株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
もみ殻のその後…
冬本番がやってきましたここ名古屋でも雪予報がないのにチラチラと雪が降る日がたびたびあります。自宅の庭で作っているブロッコリーも、霜にあたって葉が萎れています。とはいえ、寒さに強いブロッコリーは暖かくなってくるとまた復活します。人も野菜もしばらくの辛抱ですね
さて、今年の初仕事としてブログで紹介したもみ殻運搬ですが、その後どうなったかと言うと……
特に作業出来ていません
産業廃棄物の投棄と思われては面白くないので、立札だけ立てておきました近隣の方々に周知することって大切ですよね。寒いうちに作業をして、春からの段取りをスムーズにしたいものです
美味しいネギ
出張に出ていた営業担当より、お土産
大分の生産者様よりネギを頂いたとのこと相変わらず野菜は高値で、寒い時期に食べたくなる鍋の野菜達も手が出にくくなっていたところに、本当にうれしいです生産者様、本当にありがとうございました
並べて見てみると、どのネギもツヤとハリがあってとても美味しそう
美味しいネギは葉の部分は太く照りがあり、軟白部分は縦筋だけでなく細胞の網目が見えるものが良いそうです
このネギも葉はつやつや、軟白部分もピンとハリがあって薄っすらと網目状の細胞がみられましたので、これは期待できそうですね
軟白部をすりおろして糖度を測定してみると、8.4度。白ネギでは十分な糖度ですね。なんと現場で測定したときには12度のものもあったとのことそんな甘いネギ味わってみたいですね
この生産者さまの圃場の土質は『黒ボク土壌』肥料持ちはよいのですが、リン酸が固定化して効きにくくなってしまう土壌
生産者さまは自家配合「MリンPK」をしっかりと効かせて、身のつまったネギを実現されています
理想的なトマトの樹の姿
先日、長年お世話になっているトマト農家さんを訪問しました。
相変わらず良い樹の姿です
只今6~7段目。
秋の日照不足の影響で一段花が飛んだかな?というところがあるけれど、今挽回しているから大丈夫。
というトマトの樹には…
上部の段にも、たわわに実っていました。
『良い樹の姿です』な、樹の姿というのは、
ほぼずんどう型であること。
ずんどう型になっているということは生殖成長と栄養成長のバランスがとれており、実にも樹にも栄養が行っているということ。トマトの生産性が最も高い姿です。
このずんどう型にするのが、難しいのです。
多くが高段になるにつれて樹勢が落ちてきて、三角形=もみの樹のような姿になってしまいます。また、逆三角形=上に行くにつれて葉が大きくなるのは、窒素過多によって栄養成長に走ってしまっているということになります。
いずれにしても花や実がつきにくい状態なので、生産性が落ちてしまいます。
「どうやったらこの樹の姿になるのですか?」と伺ったところ。
「葉面散布をやること」
との回答。
もちろん、通常の施肥は行います。
それにプラスしてアミノ酸とPフォスタの葉面散布が欠かせないのだそうです。
特に4段目以降は土の中の栄養分を使い切ってしまい、樹勢が落ちてしまいがち。
促成も抑制も寒い時期に入ってくるので、葉面散布をするのが良いのだそうです。
ちなみに篤農家さんらしく、手をかけていらっしゃる点が、
「水は温めてからトマトに与える」こと。
今の時期の冷たい水を浴びせたら、トマトもショックを受けるしストレスになるそうです。
概ね25℃に温めてからカン水や葉面散布をされているそうです。
この方が地温を下げることがないので、樹が元気でいられるそうです。
キャベツ産地の状況
おはようございます
最近、野菜が高騰していますね
葉物は少量、もやしでカサ増ししながら大事に食べています。
さて、そんな中、冬のキャベツの一大産地。
愛知県の渥美半島に行ってきました。
例年はこの時期になるとキャベツを運搬するトラックがたくさん行きかっているのですが、今年はまばら…。
いつもならば道端にキャベツがコロンと落ちていて
「トラックから落ちちゃったのね。うふふ・・・」
なんて微笑ましい光景が見られるのですが。
今年は畑の様子が何か変!!!
