株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
2017年のオクラは芯止まりが早い
おはようございます。
梅雨は明けましたが、雨が降ったり止んだり・・・
ちょうど早生系のイネは出穂期を迎え、受粉できるのかな?と心配です。
さて、先日オクラの生産者様を訪ねました。
『今年は背が低いのに、もう芯止まりし始めて・・・』
芯止まりとは、樹のてっぺんで花が咲き乱れてしまう状態。こうなるとこれ以上は樹が伸びませんので、収穫は終わりとなってしまいます。
側枝を伸ばせば、また収穫できるようになりますが、1ヶ月ほどブランクが空いてしまいます。
さて、写真の状況は、葉っぱがとっきんとっきんで、これは窒素不足状態
ただし、「窒素肥料を入れて下さいね~」では済まされない状況が、今年はあるんです。
その原因が、『空梅雨』
梅雨入りしてもほとんど雨が降りませんでした。
栄養分は水に溶けてから吸うことができるようになります。
水がないと肥料をやっても、効かせることができないのです。
さらに、乾燥によって根が弱ってしまいます。そして、さらにさらに栄養分が吸えなくなってしまうのです。
今年はオクラの産地である高知県でも、このような状況が散見されるそうです。
そこで、対策は・・・
根を活性化させる 「サンレッド」
液体のアミノ酸態窒素で即効的に吸収される「アミビタゴールド」
2種混合が、とても良く効きます
今年はMリンPKで抑えるのではなく、窒素を上手に効かせることが収量に影響しそうです。
農業女子用管理機!
おはようございます。
先日、農機の展示会にお邪魔させていただきました!
トラクターが並ぶ姿は壮観です
そんな中でかわいらしいものもありましたヨ
農業女子仕様の管理機です!!
汚れが目立たないような色合い。
管理機って、使っているとドロドロになりますからね~
この管理機、今までにない機能が色々ついているんです!
ガソリンの携行缶を乗せる台がついているんです!
・・・まぁ、携行缶5リットルが重くて給油できないような女子は農業なんかやらないと思うのですが
しかし、ここにバケツを置いたりして
耕しながら石が拾える!拾った石は機械が運んでくれる!
便利ですねぇ
農業女子用のアイテムもどんどん増えてきていますが、ピンクとか、ハートとか
・・・そっちじゃない!!
というバージョンも多々ありますよね
個人的には農業女子は「性能が良い道具」で楽にできることを求めていると思います。
軽い力で強く耕せるもの。
楽に草刈りできる。
よく効く肥料。散布が楽な資材。
散布回数を減らせる農薬。
機械の上げ下ろしが簡単にできる車
などなど。
これからどんどん改良されて、「農業をやってみよう!」と思ってくれる人が増えるといいなと思います。
とりあえずの希望は・・・
馬力は強いけど、重量は軽いエンジンを開発してほしいな~と思います
ちなみに弊社製品では、よく効くリン酸肥料で軽量タイプ
一反あたりにまく量が1~2袋散布機に入れて背負っても楽々です
空梅雨の愛知
梅雨入り後、大して雨が降っていない愛知県ですミズホの試験農場に関係する愛知用水が、6月末から節水になるなど水不足が懸念されていました。その後、山の方では降っていたようで、現在節水は解除されています台風3号も相まって大雨に見舞われた地域もあれば、節水をする地域もあり、今年は特に、地域による降水量の差が大きい梅雨だと感じています。
気象変化の大きい年こそ、土作り・根作り管理の差が成果を分けます。Mリン農法を実践されている皆さんは、悪天候に負けない根作りと、良く効く発酵リン酸のMリンPKで、天候不良時でもおいしい農産物をたくさん収穫していただけると思っています。
