株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
紅葉させるのも技術の一つ!
こんにちは。
すっかり涼しくなり、秋の味覚や紅葉が楽しみな季節になってきました。
弊社近くの紅葉スポットでは、モミジの葉っぱを揚げて作ったモミジ煎餅が名物です。
とっても美味しいんですよ
さて、落葉樹やアスパラガスなどでは、「紅葉」が重要なカギを握っています。
篤農家ほどしっかり、きれいに紅葉させています。と、言っても過言ではありません。
紅葉した・・ということは、葉で作った栄養分を幹や根に送り、貯めたということになります。
つまり、春の萌芽や花をつけるための栄養分を作っておくには「紅葉」が必要になるのです。
紅葉ができたところでは、春先の動きが早く、しっかりとできますので、該当の作物はしっかりと紅葉させてくださいね。
いつまでも暑かったり、寒暖の差がなかったりすると紅葉が上手く進みません。
その時は、リン酸の葉面散布材「Pフォスタ」が大活躍です。
500倍液を3~5日おきに葉面散布すると、紅葉が進みます。
紅葉は綺麗なだけでなく、来作の出来不出来にも係わってきます。
Pフォスタを使って、しっかり紅葉させましょう!!
回復させるぞ!軟弱徒長のイチゴ苗
先日、 群馬県東毛地区のイチゴ圃場周りをしてきました。
ちょっとここまでの状況をまとめると…
(1)今年の7月下旬から8月ひと月の天候不順・日照量不足によって、イチゴ苗は軟弱徒長気味に。。。
(2)慣行指導では、「軟弱徒長の育苗後半=窒素切り生育調整」として窒素レベルを低下させ、結果として「心どまり」や「クラウンの不充実」を引き起こしがちに。。。
(3)去年のように秋の長雨が続くと「炭疽病」「うどんこ病」のリスクも高くなりがちに。。。
こういった「悪いサイクル」で定植時期を迎えてしまった方が今年は例年より多かった気がします。
でも、それを悔いても仕方ない。
イチゴの生長ステージは日々、次へ次へ。
じゃぁどうする?どう立て直す?
「苗質不良」「毛細根の根量」等もイマイチ?出遅れた?と思わず嘆き節…でも、
コッカラバンカイ!バンカイ!!
●定植後の「Mリン秀品イチゴ栽培」ポイント●
を書いておきます。
❶ 活着
❷ 根づくり
❸ 樹勢維持
健全な 根量・根張りの良さが、「収穫の谷」のない「連続安定出荷」につながります。
今こそ、しっかり健全な「主根・細根・:毛細根」を張ることが重要です。
ミズホ地区担当は、皆さんには
“「粘りある収穫」こそ、「初期の根張り」が、大事ですよ~” と 語り続けています。
※ 具体的な「基本の」一手 ※
・適度な土壌水分 = 「活着促進」には、土壌が乾きすぎないように。肩までたっぷり水を。
・確実かつ安定した活着 = 「バイオ根助(500倍液)」 を 5日に1度はチューブかん水または手かん水を。
・徒長STOP、耐病性強化 = 「Pフォスタ(500倍液)」 を3~5日おきに、葉面散布を。
・タイムリーかつ持続的な「高栄養補給」= 「アミビタゴールド(500倍液)」をかん水。月に1~2本程度を。また、「MリンPK液肥の素(500倍液)」を混用する事で、更なる健全な根づくりとアクセル(窒素)コントロールに。
知行合一! 善は、急げ!です。
Mリン(ミズホ)は、ピンチを救います。
サツマイモの食害
秋らしい季節がますます深まってきました地下鉄の駅からミズホ本社までの道のりにちょっとしたイチョウ並木がありまして、ぎんなんがコロコロ転がりながら独特の臭気を放っています。あの臭いに慣れるのはなかなか難しそうですところで、ぎんなんは秋の味覚の一つですが、食べ過ぎは食中毒になるそうなので、茶碗蒸しに一つ入っているくらいがちょうどいいのかもしれませんね
さて、ミズホの試験圃場は秋冬作の準備が着々と進んでおりまして、今圃場に残っているのはサツマイモだけとなっています。
このサツマイモ、序盤中盤と順調に育っていましたが、後半に入りかかった頃から葉に穴が開いているのが目立ってきました。
これまで原因となる虫が分からず、ちらほら見かけたバッタのせいかな、と思っていました。とりあえずサツマイモの代謝促進と害虫への嫌がらせも兼ねてリーフアップバリアを500倍液で散布していました。
