株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
長引く梅雨と、その後に注意!
ミズホのある愛知県は平年の11日遅れで梅雨が明けました梅雨明け直後は曇天もあり比較的涼しかったのですが、それ以降はものすごく暑い本日の予想最高気温は36℃で、朝9時には30℃を超えるといった状況でした長梅雨で高い気温にまだ馴染んでいない今年の私の体は、急激な温度の変化になんとか対応中といったところです。こういう時に体調を崩しやすいので注意しなければなりませんね
さて、北東北以南は8月2日までに梅雨明け宣言があり、概ね晴れが多くなっています。北東北は例年7月末には梅雨明けになりますが、今年は長引いています。ここで、作物栽培の注意点が2パターンあります
①梅雨明け地域の急激な高温
全国的に長引いた梅雨。日照不足と長雨でほとんどの作物は軟弱徒長・チッ素過多になっています。その結果が、今の野菜の高騰につながっていますね。そして、軟弱な作物が急激な高温にさらされると、弱り目に祟り目病気の蔓延、害虫被害の増加、環境変化に対応しきれず生理不順…。急激に高温になると人間でもしんどいのに、身動きできない作物はもっとしんどいのです。弱っている作物には総合的な栄養補給アミビタゴールドVer5と弱っている根のためにバイオ根助の混用カン水。速効的な対処にはリーフアップバリアとリーフA液材の混用葉面散布で、耐病性強化と栄養補給を行って下さい。
②梅雨が明けていない地域の曇雨天
日照不足と長雨で、軟弱徒長と過湿による根痛みが進行中です。さらに曇雨天でも最高気温は30℃を超え、湿度が高いためにカビ系の病害菌が活発に動く条件です。弱っている作物は被害が蔓延する可能性が高いため、早急な耐病性強化と根の活性化が必要な状況です。バイオ根助とキトチンキを混用カン水して根の活性化を、晴れた朝か夕方にリーフアップバリアの葉面散布を行い、耐病性強化を図って下さい。
そして、これらの対策の大前提に、「健全な土作り」があります。完熟堆肥を用いた土作りがしっかりと出来ているかどうかで、このような天候不順時に差がつきます。また肥料の効きも断然良くなりますので、結果的にコストを抑えることになります。異常事態の時ほど、基本がしっかりできているかどうかが重要です。この長梅雨を教訓に、西洋医学的な対処療法ではなく、東洋医学的な根本治療に頭を切り替えていきたいものですね
草刈りをしたら、罪悪感に苛まれました
おはようございます
やっと西から徐々に梅雨明けしてきているようです。
ここ、東海地区は8月に入ってから梅雨明けとなるようです。
長い梅雨でしたね
ここからは一気に気温が上がるようです。特にお盆過ぎてから気温が高いようですので、要注意
ですが、随分前のブログでも書きましたが、今年は「閏4月」が入っています。今日は旧暦では6月11日。
一ヶ月季節が後ろ倒していると考えても良いのではないでしょうか。
さて、雨間で圃場の草刈りをしてきました。
雨が多くて、草は伸び放題。えいやっと草をなぎ倒したところ・・・
・・・なんか出てきた。
まんまるの卵なので、ヘビ?
かと思ったのですが、よく見ると卵の回りに羽が落ちています。
鳥の卵だったようです。
卵をぶった切らなくて良かった~
・・・
・・・よく考えましたら、薙ぎ払った草は鳥さんのお家だった?
全部刈ってしまいましたが、お家を壊してしまった?
そっ・・・と、周辺に刈った草を盛ってみましたが、親鳥は戻ってきてくれるのでしょうか?
周辺はハクビシンが出るし、アライグマもいるし、カラスもいっぱいいるし、卵が食べられてしまうかも?
草刈りで圃場はスッキリ綺麗になりましたが、鳥さんに対する罪悪感でいっぱいになったのでした。
今年は本当に虫が多い!
