株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
”米1GP”(こめわんグランプリ) の一コマから (連載・其の一)
本日もまた遅い更新時間となりました。お待たせしてスミマセン
今年は暖冬ですね…と話していたら、昨日から急に「寒波襲来」
この本格的寒さへの対策を前もって準備されていると思いますが、まだの方は、11/28ブログの「冬の栽培管理」をもう一度お目通しくださいね!
さて本題。今日のタイトルですが…
じゃん
こちらの写真は、先週末、埼玉県のヤンマーアグリジャパン川島支店さんで開催された展示会での一コマです。
「美味しいお米を作ろう!」というテーマの元、通常の農機販社の展示会とは一味違う「参加型展示会イベント」でした。
ここ、埼玉県比企郡川島町は「コメどころ」産地と比べると、環境も気象条件も恵まれているわけではありませんが、農家さん一人一人が「うちのコメがイチバンうまい!」という思いで熱心に米作りに取り組んでいらっしゃいます。
この日は、静岡製機さんをはじめ、各メーカーさんの協力もあり、ヤンマーさんの「今年できたお米を一合程度持ってきてください!」という呼びかけに応じて、「食味測定」ブースには長蛇の列が出来ていました。
「ウチのコメは何点なんだろう?」
「今年は、Mリンさんを使ったから、なんか粒が大きくなった気がする!」
こちらの写真は、この日、すぐ測定された米粒の測定結果。
水稲の米品質上問題となる「胴割粒」。こちらの方は胴割粒の割合も非常に低く「食味点数」にも期待が出来る新井さんの簡易結果。
残念ながら、その日には「食味点数」計測するだけの時間が無いくらいの「エントリー過多」だったため、「評価内容」や、ランキング詳細は「事後発表」ですが、大変楽しみです。
ブース隣で行った「美味しい米作り・ミニ講習会」では「来年に向けて」耳を傾けて下さる方が多くいらっしゃいました。
「 食味」についてと、講習会の内容は、ちょっと長くなりそうですので、次回の「ブログ当番」の時にお話します!
冬野菜栽培への道【第4話】
日増しに寒くなってきました先日同僚が「外側の対策じゃなくて、内面からの対策、体質改善だ!」とおっしゃっていました。一時しのぎではなく根本からの改善をしないと、余計に手間もお金もかかるのは、人間も植物も同じなんだなぁと気付きました
【10月末】冬野菜たちも急に寒くなり参っているようで、伸びが良くありませんもともと種まきが遅かったのもありますが、由々しき問題です。ということで、寒冷紗をかけて寒さ対策をしました
寒冷紗をかけてから気になったことは、水遣りで与えた水分が蒸発しにくいこと。朝に水を遣り、夕方になっても土の表面が湿っています。土がずっと湿っていると、土中の酸素不足が心配。生育に問題はなさそうなので、そのままやっていましたが、長期間設置するときは、適度に解放しようと思いました
【11月2週目】さて、寒冷紗をかけて10日過ぎましたが……
生長に勢いが出ました一番右のコマツナと中央のカブが順調に育っていますが、だいぶ狭そうにしていますので、このタイミングで間引きをしました。
コマツナの様子です。葉が垂れグニャグニャ曲がっていますね。葉が柔らかいことが写真からも分かると思います。間引き前で密植というのもありますが、チッ素が効き過ぎて徒長していますそのせいか、虫食いがチラホラ見えます。ある人の考えでは「虫に食べられる作物は虫のエサ」だそうです。リン酸を効かせ作物の代謝を活発にし、虫に食べられないようコマツナ本来の地力を出させます
こちらはカブの様子です。小さいですが玉が出来始めています(背後で葉柄が折れていますね…間引き時にもっと丁寧に扱わなければ)今後は玉の肥大のスペース確保のため、様子を見ながら適度に間引きしていきます。
この冬野菜栽培では葉物野菜がほとんどなので、虫に食べられない強い体を目指して、最も弱いと思われる発芽したてのころに、[バイオ根助]と同じ木酢を水に混ぜて撒いていました。1週間ほど毎朝やった結果がコレです。
もうお気づきの方がいると思いますが……ホウレンソウは酸性土壌に弱く、木酢液は強酸性です。作物の生態を把握していないとこういうことになる、と先輩に教えられました完全に萎れてしまったホウレンソウを抜いてみると、根っこがほとんどありません土壌pHを測ってみると5.72で酸性土壌という結果でした。水をたくさん遣って薄め、[スーパーMリンPK]と[サンレッド]で根作りを促進させます。最初にも書きましたが、根本からの改善ではないので余計に手間がかかっています……もっと作物ことを勉強せねばなりません
