株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
泡の謎
おはようございます
先日、ミカンの生産者様を訪問しました。
今年はちょっと遅めの生育。
散乱しているように見えるミカンは、サルの食い散らかし。
熟れたミカンから食べられてしまうそうです。
ところで、『今年はほ場内の水が泡立つんだけど、何故?』と聞かれまして。
ミカンのほ場ですから、ほぼ山の上の方。
工場排水が入るわけでもなく、生活排水から洗剤のようなものが入ることもない。
サポニンがあると泡が立つことがありますが、サポニンが大量発生???
・・・で、調べましたら。
『植物プランクトンが多く発生して、多糖類を生産すると泡立つことがある。』
のだそうです。
栄養状態が良いと植物プランクトンが多く発生するようですので、ほ場内の栄養状態が良いとも言えますし、何等かの気象条件で植物プランクトンが大量発生する原因があったのかもしれません。
とりあえずは、悪いものではなさそうでホッとしました。
適期に刈取りましょう
エルニーニョ現象の影響かは分かりませんが、11月も半ばになるのにも関わらず最高気温が20℃を超える日が多々あります昼間は長袖1枚でも少し動けば暑い、といった日和です。個人的に秋が長いのはうれしいのですが、暖かい日が長引くと露地作物の生育が前倒しになることが懸念です
秋から冬にかけては根作りMリンPKの元肥はお使いいただいたと思いますが、生育が前倒しに進みそうなときはPフォスタの葉面散布をして、体作りよりも根作りに進むよう調整してください
さて、先日のブログでミズホの新人くんが「セスバニアの刈取り」を書いていましたが、その別報になります。大きく育ったセスバニアですが、タネまきは6月27日に行っています。そして刈取りを行ったのが11月7日。その栽培期間は……133日!完全に刈取りが遅れてしまっています
タネの説明には「草丈1.5~2メートルになったらすき込んでください。すき込みが遅れると茎が固くなります」と記載されています。今年の生育ではタネまきから85日で草丈2メートルになっていましたので、3ヶ月で刈取りというのが一つの基準ですね
こちらが刈取ったセスバニアの根元で、ちょっと太い部類のものになります。直径は両サイドが3センチ、真ん中が2.6センチです。これだけ太いと分解に時間がかかるとは思いますが、有機物の生産量は十分確保しましたので、来年の作付けに向けて着々と準備を進めて行きたいと思います
カリンがたっぷり
ある日会社に来たら何だか部屋が良い香り…
香りの正体はこちらでした。
コンテナいっぱいのカリンです。社員の1人のお宅のお庭で採れたとのことで、今年は豊作庭木なので残念ながらMリン使用ではありませんが、虫害も少なく比較的キレイ
おすそ分け頂けるとのことでしたので、数年前にカリン酒を漬けましたが、アルコールだと夜しか飲めないので、今年は砂糖漬けにしてシロップを作ってみたいなと思っております
カリンはそのままだと渋くて食べられないため、熟したタイミングが分かりにくいです未熟なものを調理すると、出来上がっても渋みが残ってしまうことも…
シロップを作ったりする場合も熟してから調理するか、1日前に丸ごと煮ておくと良いようです
熟したものの見分け方はこちら
全体が明るく濃い黄色になる
表面がベタベタとしてくる
香りがとても強くなる
ここのところ朝晩と日中の気温差が大きいですね私も少し喉が痛いので、カリンで喉を守りたいとおもいます
着色がじわりと進行中!
会社近くにある街路樹の銀杏もほとんど落果し、あの独特のニオイが薄まってきました気温も下がり、秋もずいぶんと深まってきたと感じます先日、近所の産直市場に行ったら早生のタマネギ苗が売られていました。この地域では11月から店頭に並ぶことが多いものですから、「もうすぐ11月になる」と気付かされた出来事でした
さて、最近は管理させてもらっているミカン園によく出入りしていますその理由は、収穫前の葉面散布で品質向上させるためです
リーフA液材でアミノ酸態窒素と総合的な栄養分を補給し、Pフォスタで光合成を促進し、リーフアップバリアで作物体を丈夫にしながら葉で作った栄養を実に送る手助けをする。品質を第一に考えておられる農家さんにとっては、このような葉面散布は当たり前のことなのでしょうが収穫まであと半月~20日、この追込み葉面散布を出来る限り進めていきたいと思います
ミカンもべと病になる?
おはようございます。
ここ、名古屋でも長雨が続いていました。
やっとお天気になりそうな気配です。
やはり、お天気は気持ちが良いです。
ミズホのミカン試験木も収穫直前となってまいりました。
少し色づいてきました。
8月の高温+干ばつで実の肥大が遅れていたのですが、
9月からの長雨でむくむく太ってきました。
MリンPKをたっぷり施肥してありますので、1カ月程雨が降り続いても糖度9~10度、酸度3~4%です。
味もぼけません
さて、園主様とお話をしている際に、
『こう雨が続くとミカンにべと病がでるんだよね~』
という話題が出ました。
ベト病?
ミカンでベト病がでるんですか?!
色々な作物を犯す悪玉菌なのでミカンに出てもおかしくはないですが、あまり聞きません
それっぽい傷は、
これ? 玉ねぎのベト病に似ているような?
今年の秋雨は梅雨以上でした。
気温も高く、色々な病原菌が繁殖してもおかしくはないお天気。
昨今は秋の長雨が多いので、予想外な病気の発生に注意が必要です