先日、同じようにリーフアップバリアを散布していたとき、サツマイモの茂みの中から白い小さな蛾がいっぱい飛び立っていきました。きっとこの幼虫が原因だなと見当を付け調べてみると、「ヒルガオハモグリガ」にたどり着きました。
この「ヒルガオハモグリガ」は名前の通り、サツマイモなどのヒルガオ科の葉を食べて育つ虫で、8月以降に発生量が増えるとのことです。穴あき葉が目立ってきたのも、夏の盛り頃からでしたので、得心したところです
10月下旬以降の収穫に向けて様子を見ながら、リーフアップバリアや、リーフアップV2でヒルガオハモグリガの対策をしていきます。それと同時に、養分を素早くイモに流すためにPフォスタも散布して、イモの肥大を促進していきます
緑肥の分解経過①
一週間前の9月6日、11年ぶりに大型の太陽フレアが発生しました普段から空や雲の様子は気にしていますが、この報道があってからというもの、特に意識して空模様を見ていますと、雲の形や量、時間帯ごとの見られる雲がいつもと違うように感じました。フレアの前までは秋らしいウロコ雲やひつじ雲が空を覆っている場面を良く目にしたのですが、フレアの翌日、翌々日は、平地は快晴で、山手の方には立派な入道雲が掛かっていました特にフレアが到来した8日の夜は満月も近く、月夜に照らされた大きめのひつじ雲が、付かず離れずの間隔で空を覆っている場面が印象的で、こんな空模様は初めて見るなと、しばらく見入っていたくらいです
地球の気候が従来とは違ってきています。その結果、地球外からの影響によって受ける、地球の表情の変化具合も変わってきているんだなぁと、漠然と感じた事象でした
さて、ミズホの試験圃場では着々と夏作の片づけが終わり、秋冬作の準備が進行中です緑肥をすき込んだ(浅起こしした)所で、一週間経った様子です。もちろん分解促進のために自前のバクヤーゼK(バクヤーゼ菌+鶏ふん+米ヌカ)を散布してあります。また試験として、反面だけサンレッドも散布してあります。(トラクターの運転は練習中です)
表面部分の有機物が健在ですが、地中部分では分解が進んでいます。下の写真は地表から5㎝のところの緑肥の様子です。茎の表面がほぐれていますので、分解の真っ最中ですね
前回の緑肥のブログでも書きましたが、刈取り時は花が咲いていて、タネまきから約三ヶ月経っていました。そのため硬い所は稲ワラの倍くらいで、一般に言われている分解期間よりも長くかかりそうな様子ですそこで登場するのが有機物の分解菌が詰まったバクヤーゼKたっぷりと詰まっている分解菌を活躍させるため、これから一ヶ月ごとに起こして土壌に酸素を補給し、分解の様子を見て行こうと思います
緑肥の処理
8月4週目は、遅ればせながらの夏本番、といった気温になっていた愛知県週末からは一転し、気温が3度下がり、今週半ばからはまた暑くなりそう、という不安定な天候になっています。また、関東では多雨による日照不足、東北は低温・日照不足で、野菜の供給不足が懸念されていますこのような天候の時こそ、Mリンユーザーとそうでない方の差が出ます天候不良時は、根から吸収させるMリンPK、葉面散布のPフォスタ・リーフアップバリアを少量多回数施用して、常に作物の代謝促進を意識した生育調整をして下さい
さて、7月上旬にお伝えした、緑肥の話題です5月末に蒔いて、7月上旬に15~20㎝、そして8月下旬の様子がこちらの写真です
写真に写っている人は170㎝ですので、緑肥は約2メートルにまで伸びましたここまで伸びると、上の方ではちらほら花が咲いていました。案の定、元気なものは根元付近が直径3㎝ほどになっており、刈るのがちょっと大変でした
地力の乏しい畑ですので、緑肥のために途中で2回の窒素追肥と、1回のMリンPK追肥を行っています。種を蒔いただけでは1メートルにもならなかった、という話も聞きますので、追肥して正解だったと思っています
草刈り機で上から順々に細かく切断した後、土中堆肥化のためバクヤーゼと米ヌカと鶏ふんを散布しました。あとはすき込むだけです
上の写真は細断を行った二日後の様子で、緑肥の水分が抜けているのが分かります。来年の春まで土作りをするため、水分が抜けた方が土作りの面で都合がいいです
この緑肥と土中堆肥化の効果が分かるのは来年になりますが、来年の栽培が今から楽しみでなりませんがんばって土作りをするのはいいものですね