そしてハクサイですが、寒さに耐えることができず、残り1株となりましたこちらは鉢に植え替え、簡単なビニールハウス状態にして再度育てることにします。
寒冷紗でコマツナ、カブ、ホウレンソウが復活してきましたので、今後は寒冷紗なしで葉を虫にかじられないようにできるか、いろいろ試してみようと思います
冬野菜栽培への道【第3話】
もう11月です10月末には木枯らし1号も吹き、ここ名古屋でも朝の室温が10℃を下回るようになってきました。寒いのは苦手ですが、星好きの私にとってこれからの季節は夜空を楽しめるいい季節ですそして本日11月5日は[後の十三夜]、通称ミラクルムーンが見られ、なんと171年ぶりだそうです寒くなり家にこもりっきりの方も、今日は外で月を眺めてみてはいかがでしょうか
さて、農関係に話を戻します
発芽後、順調にすくすくと育っていた野菜たちですが、その後の生育を見てみましょう
こちらはコマツナです。前回は子葉ばかりでしたが、本葉もすくすく育っています。そろそろ間引きのタイミングですが、間引き菜はどう調理しようかしらん
ホウレンソウ(左側)とカブ(右側)です。ホウレンソウの発芽が寂しいです手前側の発芽が特に良くないのは、隣の建物で日当たり時間が短く、発芽温度に足りなかったせいでしょう。カブはすくすく本葉が育っています。こちらも間引きが必要ですね
運よく発芽したハクサイですハクサイは種まき時期が遅すぎたのでしょう……結局2個しか発芽していません。ハクサイのために作った1畝がほとんど空いています。寒くなると出にくくなるのは人も種も同じなんですねぇ……
今後は虫の食害が出たり、寒さにやられてしまったりしそうなので、何かしらの対策を立てねばなりませんそれらの様子は次回以降お伝えできると思います
出張先での密かな楽しみ パート2
10月10日のブログで、訪問先で飼われているペットの話をしました。
→詳しくはこちら
前回は柴犬のサクラちゃんを紹介しましたが、世の中は犬派の人間ばかりではありません。
という訳で、今回はこの子のご紹介
僕:「名前は?」
会長:「ないよ。野良猫だし。」
えっ?事務所に自由に出入りしてますが・・・
それに事務所の隅に置いてあるエサ袋と皿は何なんでしょうか・・・?
ネコ:「ニャア(ほれ、触らせてやるよ)」
僕:「可愛いなぁ。ナデナデ」
ネコ:「ゴロゴロ(気持ちえぇな)」
僕:「ここも気持ちいいんか?ナデナデ」
ネコ:「ゴロゴロ(はー、眠くなってきわ)」
僕:「ナデナデ」
ネコ:「(はっ?しまった!ワイは人間には媚ぬ!)ガブッ!」
以上、ネコあるあるでした
ごめんなさい。次回からはちゃんと農業の話します。。。
冬野菜栽培への道【第2話】
台風が去った後はすっかり秋らしく、朝夕は少し冷えるようになりましたね
もう少ししたら愛知県も紅葉が見れるようになるでしょうか。
さて、前回種まきの準備をした駐車場内の小さな畑。
台風前に畝立てをし、種まきをしました
写真奥から、ハクサイ、コマツナ、カブ、ホウレンソウの種をまきました
無謀にも、日程重視で台風前に播種してしまったのできちんと発芽するか不安でしたが・・・・
10日後の様子がこちらです
ホウレンソウ、少しずつ発芽してきています
カブはびっしりと発芽間引きをしっかりしないと
コマツナもびっしり抜き菜も楽しみです
ハクサイはのんびりしているようです。
元々少々種まきの時期が少し遅いので少し心配ですが、気長に待とうと思います
冬野菜たちの今後の成長に乞うご期待
秋冬野菜栽培への道【第1話】
徐々に肌寒くなってきました温かいご飯がおいしくなってきたのと反比例して、財布が寒くなるのは私だけでしょうか
さて、夏野菜栽培後、秋冬野菜栽培に向けて畑を手入れしました。秋冬野菜のだいたいの見当を付け、それに向けて土づくりです会社の畑は7㎡なので、使う資材は少量です。ですが、手元に機械類を置いていないため、作業は全て人力です(笑)バクヤーゼ100gと米ぬか15kg、自前の堆肥を全体に広げ、30~40cm耕起しました(このとき手の皮がむけたのはナイショです)。そして菌の繁殖のために散水。
適度に水分を補給しつつ、一ヶ月ほどかけて残さ処理を・・・したいのは山々ですが、いろんな都合でそうはいきません10日間ほど置いたらさっそく秋冬野菜の種まきです
現在の畑の様子がこちら。夏野菜がきれいさっぱり片付きました。適度に散水し、次の実りを期待して・・・。次回は種まきをお伝えします