梅雨真っ只中です例年であれば今週中には梅雨明けしますが、天気予報ではまだまだぐずついた天気が続くようですねここまで雨が多く、日照の少ない梅雨はいつぶりでしょうか。ここ数年は空梅雨ばかりでしたので、こんなにジメジメとしたのは逆に新鮮になっています
さて、先日に続きみかん関連の話です普段見ないようなバッタが散見されたのもそうですが、今年は初めて見るお客さんがみかんの実にくっついていました。
ちっちゃいカタツムリみたいな巻貝。調べたところ、ウスカワマイマイといった、巻貝のようです。このマイマイ、葉や茎などを削って食べるそうです。この写真の実もマイマイにかじられたせいか、痛々しい姿になっています
今まで見たことのないマイマイがいるという事実が、今年はジメジメしていて虫が多い証拠ですね。ちょうど荒摘果作業中でしたので、もうしばらく被害も出ると思いますので、とても荒い摘果にしておきました
また長雨になっていますので、光合成促進、軟弱予防にMリンPKマグを散布しておきましたマイマイ予防に直接的には影響しませんが、硬い表皮のみかんであれば食べにくくなり、マイマイも嫌がって他に行かないかなーと考えています
2020年、東北水稲だより
梅雨の最中の晴れ間がとてもすがすがしく感じます太平洋側育ちの私は、一週間のうち半分ほど晴れがないとなんだか気力が衰えてしまうタチでしで、梅雨の時期はあまり元気がありません梅雨の中の晴れ間には、作物と同じく日光浴で元気をチャージして、現地指導がんばっています
さて、今年の東北地方は平年並みの6月中旬に梅雨入りし、ここ数年と同じように降雨の少なめの梅雨になっています。ただ、局所的に大雨の所もありますので、地域差が大きく影響しそうですそんな中実施した現地研修は小雨がぱらつく中でした。
今年は田植え後の天気に恵まれ、生育は前倒し傾向で来ています。分げつや葉齢が平年より取れていますが、一発肥の場合はチッ素過多による過分げつに注意が必要です。「中干しで過分げつを減らすから問題ない」との考えもありますが、せっかくイネが栄養を吸って作った分げつを減らすことは、肥料コストの無駄遣いと言えますヨ
手がかけられる人は、多くできた分げつをできるだけ活かす、と考えていただきたいです分げつが多い分、チッ素肥料も多くなり、チッ素を消化する発酵リン酸肥料のMリンPKも多くなります。現場を見させていただき、その分量をご提案する「現地指導」。ミズホ指導員の提案を一つの材料にして、今年も高品質・多収穫というゴールを目指しましょう
赤い宝石、最盛期
2020年の梅雨、愛知県は適度に降雨がある状態ですが、本日は気持ちの良い快晴です今年は男梅雨というような強い雨が降る印象です。特に九州の一部では非常に強い雨に見舞われ、被害が出ている所もあります。令和2年になり、ますます天候が極端になっていると感じますそのため、これまで以上に土作りが大切になってきます。土の緩衝力を高めておくと、豪雨の時は水はけよく、干ばつ傾向のときは保水良くなります。土作りへの意識が生産性に直結しますが、その傾向がますます顕著になりそうですね
さて、山形県が誇るサクランボその代表品種「佐藤錦」の収穫最盛期の現場にお邪魔しました。今年は冬の高温、開花期の低温があり、着果は例年並みでしたが着色が悪く、収穫最盛期が1週間ほど遅いとのこと。例年なら佐藤錦の終わり掛けから、次の品種の紅秋峰が最盛期に入りますが、今年は佐藤錦と紅秀峰が重なり気味とのことで、非常にお忙しい様子で恐縮でした
着色が悪いと言いつつも、ミズホ資材を使って頂いているこの園地では、赤い宝石がたわわに実っていました。このツヤ、素晴らしいですね
この園地では最高級ボカシ肥「MB動物有機ペレット」をご利用いただいております工場でしっかり管理された発酵を行い、作物に有害になることなくお使いいただけるボカシ肥です。施用初期から肥効が表れ、長く持続しますので、チッ素成分の割に高い肥効を評価頂いております。
MB動物有機ペレットは果樹だけでなく、畑作・水稲にも使用でき、水稲では流水施肥が出来ることも実験済みです。追肥では株間に置き肥や畝間散布といった使い方もできます。食味を高めるだけでなく、棚持ち向上にもつながるMB動物有機ペレット、果菜類の追肥・秋冬作の元肥にぜひいかがでしょうか。