株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
春先の高温の影響(ミカン)
今年の名古屋近辺は適度な雨があり、スクスクと雑草の伸びが早いです。暖かくなってきて、また今年も草との戦いが始まりますね……今年は草刈り用のチップソーを新調しましたので、きっと力を発揮してくれることでしょう
さて、どこでも騒いでいることと思いますが、今年の冬は寒さが厳しかったものの、3月・4月は暖かく、5月はここ数年並に落ち着きそうです。暖かかった春先の影響で、果樹など永年作物は生育が前倒しで進んでいます
下の表はここ数年の月平均気温です。これを見ると赤枠2018年の3月、特に4月の気温が高いことが分かると思います。
今年と同様に、気温が高めで推移していた黒枠2016年のミカンの写真と比べてみます。
アングル等が違うので比べ難くてすみません
この2枚の写真は、2018年と2016年の同じ樹・同じ日(5/18)の写真で、どちらも着果後の様子です。分かりにくいと思いますが、花びらや柱頭の残り具合、実の大きさが1~2回りほど違うことが見てとれると思います。暖かかった2016年と比べても、ここまでの生育で5日~1週間ほど早まっていますちなみに春先の気温が涼しかった2017年は、5月中旬では着果し始めの段階で、花びらもしっかり残っている状態でした。2017年と比べると1週間~10日ほど早まっているようです。
気象庁の一ヶ月予報では、北日本以外では気温が高くなる見込み、との発表があります。今後の管理も前倒しとなっても対応できるよう、必要になりそうな資材は前もって準備しておくことをオススメします私たちも徒長を抑えるPフォスタ、総合的な栄養補給のアミノ酸液肥リーフA液材、代謝促進と病気予防のリーフアップバリアは既に準備完了ですどんな事態にも対応するための、普段からの根作り、緊急時の葉面散布による生育調整は、高品質な作物づくりに欠かせない技術です
ミカンの剪定を習いました
おはようございます!
ここ、名古屋では桃と桜と八重桜と藤が一緒に咲くという不思議現象が起きています。
3~5月が一気にやってきてます!
もう少し順番に花を楽しませてください~
もう梅雨にもなるんじゃないかという不穏な報道も…。
雨が降ったらMリンPKを使ってくださいネ。
さて、先日ミカンの剪定を教えていただきました。
私共の試験ミカン木に「樹勢回復目的で施肥」し続けた結果、ぼっさぼさに…
樹勢は回復し、葉と枝が増えてきたものの、どうしたらよいのか分からないので、ホゾを切るのと、少し邪魔な枝を切る程度の剪定しかしてきませんでした。
そこで今年は、ミカン栽培50年の大ベテランの生産者様に樹を見てもらって、剪定の仕方を教えてもらいました!
生産者様の第一声
『これじゃあ、ミカンの木があるってだけだ!山の木と一緒だ!』
う~ん、確かに。
枝と枝、葉と葉が重なり合い、かなり野性味あふれる姿。
傷だらけの野性的なミカンしか収穫できず、肌のきれいな箱入り娘のようなミカンはほぼとれません。
味は良いのですけれどもね
まずは樹の形を把握することを教えてもらい、無駄な枝は切るべし切るべし!