さて、しばらく前に「緑肥の発芽率」の記事を上げましたが、その後の様子です。緑肥作物のセスバニアを蒔いたのは5月末、写真は7月頭のもので、約一ヶ月ほど経過したところです。
写真の「オジギソウのような楕円が連なった葉っぱ」がセスバニアです。写真を見ると、前回の記事から比べて発芽が進んだようで、セスバニアの発芽ムラの大きさというものを体感しました草丈は15~20㎝ほどに生長していますが、セスバニアよりもイネ科の雑草の方がよく育っていますね播種量は4g/㎡ですので、写真のような量ではまだ物足りません
セスバニアを大きく育てて有機物生産量を確保するため、チッ素としてバクヤーゼKを90kg/10a施用しました(N≒2.7kg)。今後の生長に期待です
天気の影響が…
北海道便り
7月に入り、夏本番となるのでしょうか…
6月、特に下旬には梅雨前線の影響で西日本を中心に記録的な大雨をもたらしました
雨の少ない北海道でも雨が多い6月でした。上旬には平年降水量の300%以上の地域もありました
日照量も少なく気温も平年に比べ低い日が多く、6月の中旬で氷点下を記録した地域もあったそうです。
その様な天候によって、早くも障害が発生しております
写真はトマトとネギですが、日照不足が続き、光合成が出来ないため根張りが悪くなり、水を作物の頂点まで運ぶことが出来ず葉先枯れ(石灰欠乏)の症状が見られます。
また、生育後半に発生しやすい葉脈間の黄化(苦土欠乏)症状も既に出ていました
お客様から上の方の葉っぱが枯れてきたという問い合わせも多くなっています。
この症状をそのままにしておくと、この様にカビが発生してしまいます。
日照不足が二日以上続いたら、発根と光合成の促進にMリンPKの施肥やMリンPK液肥の素、バイオ根助のカン水をお勧めします。また、リーフアップCaやPフォスタの葉面散布で発生時や予防の対策を行って下さい
これからの天候に期待しましょう
キュウリで成果が見えた!
おはようございます
営業担当は、現在現地指導の真っ最中!
水田も、畑もにぎやかになってきました~
今年からMリンを使い始めて下さったユーザー様のところに調子を伺いに行きました。
キュウリで比較栽培をされているところ。
左が化成肥料(普通のリン酸、カリウム肥料)、右がMリンPKです。
化成肥料のほうが茂っていてよさそうに見えるのですが・・・
上の写真は普通のリン酸、カリウム肥料を使った区画のキュウリ。
節間が長く、花の数もまあまあというところです。
Mリンを使用していただいたところでは、節間が短く、花数が多く感じられます。
実際に、Mリン区の方が「収量が多い」とのことです。
樹は小ぶりになるけど、たくさんとれる!とご評価いただきました
ところで。
写真の端々に写るネギ。
気になりますね~(笑)
実はこれ。害虫予防のために植えてあるもの。
コンパニオンプランツといって、違う種類の植物を一緒に植えて害虫を寄せにくくするという方法です。
こちらではネギとキュウリが一緒に植えられていました。
減農薬で栽培したい場合に有効です
房採りトマト
リコピンがいっぱい詰まってそうな、美味しそうなトマト~
このトマトは、『房採りトマト』と言って、
中玉サイズのトマト6~8個つけた房のまま収穫し流通する珍しいトマトなんです。
腐らせず、すべてを完熟させて収穫するのは、生産者の腕の見せ所です
が、しかし……
昨年9月の大雨で圃場が冠水
JAの職員さんや普及所職員さんからは、あきらめて植替えを示唆されたとか
周りの生産者さんたちは、植え直しをしたにもかかわらず、
こちらのミズホ会員さんは、あきらめきれず、奮闘して見事ご覧の通りに回復させ、例年以上の収量たどか
この結果にJA職員さんや普及所職員さんは、〝奇跡だ″ と感嘆されたそうですが、
いえいえ奇跡なんかではありません。
毎年きちんと『土づくり』をされる圃場管理と生産者さんの『技術力』が、功を奏した結果なのです