いつもきれいに作物が並んでいるはずなのに、なんだかまばらです。
苗が活着しなかったといった雰囲気ですね。
秋の台風で根が傷み、根腐れが発生して消えてしまったり、傷から病気が入ったりして収量が激減。例年の2割ほどしか取れていない畑もあるそうです。
キャベツを収穫したあとの葉っぱも、この時期ならまだ生き生きとしているのですが、今年はだらんとして元気がない様子。
なにか生育障害が起きているのかな?という雰囲気です。
病気発生の畑では病原菌が増殖して、次作にも影響を及ぼします。
収穫後は、病気対策を行いながらすき込みましょう。
微生物で有機物を分解するバクヤーゼKは、野菜の跡地にも効果を発揮。
畑内に良い微生物を増やしておけば、病原菌が悪さをしにくくなります。
バクヤーゼKを10袋/反を使用めやすに、野菜残さと一緒にすき込むと良いです。
異常気象時こそ、微生物力で対応すると安定栽培ができますヨ
100リットルで約10kg
本格的な冬が近づいています。ここ名古屋でも早朝は水たまりの表面が凍るくらいに冷えてきました私は暑い夏より寒い冬のほうが得意なのですが、畑作業の時、長靴を履いたつま先が冷たいのだけはどうにも苦手です畑仕事も増えてきましたので、寒冷地仕様の長靴を用意すべきですかね
さて、私の平成30年最初の仕事は・・・もみ殻の確保です新年早々、もみ殻配布所がオープンすると同時に確保してきました最終的な量、およそ20,000リットル手作業で袋詰め→運搬積み下ろしをやりましたので、一日かけて15,000リットルくらいが限度でした。ダンプカーなど適した機械があればもっと早く出来たのでしょうが、贅沢は言えません。そこは気力でカバーです
ただいま手を入れている畑は排水性が悪いうえに、畑上部で水が湧いている状態で、いつ見に行っても水たまりができていますこの状態ではいい作物を作る事は難しいため、確保したもみ殻を使って畑の排水性を改善していきます
その一帯の所々で水が湧いているので、周りの農家さんも排水には苦労されているご様子。高畝にしたり、砂をまいたりされています。その中で皆さんに共通している対策は、毎年堆肥を投入していること。ある農家さんは「三年やり続けて、やっと少し作れるようになった」と言っていました。堆肥の効果はやり続けていくことで分かるものだ、という事例ですね
『土作り』はMリン農法の柱の一つ、ミズホの得意とするところです。
良質な堆肥の投入、または有機物の土中堆肥化で土を作り、栽培の土台を作ります。
ミズホのバクヤーゼ堆肥は好気性発酵菌バクヤーゼで分解させた完熟堆肥です。腐植質の補給だけでなく、有効菌・有効微生物の補給にもなります。農作業は迷うくらいなら早め早めに。寒い冬の間に春作の準備を整えましょう
ショベルカーの研修
おはようございます。
寒い日が続いていますね。
寒い中、ショベルカーの運転講習に行ってきました!
ショベルカーはユンボとか、バックホーとか色々言い方があるみたいですね。
明渠を掘ったり、水路を作ったり。
農業をやるには、運転できた方がよい乗り物です。
しかし、機械初心者には、
機械の仕組みや中の構造がチンプンカンプン
レバーも多すぎて動きがカクカクかつ、予想外に旋回したりして危険極まりない
手足のように動かす先生がどれほどカッコよく見えたことか
…ですが、2日間の研修を終えて、何とか動かせるようにはなりました。
まだ動かし方があいまいなので、これから実践で慣れていくしかないです!
忘れないうちにどんどん穴掘りをしたいと思います