株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
枯れ葉の中の彼は
名古屋では、日中はぽかぽかの秋日和です。また、近隣の山々でも木の葉が色んできて、紅葉を楽しむ季節になってきました暑いより寒い方が好きな私は、これからの季節が楽しみです
さて、秋の風物詩の紅葉 読んで字の如く、葉が紅くなる現象ですが、私は原理を理解していなかったので調べてみました要約すると、以下のようになります。
①普段目に見える緑色が、寒くなってくると分解されて、隠れていた黄色が見え始める。
②落葉の準備で、葉と枝の通路が閉ざされ、切り離しにかかる。
③通路が閉ざされた状態の葉で光合成された糖は赤い色素になり、最終的には落葉する。
何気なく目にしている現象も「なぜなぜ?」と掘り下げていくと、そこには生命の妙があるのですね紅葉しない葉は普通に枯れてゆきます。そう、ちょうど下の写真のような色の枯れ葉です。
変なところにくっついてる枯れ葉ですね………ってよく見ると足みたいなのがありますね
(茶番はこれくらいにして)会社の網戸に止まっていた枯れ葉の彼は、おそらく「アケビコノハ」という蛾の成虫でしょう。アケビコノハの成虫は口が鋭くなっており、それを果実に突き刺して吸汁するため、果樹害虫として知られています
ミズホの敷地内にある柿の実でも狙いに来たのでしょうか。現代の都会では逆に目立ってしまわないかと、心配してしまいました
みかんのでべそ
秋が深まってきて、紅葉を楽しみに出かける季節ですね水稲では刈取り後の一休みも束の間、次作に向けての残渣処理・土づくりに勤しんでおられるのではないでしょうか暦の上では、二十四節気の「寒露」、七十二候の第51候「蟋蟀(キリギリス)戸にあり」です。そして明日(10/24)から霜降となり、冬に向けて準備が整いつつある感じでしょうか
さて、先日ミカン畑に作業しに行きましたそこで見つけたミカン(宮川早生)の実が変なんです
ミカンのヘソ(ヘタ部分)が出ていますこれよりももっとデベソなミカンもあり、ミカンではなくデコポンじゃないかと疑うくらい立派なデベソでした。
ミカン栽培者に聞いてみると、「生りが悪いとこう(デベソに)なる」とおっしゃっていました。果樹で「生りが悪い」のは樹勢が強いということ。栄養生長と生殖生長のバランスがとれていなくて、栄養生長に傾いているのです。こんなときこそ、リン酸を効かせて生殖生長寄りにして、バランスを取るようにするべきでした
この実を食べてみると、ミカンの味はあるのですが水っぽく、糖度も9.9と低めでした逆に生殖生長に傾いて、とても多く着果した実は、小玉ですが酸味がしっかりとあり、糖度は11前後でした(お恥ずかしい数値ですが)。これらのバランスを取りやすいのがMリン農法です
効きやすいチッ素は常時吸いやすいようにして樹勢を高レベルで保ち、樹勢が強くなりすぎたときや、生育のポイントとなるタイミングにリン酸で抑える手法です。効くリン酸があるからこそ可能となるMリン農法、その真価をみなさんにお見せできるようにしたいと思っています
植物は手をかけた分だけ、しっかりと反応を返してくれます。その様子を見ながらいいミカンができるようにケアしていきます(3年計画で)
品種別!りんごジュース
おはようございます。
やってきました!食欲の秋!
果物がおいしい季節。
ミズホにもおいしい果物情報が届いています!
さて、先日、岩手のりんご園様より新製品が届きました。
りんごじゅうす!
ただのりんごジュースではございません
なんと!品種別に作られているのです
今回頂きましたのは、「サンつがる」「サンふじ」「サンジョナゴールド」の3種類。
せっかくなので、3種類を飲み比べてみました
サンつがる : 酸味が少なく、甘口で飲みやすい。
サンふじ : 酸味と甘みのバランスがよく、ふじらしい良い香りが味わえる。
サンジョナゴールド : 甘みよりも酸味が強く後味がスッキリ。ふだん飲んでいるリンゴジュースの味に近い。
品種の個性が出ていて、どれも美味しかったです。
ジュースになっているので、食感抜きで純粋に味が味わえます。
品種によってこれほど味が変わるのか!とビックリでした
もし、贈答品にしたら、贈られた方は驚くこと間違いなし!です
ブドウとクラシック
まだまだ台風18号の被害関連ニュースが飛び交っています。被害を受けられた方、お見舞い申し上げます。この災害をピンチと捉えるかチャンスと捉えるかは人それぞれですが、チャンスと捉えて取り組む方のお力になれるよう、ミズホも力を出し合います
さて、営業さんからいただいた、こだわり農家さん情報です
鹿児島県の南端で観光ブドウ農園を営んでいらっしゃる、その名もクラシックブドウ浜田農園さんその名の通り、ブドウにクラシックを聴かせているとのこと効かせるクラシックもモーツァルトが良いとのこだわり派です。ブドウ園では実際に演奏家の方々を呼んで、生演奏会も開催しているようです
ブドウだけでなく、マンゴーやブルーベリー、それらフルーツと地元野菜を提供する農園レストランなど、生産者と消費者をつなぐ取り組みもされています
『音楽が植物にいい影響を与える』という話は、耳にしたことがありますか?私は風の噂程度でしか知りませんでした
音というのは振動、つまり空気の震えです。体の小さい植物にとって、人間に聞こえる音量の音の震えは、風のように体を揺さぶります。人間も無風の草原にいるよりも、風のある草原にいた方が心地いいものですから、理屈は分からなくとも良さそうなのは感じますよね
また余談ですが、『いい言葉が水にいい影響を与える』という主旨の「水からの伝言」という本が90年代に出版され、一時期は物議を醸しました。このような話が出てくることから、人間が心地いいと感じるものは、人間以外にも共通しているのかもしれません。例えば動物が入る温泉とか
いろんな手法がありますが、目指すところはみんな同じ、高品質多収穫Mリン農法が生産者さんの最適解となれるよう尽力いたします