株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
みかんの新芽の様子~その3~
黄金週間も目の前ですね何かと予定を立てていらっしゃる方が多いと思いますが、週末農家の私にとっては、ごそごそと農作業を進められる、またとないチャンスです露地で夏野菜が栽培できるのは年1回、来年に持ち越さないように段取り良く進めていきたいものです
さて、長期休暇に入る前に、みかん園地の様子を観察しに行きましたところ…
幼木の新芽にアブラムシがたかっていました
「アブラムシは1匹見かけたら1000匹いると思え」と言われたのを思い出し、社内にあった殺虫剤で早急に対策です!また、全体的な強化のため、根を活性化させる秘伝のレシピ「バイオ根助」「キトチンキ」の混用液をカン水し、その後「サンレッド」を散水しました。幼木の新芽は守り切りたいため、今後も虫が付かないか小まめにチェックしていきます
成木の方では、今年の花芽や葉芽がすくすくと育ち、つぼみも動き始めています
しかし、今年は桜と同じく生育が遅いです昨年は4月2週目には開花始めの状態で、2週間ほど生育が遅れています春先の低温の影響でしょうか。
しかし、自然はうまく出来ているもので、どこかで辻褄が合って、例年のように育つものです。つまりは、生育スピードが上がるタイミングがありますので、定期的なMリンPKの施用と、Pフォスタによる即効対応で徒長抑制をかけていきます
プランターのさくらんぼ
ワタクシ、サクランボ狩りの美味しさに感動し、完熟、採れたてサクランボが食べたくて、3年前、苗木を2本購入しました
サクランボは、自分の花粉では受精ができない場合が多いので、高砂と佐藤錦の品種を1本ずつを丹精こめて育てています。
先週、花を咲かせ、これからいよいよ結実を迎えようとしています
一本は(写真奥)順調な生長なのですが、
もう一本が(写真手前)……
もう一本の苗木が、うんともすんとも言ってくれません
残念で残念で……
群馬県から昨日帰ってきた営業マンによると、北関東あたりでは、まだ遅霜の心配があるとのことで、サクランボの生産者さんは、リーフSGで霜対策をしなければ、と言っておられたとか。
全国的にも来週はまた寒が戻るそうなので、やっと咲いた花が落ちないよう今週中に対策をおすすめします
みかんの新芽の様子~その2~
愛知の平野部では桜も見頃を過ぎ、あちこちでピンクの絨毯が多くなってきました日に日に暖かくなり、日中の外ではちょっと動くと汗ばむほどに…4月でこの調子では夏のことを考えたくないです昨日の4月16日は、東京で最高気温が25℃を超えたそうで、今年も自然環境は波乱含みになりそうですね
波乱と言えば、今年に入ってから世界で30以上の火山が噴火していて、これはなかなかのハイペースです昨日も中米のコスタリカで噴火が起きました。昨年から世界中で噴火が多くなっていますが、ますます地球の動きが活発になっているということでしょう。それだけに気象への影響も大きくなり、作物栽培も安定させることが課題になってきます。こういう時代だからこそ、安定しない天候の中でも安定した栽培を可能とするMリンの腕の見せ所といったところでしょうか
なお、本日は夜にかけて全国的に天気が崩れる予報です。湿度が上がり、温度が20~25℃ですと、病原菌も活発に動きます。天候と同じく生育が崩れないように、注意・注意・注意しましょう!
●「リーフアップバリア」「Pフォスタ」の混用葉面散布で、耐病性強化、軟弱生育抑制を図りましょう。
さて、気温も上がってきて、みかんの芽の動きも速度を増してきたように感じます
1枚目が葉芽で、2枚芽が花芽です。ここまで芽が動いていると、パッと見で分かりますねこれらの芽は昨年からの貯蔵養分で動いていますので、昨年からの管理の結果がここでも確認できる訳ですね
ちなみに、この圃場周りでは「ナガミヒナゲシ」の花が咲いている時分に、この新芽の状況でした。何かの参考になれば幸いです。
今後は新商品の「MB動物有機ペレット」を使って、良質なアミノ酸をチッ素源として補給し、生育を確認していきます。生育がどうなるか、実の内容がどうなるか、とても楽しみです
―おまけ―
みかんの花芽にちょんとついていた茶色いモノ。付いていた条件から「コミカンアブラムシ」でしょうか。新芽にちょっかいを出されると、今年の実が台無しになってしまいます。発生の少ないうちに対処することとします。
花が遅いと出る影響
ここ名古屋の桜がやっと満開を迎えたのに週末は、雨模様
残念
春のこの季節は、昼はポカポカ暖かいものの、夜はまだ花冷えが続きます。
植物にとっては、平年と気候が異なると、もちろん悪影響です
植物は、花を開く時にエネルギーが必要で、咲きそうで咲かないという時は、樹の栄養を使ってしまいます。
なので、咲ける温度になった時には、栄養を使い果たし、花が落ちてしまう可能性もあります。
こういう時は、窒素、リン酸、カリウムの葉面散布が、効果的です
すべての栄養を葉や幹から吸収させて、栄養不足を解消し、花落ちを防ぎます
みかん新芽の様子(愛知県)
桜の開花発表があった名古屋ですが、街を眺めてみても桜色はあまり見られません。満開予想は4月6日ですがその通りになるか、花見の予定が定まらずもやもやしております桜と同様に果樹でも生育の遅れが見られます。根は動いていますので、リーフA液材などアミノ酸の葉面散布でつなぐか、じんわり長効きするバクヤーゼKや新ぼかし大将などの有機肥料を利用するかして、樹の栄養補給を進めていきたいと思います
さて、二週間ぶりにみかんのお世話に行ってきました作業内容は先ほどの話の葉面散布と、幼木(二年生)の花芽取りです。幼木は体づくりのために、なるべく早い段階で花芽を取りたい。ですが、今年は生育がのんびりなのも理解していますので、様子見も兼ねて園地に行きました。
案の定、芽は見えてはいるものの動きはなく、作業をするのはもう少し先になりそうです
こちらは成木の新芽の様子です。昨年の着果跡があります。今年は葉芽になりますかね先端が丸みを帯びているものが花芽、先端がとがっているものが葉芽、と耳学問では知っているのですが、実際に観察して確認していきます
さて、こちらの写真。下葉が黄化したり葉先から枯れているのが分かります。
①穴を掘って堆肥施用したこと → 根を切ったこと
②堆肥の熟度が足りなかった → 堆肥からのガス害
これは①の方が影響が大きいと考えます。みかんの下葉と根は特に密接に関わっていますので、断根によって不要になった葉(切った根と繋がっていた葉)が落ちているのだと思っています。
これも根が元気になるための通過儀礼だと前向きに捉え、サンレッドやキトチンキなど根作り資材を活用して、樹が今までよりいい根を作るサポートをしていこうと思います