株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
暖かくなるのが猛スピード
南の方から順に、桜の満開宣言がされていますね今年は開花前後の異常な暖かさによって、開花から満開までの時間が短くなり、記録的な早さで満開に至っています。まだしばらく暖かい日が続きそうなので、更に生育が前倒しになり、桜が散るのも早くなるのでしょうね
とは言え、一年を通してみると、平年に落ち着くよう帳尻が合ってくるものです今後、急な低温や遅霜、秋以降の急激な温度低下などもあるかもしれません。急な対応に迫られて慌てふためくことがないように、緊急事態用のMリンPKやリーフSGなどの資材は、お守り代わりとして手元に所持しておくことをおススメします
さて、3月も終わりが近づいている今日この頃。ミズホ社内では機関誌「THEミズホ」の2018年5月号の編集作業が着々と進んでいます今回もミズホ営業マンが全国各地で体当たり取材してきた「生きた情報」をお伝えするべく、編集メンバーが四苦八苦しています。
そんな編集時の一コマから抜粋。下の2枚の写真、何をやったらこんなに変わったと思いますか?(※どちらも同じ日に撮影しています)
答えは4/25発送予定の「THEミズホ」2018年5月号の中に掲載します。
この記事の詳細が知りたい方はミズホ会に入会されて機関誌を購読されるか、機関誌の単品購入(定価¥350)して下さい。この比較試験の全貌が分かりますよ
ミズホ会の入会についてはコチラ
トラクターがやってきた!
おはようございます!
ついにミズホにもトラクターがやってきました!
取引先様に、はるばる山形から持ってきていただきました。
納車から使い方指導まで丁寧に行っていただき、ありがとうございました
『ヤンマーのF-7でこんなに綺麗に現存しているのは珍しい』
と言われるくらいの珍品(らしいです)
このトラクターの前のユーザーさんもMリンユーザー様。
だから何か良い効果がある …というわけではないのですが。。。
やはり何事も丁寧な扱いであることは一目瞭然。
車体の破損もなく、変色もなく。ハンドルにはハンドルカバーがかかっていたので、新品同様。
栽培の丁寧さのみならず、機械の扱いもとても丁寧なのでした。
私たちも丁寧な栽培を行っていきたいです。
ところで早速、トラクターが泥だらけになっていますが、これから洗浄するところなんですよ!(汗)
雨降り前の農作業
2月の末日は日本全国を春の嵐が襲いましたね名古屋でも夜が更けるに従って雨風が強くなり、夜中は雷が鳴る大荒れの天気でした。天気図を見ても、台風みたいな気圧配置で、強風もうなずけるというものです。
(図:気象庁HPより)
さて、そんな大荒れの雨になる前日にジャガイモを植えてきました(先日のブログでちょっと紹介した内容です)。土壌改良中の圃場なので、まだ排水性が良くなく、ここを逃すとしばらく植えられないからと、急ぎ足での定植です
種芋の量が多く、予定より大きく面積を取ってしまいましたが、なんとか無事に畝立て・定植完了です。
支柱から左側がデジマ、右側がニシユタカと農林1号です。今回はマルチ栽培ではないため、除草を兼ねた土寄せを適度に行う必要があります。手作業では大変ですが、管理機でウネ間を走れば良いようにしてあるので、肉体的には楽です
あと、こちらの種芋の写真。
切り口にMリンPK(粉)をまぶしてあります。ジャガイモの切り口の処置は、昔から言われている方法では「灰をまぶす」。最近ではジャガイモは酸性を好むため、アルカリ性である灰をまぶさず、むしろ「何も塗らない」という方法も取られているようです。
ミズホ式では「MリンPKの粉をまぶす」。ミズホ社員が実際に試した結果、初期から生育が良かったとのことで採用しています。私自身はこの方法しか見ていないので、普通の生育を知らないのは問題だと思いますが
ご覧の通り、今年の畑作業が始まりましたこのブログ上で「実体験した情報」をお届けできるようにがんばります
発酵熱で厳冬も関係なし!
おはようございます
ちょっと寒さが緩んだかと思ったら、また寒い日がやってきております。
今回の寒波を乗り越えれば暖かくなるようですので、春はもうすぐそこといったところでしょうか。
さて、先日愛知県のアスパラ生産者様を訪問しました。
例年1月中旬頃から10月までアスパラガスを連続出荷されています。
今年は特別に寒かったので影響はなかったですか?とお伺いしたところ…
「寒さの影響?全然ないよ」
というお答え。
実際に1月20日ごろから出荷を始め、訪問した2月初旬には連日100束のアスパラガスを出荷できているとのことでした。
寒さの影響が全然ない理由
それは、びっしりと敷き詰められるバクヤーゼで発酵された堆肥。
今年度は、くん炭と堆肥をサンドイッチ状にしてまいてあるそうです。
微生物の発酵熱のおかげか、厳冬期にもアスパラガスがニョキニョキとでていました。
しかも、太くて立派!
これは秋の紅葉を十分におこなって根に栄養を貯めた結果ですね
こちらのアスパラガスは太くても軟らかくて甘いのが特徴です。
ちなみに
堆肥は畝間にもビッシリ敷き詰められています。
根は畝間にも来ていますので、畝間も手抜かりがありません。
発酵熱のおかげか、無加温だそうです。
燃料代もかからなくて◎ですね
葉先枯れが病気を誘発するのは何故?
トマト生産者様のお話を聞いていて、一番のお困りごとが、
トマト栽培中盤からの葉先枯れ
からの
葉カビ病
葉先枯れは「カリウム不足」が原因で起こることが多いです。
葉先枯れの予防にはカリウムの補給が有効とされています。
では、なぜ葉先枯れから葉カビ病が出てしまうのでしょう。
おおまかな仕組みをまとめてみました。
対処としては
「葉先枯れをさせない」
そのためには、初期の根作りをしっかり行って、中盤以降の追肥が根から吸えるようにすること。
そして、定期的にPフォスタの葉面散布を行ってリン酸とカリウムを葉から吸収させることをお勧めします。
葉カビ病が出てしまったら、
Pフォスタにリーフアップバリアを混ぜて葉面散布し、葉カビ病の蔓延を防ぐと良いです。
ちなみに、枯れた花弁は水が供給されないので、ハウス内が蒸れている等していなければあまり病気の原因にはなりません。