株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
新鮮な作物はサラダでも!
本格的に季節が冬に変わりましたね。冬野菜が旬となり、美味しい季節です
ダイコン、ハクサイ、ニンジンどれも鍋にはピッタリの野菜ですが、先日弊社の営業がお客様からこの3つの野菜を頂いた時に「生で食べてみてね!」とのお言葉が
お客様のおすすめ!とのことでしたので、野菜スティックにして社内で頂いてみました
ダイコン、ニンジンは細切りにしてサラダでもお馴染みかと思いますが、ハクサイは生で食べるというスタッフは社内でも少なく、ワクワクしながら実食
どの野菜も瑞々しく、えぐみもなく美味しく頂けましたよハクサイも生でも甘味を感じられてシャキっとして癖になる感じです
個人的にはハクサイは生のまま細切りにして、熱したオリーブオイルやごま油を上からかけてから、塩をかけてたべるのが好きですカリっと焼いたベーコンなども載せても美味しいですよ
お鍋を作る時に余ったお野菜で箸休めにいかがでしょうか
産地から朗報と
29年産の生姜は、種イモの質が原因なのか、前半の降雨量が少なかったからか、今年は、作付当初より生姜の生育が良くないとの情報が多く入りました
しかし、MリンPK利用初年度の生産者さんたち(宮崎県、鹿児島県、岡山県)からは、まわりの生産者さん達に比べ、良いものがしっかりとれたとの朗報が届き、しかも今年の取引相場は高値推移
ミズホ会員さんたちは、後半の長雨にも負けず、好結果を得られたようです。
収穫後には、早速、バクヤーゼKの散布を実行されています
朗報の一方で、白菜産地からは、SOSが
『球が太らない!』
『とうが立ってきた!』
『どうしたいいの』
原因は、定植時期の長雨、日照不足。
定植時期の日照不足と土壌の過水状態は、定植後の根張りを著しく邪魔し、さらに、葉の分化も進みません。
残念ながら、今からでは時すでに遅し…。
しかし、バクヤーゼK、MリンPK利用者は、例年通り順調な生育との事で、一安心
お鍋が美味しいこの時期、白菜が高騰してしまうのでしょうか?
少し心配です
サツマイモの収穫&キュアリング
遅い時間の更新となりました。
何をしていたかといいますと・・・
サツマイモの収穫を行っていました。
長雨とまあまあ高い気温のため、なかなか葉色が落ちず・・・
11月に入ってもこのように青々としていました。
これでは掘れないので、Pフォスタの葉面散布&MリンPKを(手荒くも)葉の上にバラマキ!
2回雨が降りMリンが効いたのか、それとも気温も下がってきたためか、10日後に
何とか葉色が落ちました。ヤッター
そして急に寒波がやってくるそうなので、あわてて芋ほりを行った次第です。
そこそこの収穫が出来、一安心。
ところで、青果物の多くは収穫直後が新鮮でおいしい!のですが、サツマイモは別。
デンプンを糖に変える熟成が必要なのです。
そのために行うのが、「キュアリング」。
このキュアリング。
32~34℃に保って湿度を100%にし、無風状態にして5日ほど保管する。
という、何とも難しい条件にしなければならないのです
家庭では発泡スチロールに入れて冷蔵庫の上に置いておく、地面に穴を掘ってワラをしいて埋めておくといった方法で行うこともあるそうなのですが、失敗して腐ってしまうことも。
・・・そんなワタクシもキュアリングをしようとして多くのサツマイモを犠牲にしてきました。。。
しかし、ここは研究室を擁する会社!
温度を保つ機械はある!
と、いうことで研究室の孵卵器をかりてキュアリングにチャレンジ!
湿度は濡れ新聞で確保! できるのか?!
心配をよそに、案外、温度と湿度を保つことができました
掘りたてのイモを食べたときの反応は(←なんだかイマイチ)
キュアリング後のイモを食べたときの反応は(←甘くなった)
どうやら成功したようです
キュアリングはイモの傷をコルク化してふさぐためにも行います。
甘くなって保存性も良くなるので、サツマイモ産地では欠かせない技術です。
キュアリング技術を獲得したミズホ!
サツマイモ作りにも力が入ります
病気に負けないタマネギをつくる!
今月は、講習会シーズンのため、全国各地に営業マンが飛び回っています
この時期は、タマネギの定植時期のため生産者さんから『タマネギ』について、多数のお困り事を受けます。
『収穫してすぐ腐ってしまう…』
『病気が出て困ってしまう…』
これらの問題解決には、『MリンPK』がお勧めです
元肥にMリンPKを施肥することで、根量を増やし玉の肥大につながります。
病気に負けない締まったタマネギは、定植から越冬までに、いかに根を作るかがポイントです。
元肥のリン酸は毛細根を増やし、玉の肥大初期のリン酸は展葉を促し、肥大後半のリン酸は、甘味をのせ、締まった腐りにくい玉を作ります
タマネギは、リン酸がとっても大好きなのです
北海道発!連作障害って何
先日、今年からMリンPKを使用し始めた軟白ネギ生産者さんを訪問し色々話しをしてきました
ネギ栽培を始めて30年近くなるそうですが、『殆ど連作障害が出たことがなく土壌消毒もしていない』という事でした
軟白ネギを栽培しているところでは、殆どと言っていいほど大なり小なり連作障害で困っている場合が大半です
聞くと収穫が終わってすぐに堆肥をどっさり入れているそうで、その量は1ハウス100坪に約3t近くの量を毎作投入しているそうです
一般的にハウスの場合、一年間に消耗する腐植の量は10a当たり約堆肥2t分と言われているので堆肥の施肥量は2~3t以上(目標は4~5t)が目安になります。
その生産者さんは、2~3倍の堆肥を毎作入れているから驚きだ
結果的に、それだけの堆肥の投入は根張りの良い環境になり有効微生物が豊富で、土の団粒化で保水性・透水性・通気性・保肥力に富んだ地力の高い病気にも強い土壌になっている
収量も平均でも10tは取っているそうで、一番古いハウスが一番収量があるそうです
悩みと言えば毎作大量の堆肥を入れているので年々、畝が高くなっている為、作業する時に機械を入れるのに難儀するそうだ。
改めて堆肥の重要性を認識しました
連作障害の対策は、土作り!
北海道の生産者さんから、立派な軟白ネギをいただきました
しっかりと詰まったネギを、焼いたり、鍋でいただいても、みずみずしく美味しくいただけました
ちなみに軟白ネギの栽培で、大事なことは、根をしっかり作って、根量を増やすことです。
それには、土づくりが大変重要になってきます
こちらの生産者さんは、長い連作障害に悩まされていましたが、Mイーシーを使った『土壌まるごと発酵』で土づくりをしっかりすることで見事解消され、土づくりの重要性を実感されています
土壌まるごと発酵は、土壌中の善玉菌(有効微生物)を増やし悪玉菌の増殖を抑える方法で、善玉菌を多く土壌に住まわせて地力を高め、作物の根張り環境の改善や、有効微生物の活動が土壌病害の改善につながります