株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
みかん収穫後
寒い日が続いていますね。ミズホのある名古屋でも朝は霜が降り、車のフロントガラスも凍り付くようになってきました。本格的に冬になりつつあります
そんな寒い中、みかんの様子見に行ってきました。みかんも『実』という肩の荷が降りて、少し落ち着いたような印象を受けました収穫直前にお礼肥として1本あたり半袋のMB動物有機ペレットを散布したこともあってか、長めの着果期間でも極端な樹勢低下は見られませんでしたただ、元々樹勢が弱めの樹もありましたので、そちらには追加でMB動物有機ペレットを散布しておきました。
樹勢の強い樹では下の写真の様に徒長枝が良く伸びています。
これら徒長枝の整理や誘引、その他の枝の整理を春にかけて行っていきます樹のバランスを取ること、隔年結果を抑えるための調整を目標にして、強すぎない剪定を心掛けてやっていきたいものです
第一回、みかん収穫
急に冬らしい気温になってきましたまだ自宅のコタツは出していませんが、そろそろ準備しないといけないな!と言うくらい、冬の様相を深めていますね
ところで、コタツと言えば?
そう、ミカンです11月中旬に今年一回目のみかんの収穫をしてきました今年は「裏年」で生りが少なく、無摘果ですがどうしても大玉化してしまいました。ですが、昨年休ませた生りの多い樹もありまして、一回目の収穫は1本あたり平均56kgとなりましたまだ未収穫の樹もありますが、樹勢が強いのでこのまま樹生り完熟まで持って行こうと思います
収量はいいとして、その品質は…?
10個ほど糖酸度を測定した結果、平均糖度11.1、平均酸度0.97。まずまずの数値となり、ほっと一息と言ったところですしかし、実際に食べてみると、水っぽく感じます…いわゆる「コクが足りない」という事でしょうか。ちなみに写真は比較的良い数値のものです
昨年は表年で、生りが多いための品質低下を気にして、収穫一ヶ月半前からリーフA液材を主体とした葉面散布を週一回、収穫二週間前からは週二回行っていました。今年は生りも少なく、少々気が緩んでしまい、収穫一ヶ月前から葉面散布を始め、週一回ペースで実施しました。
コクが足りないと感じるのはこれが原因でしょう。やっぱり作物は手を掛けた分だけ応えてくれますね。そして改めてリーフA液材の効果を実感しました
今年のみかんの出来は?
冬の足音ももうそこまで近づいてきましたミズホのある名古屋でも、最低気温が一桁になるのが連日となりました。私事ではありますが、そろそろサツマイモの収穫をしなければなりませんね
さて、タイトル通り、そろそろみかんの収穫時期になってまいりました今年は全国的にみかんは調子が悪いと聞いていますが…
今はこのような状態になっています少し手前側の葉が少なくて寂しい感じがしますが、実生りの方は多めです
この実の質はこの通り、鳥さんが保証してくれています。
鳥に全部食べられないように、嫌がらせ程度にリーフアップバリアを散布したりしていますが、効果のほどはあるのか要観察ですね
ミカンの受難
おはようございます
台風が過ぎ去り、一気に冬になりました。
「こたつでみかん」の時期がやってきましたね
先日はミカンの吉兆。
本日はミカンの受難でございます。
先日、ミカン農家さんを訪れました。
以前は地域ブランドを持つミカンの産地だったのですが、今はやめられる方が多く、2~3軒しか残っていないのだそうです。
そこで困るのが、
獣の襲撃!!
周りに園地がないので、獣害を一手に引き受けることになるのです。。。
こちらでも猿とシカの害で悩まされているとのこと。
おいしくなったミカンを一番に食べにくるのが「猿」
そして、ミカンがおいしい園地ほど、よりおいしい樹のミカンほど被害に遭いやすい
おサルさんも舌が肥えてますねー
おサルの撃退のために使っているのが、花火。
花火を鉄砲音と勘違いさせて、猿を逃げさせるのが目的。
遠くに猿がいるときはそれなりの効果を発しますが、
猿が近くにいるときは花火と認識されてあまり効果がないそうです。
ちなみにもう一つの獣害・シカの好物は「若木の皮」
ミカンの若木を植えると、全部シカに食べられてしまうので園地は縮小傾向なのだそうです。
新しく樹を植えても育たない・・・。
おいしく作れば猿がおいしく食べる・・・。
ミカン農家さんのご苦労の賜物でできたおいしいミカン。
味わって大事に食べようと思ったのでした。
ちなみに、今年は秋雨が長く続きましたが、「Mリンを使っているので味がのってるよ」と言われ、ちょっと安心ました。
ミカン栽培に吉兆が!
1週間ごとに台風21号、台風22号が通り過ぎ、雨風が強い週末が続きました週明けの今日からは西高東低の冬らしい気圧配置で、冬に向かって季節が変わっていく様子です本格的に寒くなる前に「MリンPKの早期配合」や「残渣処理のバクヤーゼK散布&浅起こし」をして、来年作の事前準備をすることをおススメします
さて、ミカンの季節がやってきました取り組んでいる試験圃場は、今年は「裏年」に当たります。昨年と比べて実生りに寂しさを感じますが、収穫前の追い込み「Pフォスタ+リーフA液(+リープアップバリア)」は抜かりなく行います。また、台風の雨の悪影響を抑えるため、台風前に欠かさずMリンPKも施肥しております収穫まであと僅か、最後まで気を抜かず葉面散布で管理していこうと思います
そんな中、葉の様子を観察していた時に、変わったものを見つけました。
葉の裏から糸にぶさらがった卵がくっついています。なかなか神秘的な光景です。調べてみると、これは「クサカゲロウの卵」のようで、別名「優曇華の花(うどんげのはな)」と呼ばれるそうです。優曇華のくだりは、気になる方は調べて頂くとして、クサカゲロウはアブラムシを食べてくれる益虫だそうですまた、この卵は吉兆だそうですので、今年のミカンの出来に良い兆しがあると前向きに捉えて、今後の管理にも精を出していきます