木全体に日が当たるようにすること。
茂らせすぎずに、夜露が当たるようにすること。
実に枝が当たらないようにすること。
樹勢の逃げ場を作ること。
といったことを意識しながら切っていきます。
情報が多すぎてパンクしそう
しかし、3年前に何も分からずに話をきいたときよりは少しは意味も分かるようになり、
「私達、進歩したね」
と、ちょっぴり自画自賛。
しかし、何十年もやっている人から見たら何もわかっていない素人集団。
この後、生産者様の園地を見せてもらい、整ったミカンの樹の美しさに感嘆の声を上げたワタクシ共なのでした。。。
商品価値があるミカンが収穫できるように、これからも頑張っていきたいと思います
初夏のような中のマルチ張り
今週はグングンと気温が上がり、14~15日は初夏を先取りしたような温かさになりました駐車場にあるモモの芽も、つぼみが膨らみ始め、動きが早まったように感じます桜の開花予想も早めに変わってきているようで、プライベートで桜に合わせて予定を組んだ私としては、これ以上早まらないことを祈るばかりです
さて、そんな初夏の気温の中、幼木ミカンの雑草対策として張ってあるマルチの更新に行ってきました張ってあるマルチがどうなっているかというと…
ボロボロのビラビラです…風当たりの強いところとは言え、張り方が甘かったのか1年でこの状態です
前回のマルチ張りは、初マルチという社員が二名いましたが、今回は参加者全員、一度は経験済みです
やり方を始め、必要な道具や流れなど、一度経験するだけで段取りが全然違いました(記録写真を撮るときも、顔を隠すだけの余裕があるくらいですから)
さて、そんな今年のマルチ張りの出来栄えは…
まずまずですかねもっとピッチリ張れるといいのですが、まだ斜面でピッチリ張れるにまでは至っていません
今回のは1年以上持つように、ピンを持ち歩きながら適宜補強して行きたいと思います。
春支度
ここ数日少し春の空気を感じるようになってきましたねと、いうのも私は花粉を感じる体質なので自分の目がかゆくなってきたことと、天気予報の花粉情報が「少ない」→「多い」に変わってきていることで春を感じているのですが・・・
さて、会社の駐車場の木々達も続々と春支度中です先週はイチジクを柿を剪定しました
柿はあまりお世話をしておらず、伸び放題で、木も大きくなりすぎて上の方は収穫できない状態になってしまっていたので、思い切って上3分の1を切り落としてみましたもしかしたら今年は実をつけなくなってしまうかもしれませんが、柿の木はもう1本あるので問題なさそうです。
イチジクはいつも通り、2芽~3芽残して切り戻しました前年は別の場所のイチジクの木の根元で堆肥を仕込んでいたらいつもより甘いイチジクに育ったので、今年は写真のイチジクの根元で堆肥を仕込み中です美味しいイチジクになりますように
三年越しの効果
束の間、春並の暖かい日になっています暖かいのはいいのですが、気温の上下は人間も植物も負担がかかってしまいます。世間ではインフルエンザも流行しているようですので、こんな時こそ早寝早起き・粗食・適度な運動で、健康体を保ちたいものです植物の場合は、代謝を促進するリーフアップバリアの葉面散布ですね
さて先日、手入れを初めて今年で4年目になる、試験ミカン園の剪定を行ってきました。
まだ隔年結果を解消できていませんので、裏年で生りが少ない樹は、ぼうぼうに伸びています。樹勢回復のために多めに施肥していることも影響があるのでしょうが、伸び放題でした
この姿を見て思い出したのが、お手入れ当初に園主さんから言われた「たっぷり肥料をやったなぁ、みかんは反応が鈍いから、三年後にドカッと影響が出るよ」の言葉。
一、二年前のこの時期の姿と見比べても枝の伸びが良く、やっと見た目に影響が出てきたと実感しました
一般的には窒素の施用で勢いが付き過ぎた場合、施肥でどうにかすることは難しいとされています。それは窒素(アクセル)だけで樹勢をコントロールしようとしているためです。「窒素だけ」になってしまったのは、リン酸(ブレーキ)が効かないから
しかし、ミズホにはMリンカリン(MリンPK)があり、リン酸が良く効きますそのためアクセルとブレーキ、どちらも使った樹勢コントロールが出来るという訳です
先ほどのミカンの樹のように、窒素(アクセル)をやって樹勢を強化し、スピードが出過ぎた場合はリン酸(ブレーキ)をやってコントロールすればよいのです。スピードが出過ぎて抑えた分は、根作り・体作り・花や実作りに回され、無駄になることはありません
試験ミカン園地の今年の目標
①三年越しの肥料の影響をコントロールすること
②コクのあるミカン作り
この二つを目指して、今年もお世話に精を出します
【おまけ】
剪定時に見つけた「優曇華の花」、この園地で二回目ですねこの吉兆が糧となるよう活かしていきたいものです。