株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
ついに収穫
最近全国各地で集中豪雨がありますねこちら名古屋でも先週は集中豪雨がありました。ミズホ本社の辺りは大丈夫だったのですが、市内には浸水した箇所も。今年もゲリラ豪雨が多いのでしょうか、心配です
さて、本社駐車場にある桃の木。ここ最近は盗難により収穫できない年が続いておりました今年は対策を行いました
カメラ作動中ですその甲斐あってついに収穫できましたお世話をしていた内勤担当も感無量です嬉しいのですが、対策をしないと収穫できないとは世知辛い世の中になったなと、悲しい部分もありますね
ミズホ恒例の糖度測定結果は……
欲を言えばもうちょっと糖度が出て欲しかったのですが、香りはとても良かったですよ収穫はたくさんできたのですが、虫害(カメムシやコスカシバなど)や鳥害が多くあり、完全な形で収穫できたものは少なかったですまた渋みが出てしまったものや糖度のバラつきもあり、やはりプロ農家さんは素晴らしいなと実感しました。
お礼肥にはMB動物有機ペレットとMリンPKを来年も美味しい収穫ができますように
梅雨の本格化の前にMリンPK
6/21の水曜日は、愛知県の梅雨入り後、二回目の雨となりました梅雨らしいしとしとした雨ではなく、台風のような風の横殴りの雨で、梅雨っぽい天候を実感できていませんただ、今まで乾燥していたところに雨が降ったことで、急激に湿度が上がりました。人間もムシムシしてて体力を奪われがちですが、作物も同じです。この状況の中、作物が弱ってしまっていると、カビ系の病気が一気に蔓延します日頃からMリンPKなどでリン酸を効かせて、ガッチリとしていて体力のある姿にしておくことが予防になります。また、体力を消耗している部分には、リーフアップバリアやPフォスタなどの葉面散布でガッチリ姿へのサポートをしておくと安心です
さて、試験圃場のミカンは花芽の時期を過ぎまして、真緑の幼果が肥大中です
写真は6/20の様子で、前述の雨予報の前日です。それまで、しばらく雨が降らず乾燥注意報も出ていたくらいで、水不足気味で実がゴワゴワしていました
前回の花芽のブログ記事から一ヶ月経過していますが、その間に雨が降ったのは7日間で合計64mm。そして冒頭の6/21の降雨量は55mmで、前30日間の85%ほどの雨が一日で降ったことになります。つまり、一気に多くの水分を吸収するため、生育が急激に旺盛になります
「こんなこともあろうかと~」(どこかの科学者が言いだしそうなセリフですが)、雨予報の前日の6/20に、苦土入りスーパーMリンPK、MB動物有機ペレットを散布しておきましたリン酸の効果で生理落果と裂果にブレーキをかけつつ、これからの暑い季節に向けてお弁当を持たせた、という考えです。
天気予報が曇雨天ばかりの時は、前もってMリンPK類を施肥しておくことが、あらゆることの予防と、品質向上に繋がりますので、やらなきゃ損です
果樹園廻りしながら。「今何する?」
果樹もいろいろ。園地もいろいろ。
日本には美味しい果樹がいっぱい。
「果物離れ」がささやかれていますが、以前、「Mリン農産物プレゼント企画」を開催した時も、果樹人気は抜群でした。
皆さんは、どんな果物がお好きなのでしょうか?
5月某日から6月某日、新潟~甲信の果樹園を回ってきました。いろんな作物を回ってきました。
今日は、こちら
はい「西洋梨の貴婦人」こと「ル・レクチェ」という新潟の洋梨です。
ラ・フランス?とか、黄色い洋ナシ?とか言われるように全国区の知名度ではないかもしれませんが、みずみずしさ、果面のつややかさ、味わい、どれをとってとびっきりの極上品なんですよ。(以前ブログでもご紹介しました)
晩秋初冬の収穫が終わると、スグに剪定、そして春になったら人の手による人工授粉(花粉つけ)、これからは袋がけの時期になります。 10月には上の写真のような「青い果実」のまま収穫、40日~50日の「追熟期間」を経て出荷されます。
では、この時期の栽培管理のポイントは?と言うと、
●新梢の停止、花芽分化、果実の肥大
●病害虫対策
摘果を終えたのちの梅雨前の時期には、「病害虫対策」として防除は勿論ですが、より光合成能力を高めるべく、「稼ぐ葉」に仕上げていくために、「MリンPK」=根系施肥、「Pフォスタ」=葉面散布施肥、を提案しています。
降雨が続くと、一般的なナシでも「胴腐れ」「輪紋病」が出ます。ル・レクチェをはじめとした西洋ナシでも、近年「セイヨウナシ褐色斑点病」なる病気が果樹園地域全体に蔓延し、贈答品の予約玉数に届かない程、大減収になったこともあります。
…というようにほとんどの方が、「地上部」に目が行きがちですが、実は西洋ナシは、この「新梢の生長」が進む時期がイチバン「新根」の生長量が増加する時期。つまり「地下部」も大事なんです。
「T/R率」に注目です。
➡「大きすぎる地上部(Top)で、小さすぎる地下部(Root)」のような行き過ぎた仮分数状態では、樹が持ちません。
地下部の充実をさせる仕事、とりわけ、毛細根量を増やす仕事は「リン酸」の役割です。「良く効くリン酸」はMリンPKです。
ミズホには、「MB動物有機」をはじめとした「ぼかし肥」シリーズによる高い次元での樹勢維持と同時に、「MリンPK」で、開花結実・花芽分化…生殖生長には不可欠な「リン酸」をキッチリ効かせらる技術があります。徒長の防止、光合成促進を目指す玉肥にも、一役買っています。
今こそ、今年の果実の為、来年以降の樹の管理のために、未来に繋がるリン酸を効かせましょう!
生育がちょっと前進
カエルの合唱が聞こえる時期になりました私の自宅から田んぼまでは少し距離があるので、遠くから聞こえるのですが、庭の睡蓮の鉢に住み着いているカエルが、毎晩季節の声を聞かせてくれて和んでいます
さて、定期的なミカンの生育確認に行って参りました。4月末の段階では、昨年と比べて2週間ほど生育が遅いと感じていましたが、その後の高い気温の影響で生育が促進されました
みかんの花のいい香りが園地に充満していましたといっても、まだ昨年と比べて一週間ほど遅いので、収穫までのどこかのタイミングで生育促進要素(高温、多雨)が出てくるのだと思いますその時に備え、光合成促進のMリンPK類や、代謝促進のためのリーフアップバリア、即効性のブレーキ役Pフォスタなど、ふんだんに用意しています皆さんも何かあったとき、すぐに使えるよう、特にMリンPKは多めに準備されることをおすすめします
【おまけ】この時期になると、毎年会社の周りに何かしらの虫がやってきます
毎年見るこの虫。ブドウの木の周辺に飛んでいるので、ブドウスカシバかと思っていたのですが、よくよく見ると足に毛が生えていますねということで、真っ黒ですがこの虫は「クマバチ」の一種でした。クマバチは姿は大きいですが、基本的に人を襲わない虫です。ブンブン飛んでいるのは巣作りの材料を探している場合が多いです。この度、その材料にゴムホースが選ばれたようで、ガジガジ削っています野生の生き物に対して所有権が通じないのは当たり前ですが、このままでは穴が開いてしまいますので、心配です