にかけては根作りMリンPKの元肥はお使いいただいたと思いますが、生育が前倒しに進みそうなときはPフォスタの葉面散布をして、体作りよりも根作りに進むよう調整してください
さて、先日のブログでミズホの新人くんが「セスバニアの刈取り」を書いていましたが、その別報になります。大きく育ったセスバニアですが、タネまきは6月27日に行っています。そして刈取りを行ったのが11月7日。その栽培期間は……133日!完全に刈取りが遅れてしまっています
タネの説明には「草丈1.5~2メートルになったらすき込んでください。すき込みが遅れると茎が固くなります」と記載されています。今年の生育ではタネまきから85日で草丈2メートルになっていましたので、3ヶ月で刈取りというのが一つの基準ですね
こちらが刈取ったセスバニアの根元で、ちょっと太い部類のものになります。直径は両サイドが3センチ、真ん中が2.6センチです。これだけ太いと分解に時間がかかるとは思いますが、有機物の生産量は十分確保しましたので、来年の作付けに向けて着々と準備を進めて行きたいと思います
エルニーニョ現象発生!
おはようございます 9日の気象庁の発表によると、平成28年以来、2年ぶりにエルニーニョ現象が発生したとのことです 少なくとも来年の春まで続く可能性が高く、通常は1年程度続きます
ご存知の方も多いとは思いますが、エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年より高くなり、異常気象を引き起こすと考えられています 日本では暖冬、冷夏になりやすいです
参考までに、エルニーニョと逆の現象がラニーニャ現象で、太平洋赤道付近の海面温度が下がり、日本は厳冬、猛暑となりやすいです 最近では平成29年秋から今年の春にかけて起こり、ちょっと時期はズレますが、今年の夏が記録的な猛暑でした
まずはこれからの冬の気温を注視していきたいと思います
話題は変わり、とある植物園の温室で、身近な食べ物ながらなかなか見れない植物を撮ってきました
バナナ
カカオ(カカオポッドを発酵させればチョコレートの原料に)
コーヒーとアセロラは実がついてなかったので、時期を変えてまた行ってみたいと思います
カリンがたっぷり
ある日会社に来たら何だか部屋が良い香り…
香りの正体はこちらでした。
コンテナいっぱいのカリンです。社員の1人のお宅のお庭で採れたとのことで、今年は豊作庭木なので残念ながらMリン使用ではありませんが、虫害も少なく比較的キレイ
おすそ分け頂けるとのことでしたので、数年前にカリン酒を漬けましたが、アルコールだと夜しか飲めないので、今年は砂糖漬けにしてシロップを作ってみたいなと思っております
カリンはそのままだと渋くて食べられないため、熟したタイミングが分かりにくいです未熟なものを調理すると、出来上がっても渋みが残ってしまうことも…
シロップを作ったりする場合も熟してから調理するか、1日前に丸ごと煮ておくと良いようです
熟したものの見分け方はこちら
全体が明るく濃い黄色になる
表面がベタベタとしてくる
香りがとても強くなる
ここのところ朝晩と日中の気温差が大きいですね私も少し喉が痛いので、カリンで喉を守りたいとおもいます
ちょっとブレイクタイム!
【北海道便り】
早いもので11月です
北海道はあっという間に夏が過ぎ、あっという間に秋も過ぎ、すでに冬の入り口に差し掛かっています。
いや、もう冬です
今年は徐々にという言葉がない季節変わりです。
先日、今では全国的に有名になった美瑛の『青い池』に行き、奥さん孝行してきました
不思議ですねぇ~。自然の神秘です
これは、上流にある温泉郷で湧出している「白ひげの滝」からアルミニウムを含んだ水が、美瑛川と混じりコロイドが生成されます。その水中のコロイド粒子と太陽光が衝突し青く見えるという事です。
この日は、曇りだったので、天気が良ければもっと澄んだ青らしいですが、直接見ると十分な青でした。
こちらは、四季彩の丘です
約30種類の花が4月から10月まで季節ごとにパッチワークのように並んでいます。
今は秋なので淡い色の花が絨毯のように咲いていました。
夏はカラフルで鮮やかに咲き乱れている様です。
無料で花を楽しむことができ、その他、バギーなど色々なアトラクションもあるようです
また、アルパカの牧場もあったりと、一日中楽しむことが出来ると思います。
北海道にお越しの際は、ぜひ立ち寄っては
バケツイネの結果
めっきり涼しくなりました。
会社で育てていたバケツイネの集計も終わり、結果が出てきています。
ワタクシが担当したバケツはこれ↓
見た目は良さそうですが、収量はこちら↓
左は不稔、クズ米です。
昨年に比べて、かなりクズが多い結果となりました。
原因として考えられるのは、名古屋の殺人的な暑さ。
暑さによる根の弱り→栄養吸収減 にも、微量要素入り葉面散布材リーフアップNとPフォスタで対応。
出穂期からは苦土入りMリンPKの積極施肥で不稔を抑える
・・・と、施肥による作戦を実行したのですが
35℃越えの一か月がかなり響いています。
どうにか10000粒に達し面目を保っていますが、今年は本当に厳しい戦いでした。。。
来年は熱帯地方の品種を導入しないと、環境が良い地区とは戦えないなぁ~と思っています。
しかし!この暑い名古屋で育てても10000粒は越えられるのですから!
もっと環境が良いところでMリンを使ったら、20000粒はいくはず!
暑さ対策を考えて、来年もチャレンジしたいと思います!